公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2021年03月の自然動物園ぶろぐ

インカのめざめ

 

おや、今回はじゃがいもの話かな?と思ったそこのあなた。

 

 

 

 

残念!

 

 

タイトルにしておきながら、じゃがいもは全然関係ありません。笑

 

 

(知らない方のために説明すると『インカのめざめ』というじゃがいもの品種があるのです)

 

 

今回関係があるのは『めざめ』のほう。

 

 

動物園で冬眠から目覚めつつある、カメたちのお話です。

 

 

 

 

東京では早くも桜が満開になり、春の訪れを感じる今日この頃。

 

 

冬の間冬眠していた自然動物園のカメたちも徐々に起きて活動し始めました。

 

 

 

 

 

 

 

水の中で冬眠していたニホンイシガメもよっこらせと上陸。

 

 

 

 

 

 

 

まだ水の中にいる個体もいれば…

 

 

 

 

 

 

陸で体を乾かしている個体も。

 

 

 

 

(ちなみに去年の様子は こちら

 

 

これを見ると今年は去年よりも1ヶ月早くカメのぶろぐを書いていました!

 

 

それだけ今年の冬は暖かい日が多かったということかもしれませんね。

 

 

とはいえ、完全に覚醒するにはまだまだ。

 

 

カメたちのように、ゆっくりのんびり見守っていこうと思います。

 

 

 

 

(去年もぶろぐ書いていて自分でびっくりのR)

 

 

 

 


2021年03月29日

Dの告白

 開園を目前に控えた本日

 

ワタクシ、告白いたします!!

 

 

ワタクシ、飼育員のDは

 

この休園期間中

 

 

 

完ッ全に怠けていましたッ!

 

 

 

反省のため、この事実をぶろぐにアップし

 

記録を残しておきたいと思います

 

 

 

 

さて、一体何を怠けていたかというと

 

水槽の掃除 です

 

開園中は日々水槽のガラス面を綺麗に磨いていたのですが

 

お客様が来ないことをいいことに

 

水換えの時くらいしか磨かず、苔まみれにしていました

 

 

 

これでは中の魚も見えません

 

 

 

大変、申し訳ありませんでした

 

今日はちょうど水換えの日なので、一気に綺麗にしちゃいます

 

 

まずはフタを開けて、ろ過装置を取り除き

 

メラミンスポンジでガラスを磨きます

 

         ビフォー                    アフター 

 

 

全面磨いたら、ホースを使って水を捨てます

 

このとき大きなゴミも一緒に流してしまいます

 

 

半分くらい水を抜いたら、洗ったろ過装置を取り付けて

 

ゆーっくりと水を足していきます

 

 

あとは水がいっぱいになるまで待ちます

 

 

 

水を入れる時は数時間かけてゆっくり水を足していきます

 

魚たちは水温や水質が急に変化すると調子を崩してしまうこともあります

 

なのでじっくり時間をかけて新しい水に慣らしてあげる必要があるのです

 

そして、水がいっぱいになったら完了です

 

キレーな水槽だと、魚の様子もよく見れます

 

魚の健康管理のためにも、綺麗な水槽を維持しなくてはなりませんね

 

反省です

 

 

 

ちなみに、今回この写真を撮っていた時に気づいたことをInstagramにアップします

 

そちらもぜひご覧ください

 

ぶろぐとは違ってくだらない内容ですが・・・

 

 

(D)


2021年03月22日

サイチョウの『ナナ』が死亡しました

 

3月17日に、サイチョウの『ナナ』が死亡しました。

 

 

 

 

 

 

あまりに突然のことで現実とは思えない、というのが私の正直な気持ちです。

 

 

前日まで、むしろ当日の午前中までいつも通り過ごしていたのですが、午後に様子を見に行ったところすでに地面に横たわっており、そのまま眠るように息を引き取りました。

 

 

 

 

ナナは1994年11月12日に当園に来園しました。

 

 

誕生日は分かりませんが来園した日から考えると少なくとも26歳以上の年齢です。

 

 

もしかすると親子2代にわたってナナをご覧になった方もいたかもしれません。

 

 

寿命は30年くらいと言われていますが、まだまだ元気な様子だったのでこれからも一緒にいられると思っていた矢先の出来事でした。

 

 

 

 

※このあと解剖結果についてお話しします。

 

 

 苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

園で死んでしまった動物は、何が原因で死に至ってしまったのか、獣医さんに解剖していただいて、その理由を調べます。

 

 

ナナも例外ではなく、解剖して調べていただきました。

 

 

結果、肝臓の表面に斑点のようなものが見られたこと、心臓やその周囲の血管が固くなっていたことの2点が見受けられました。

 

 

