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5月20日は「世界ミツバチの日」
5月20日は「世界ミツバチの日」だそうです。(私も先輩に教えてもらい、先日初めて知りました(^^♪
なんでも、近代養蜂の先駆者であるアントン・ヤンシャ(スロベニア)の誕生日だそうで、生態系に対するミツバチやその他花粉を媒介する生物の重要性を改めて考えるための日なんだとか!
↓ロゴマークも可愛らしいですね♪
ミツバチなど花粉を媒介する生きものは、花から花に花粉を運ぶことにより、農作物を含む植物を受粉させ、地球上の生命を維持しています。人が食べるほとんどの穀物や食料の生産に関わっていると言われているのです。
これらの生きものは英語では「pollinator」(ポリネーター)、日本語では「花粉媒介者」または「送粉者」「受粉者」などと呼ばれています。ミツバチの他に、チョウやガ、ハナムグリ、コウモリ、ハチドリ、ミツスイなどの鳥類も含まれます。
人間はミツバチなど花粉媒介者のおかげで食料を得ることが出来ます。また、持続可能な農業や生物の多様性の保全にも重要な役割を果たしています。しかし、近年は大量にミツバチが死滅する現象「蜂群崩壊症候群」が起きていて、原因の一つは殺虫剤であると言われています。
さて、動物園のニホンミツバチたちは連日の雨にも負けず、花粉や蜜を集めに飛び回っています。羽が完全に濡れてしまうと飛べなくなり死んでしまうので、雨の日は飛ばないと思っていたのに・・・花粉をたくさん足につけて戻って来るミツバチを見ると本当に「ごくろうさま」と声をかけてしまいます。
左下の写真は、ペンギン舎の裏側に置いた巣箱の中です。今月の2日に入居したので、ほんの20日くらいの間にこんなに巣板が大きくなっています。
巣板には、右の写真のように卵を産み付ける巣房がたくさん集まっています。卵が孵り幼虫はこの中で働きバチからエサをもらって大きくなり、羽化します。空いた巣房には花粉や蜜が蓄えられ貯蔵庫になっていくのです。
まだまだ、梅雨は続きミツバチたちにとっては厳しい季節となりますが、みんな元気に
戻ってきてくれることを祈るばかりです。
ちなみに、日本での「ミツバチの日」は3月8日、「はちみつの日」は8月3日だそうです
(K)
2021年05月23日