詳しい死因については現在検査の結果待ちですが、おそらく心臓の疾患によるものではないかと推測されます。

 

 

ただ、上記の2点もわずかな変化であり、他の臓器もとてもきれいな状態で、不謹慎だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが私個人としては「ナナにとって良い状態で飼育できていたのかな」と嬉しく感じた場面でもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なでてほしい」と言わんばかりに隣にトコトコ歩いてきたり、くわえたエサを私の顔まで持ってきてプレゼントしてくれたりしたナナ。

 

 

私が働き始めてからずっと一緒に過ごしてきた、いわば相棒だったので寂しい気持ちでいっぱいですが、これからは檻のない広い空を思いきり飛びまわりながら、自然動物園を見守ってほしいなと思います。

 

 

  

 

ナナをはじめ、休園中に皆さんと動物たちとのお別れが続いてしまい私たち職員も非常に残念で仕方がありませんが、皆さんが楽しい時間を過ごせるよう引き続き頑張っていきますので、これからも自然動物園をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

(R)

 

 

 

 


2021年03月22日

驚きの白さ!?

 

今日はホワイトデー!

 

 

バレンタインにチョコをゲットできた幸運な方が心を込めたお返しをする日です。

 

 

皆さんはもうお返ししましたか? 忘れたらいけませんよ!笑

 

 

 

 

ところで、自然動物園でホワイトな動物というと…あの動物ですよね?

 

 

 

 

 

 

そう、コウノトリです!

 

 

その美しい白い体に魅了された者は数知れず…(担当R調べ)

 

 

実に神々しい鳥です。

 

 

 

 

というわけで今回はコウノトリ写真展を開催!!!

 

 

このぶろぐと皆さんの心を真っ白に染め上げようと思います!

 

 

 

 

 

 

 

片足でたたずむコウノトリ。凛とした表情もステキですね!

 

 

 

 

 

 

右下の羽根にご注目。

 

 

普段は黒一色にしか見えない羽根ですが、太陽があたるとなど様々な色に輝くのです。

 

 

コウノトリをご覧になる際にはぜひ注目していただきたいポイントです!

 

 

 

 

 

 

おそらく園のコウノトリの写真の中で、これが最も良い写真がこちら。笑

 

 

コウノトリは翼を広げると2メートル以上!

 

 

間近で見ると、とても迫力があります。

 

 

 

 

 

 

これこそまさに本当のホワイトデー!

 

 

雪とコウノトリの素晴らしい共演の写真。

 

 

 

 

 

 

これは私が自然動物園で働く前の秘蔵写真。

 

 

現在もいるショウジョウトキだけではなく、なんとフラミンゴもいた時代があるんですね!

 

 

 

 

さて『コウノトリは赤ちゃんを運ぶ鳥ではない』ということは、このぶろぐの読者のみなさんならご存知だと思いますが、これだけたくさんのコウノトリをご覧になった皆さんにはきっと良いことがあるはず!

 

 

3月後半もお互い元気に過ごしましょうね!!

 

 

 

 

(コウノトリよりも色白なR)

 

 

 

 


2021年03月14日

ヒツジの「こまち」が死亡しました。

2021年3月5日(金)にヒツジの「こまち」が死亡しました。

 

今年の1月に14歳になったばかりでした。

 

 

 

「こまち」は2007年2月にまかいの牧場から当園にやってきました。

 

「こまち」は穏やかな性格で他のヤギたちよりも一歩後ろにいるような個体でした。

 

優しい顔立ちと穏やかな性格も相まって、ふれあいコーナーではファンも多く

 

多くの方に愛されているヒツジでした。

 

 

 

ここ一年の「こまち」は高齢ということもあり、闘病の連続でした。

 

昨年の7月ごろから、蹄底(ていてい:蹄の裏)

 

に潰瘍ができてしまい、起立が困難になってしまいました。

 

ヒツジなどを含む反芻獣(はんすうじゅう:ウシやキリンなど反芻をする仲間)

 

は座りっぱなしになってしまうと、胃腸がスムーズに動かなくなり生死に関わります。

 

そこで、2時間おきくらいに飼育職員総出で支えながら立たせる時間を設けました。

 

痛みや筋力の低下からか、最初のうちは力が入らず支えてもらいながら

 

立つのがやっとという感じでした。

 

1ヶ月程で自力で起立し、ふれあいコーナーにも歩いて行けるほどになり、

 

日々の治療やケアの甲斐もあり、蹄底の潰瘍も良化していきました。

 

 

 

しかし、今度は9月頃に前肢の手根関節

 

(しゅこんかんせつ:人でいう手首にあたるところ)

 

が腫れてしまい、9月の終わりに後肢の繋(つなぎ:蹄のすぐ上の部分)

 

からも膿が出るようになってしまい、またしても立てなくなってしまいました。

 

治療と並行してまた数時間おきに立たせるリハビリを再開しました。

 

また、なるべく足に負担が無いよう、床にウレタンのマットを敷いたり、

 

曲がって固まてしまった前肢の蹄が削れ過ぎないようにプラスチック粘土で

 

特製の靴を造ったりと「こまち」の状態と向き合いながら日々試行錯誤の連続でした。

 

11月ごろには毎日のリハビリの甲斐もあり、支えられながらふれあいコーナーまで

 

歩けるほどになりました。

 

12月ごろからは施設整備班職員のお手製歩行器も使用し、

 

徐々に歩く時間も伸びていきました。

 

 

治療の甲斐もあり、2021年1月頃にはかなり繋の傷も良化してきました。

 

 

 

しかし、3月5日の朝出勤してみると、誤嚥をしてしまったようで

 

吐き戻しが多量にあり、ゼコゼコと苦しそうに呼吸をしていました。

 

酸素の吸入や、誤嚥してしまった乾草の吸引など職員全員でできうる限りの手を尽くしましたが、

 

残念ながら、15時前頃に死亡してしまいました。

 

この1年は辛い治療やリハビリの連続でしたが、最後まで本当に頑張ってくれました。

 

 

 

 

長きにわたり「こまち」を可愛がって頂きありがとうございました。

 

「こまち」の死を無駄にせぬよう、「こまち」から学んだ多くのことを

 

他の動物たちに還元していきたいです。

 

こまち、今までありがとう。ゆっくり休んでね。

 

(Y)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2021年03月09日

お口にくわえたきびだんご

 

現在臨時休園中の自然動物園。

 

 

動物たちはどのように過ごしているのか、今回はバードハウスの最近の様子をお伝えします。

 

 

 

 

 

まずはサイチョウ。

 

 

 

 

 

 

先日のサイチョウの日スペシャルインスタライブでは見事にエサをキャッチ!

 

 

大きなくちばしを器用に使えるところを見せてくれました。

 

 

 

 

 

 

特製のお団子をくわえて…

 

 

 

 

 

 

おや? 私にくれるの? ありがとうね~笑

 

 

 

 

続いてはオウギバト。

 

 

 

 

 

 

 

左から姉、妹、母の女子グループ。 そして…

 

 

 

 

 

 

大黒柱のお父さん。

 

 

 

 

 

 

いやいやお父さん! ご自慢の冠羽がみんなとかぶってます!笑

 

 

 

 

最後はコウノトリとショウジョウトキの水鳥コンビ。

 

 

 

 

 

 

あれ、ここはテレビ収録のスタジオ? 

 

 

鳥インフルエンザ対策のシートがまるでテレビのグリーンバックのようですね。笑

 

 

コウノトリたちはかなり警戒心が強く、いつも中に入っている私が来たときでさえこのように1番遠いところに行ってしまうほど。 

 

 

掃除などの作業中はここにいることがほとんどです。

 

 

せっかくの写真撮影でしたが近くには来てくれませんでした。泣

 

 

 

 

※追記

 

 

後日、食事中の写真を撮ることができました!!!

 

 

 

 

 

 

 

コウノトリたちは遠くにいましたが、おかげさまで休園中もみんなエサをよく食べ、元気に過ごしています! 

 

 

ご心配をおかけしていますが動物たちとの再会まで、もうしばらくお待ちください!

 

 

 

 

(サイチョウにもらったお団子はそっと返しておいたR)

 

 

 

 

P.S. いつもSNS等で動物園の情報を拡散してくださっている皆さまにこの場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます!

 

 

 

 


2021年03月04日

「何してるの?」

暖かい日が多くなりましたね♪

 

ワタボウシタマリン舎で作業していると、

必ずと言っていいほど「アン」ちゃんは見に来ます。

 

ワタボウシタマリン

 

この時は脚立に乗って高い位置で作業していましたが、

細い木を登ったりジャンプしたりするのはお手のもの!

とてもバランス感覚が良いんです(^^)

天井に指でぶら下がって移動することもできます。

 

ワタボウシタマリン

↑展示場の照明器具がついている高さにいます。

まるで「何してるの?」とこちらに言っているかのようです(笑)

 

 

ワタボウシタマリン

↑横からひょっこりこちらを覗きに来ました。

 

 

ワタボウシタマリン

↑そしてカメラに手を出して…

 

 

ワタボウシタマリン

↑カメラがぶれてこんな顔に(笑)

 

 

「アン」ちゃんは人工哺育で育ったということもあり、

人への警戒心が特に少ないです。

再開園した際にはガラス越しに「アン」ちゃんを呼んでみてください!

 

(H)


2021年03月01日

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