公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2021年04月の自然動物園ぶろぐ

ニホンリスの巣箱の裏側は・・・?

先日、昨年生まれのリスにマイクロチップを入れるため全頭捕獲し、そのついでに

(と言ってはなんですが)展示場と巣箱の大掃除も行いました。

 

リスの巣箱を外してみると・・・

 

こんな感じで大きな空洞になっています。

 

元々はハイイロリスという、ニホンリスよりも体が大きいリスの展示場だったので、

ニホンリスにはちょっと大きいサイズの巣になっているため、ニホンリス用に巣箱を

作ってもらっています。

 

巣箱の裏側はこのように小さめサイズの箱がくっついています。

 

 

展示場と巣箱をきれいにして、大掃除終了です!

リス達は急に捕まるというハプニングで大変だったかもしれませんが、担当者は

色々ときれいにすることができて満足の1日でした。

 

                            (B)

 

 

 

 

 


2021年04月30日

日々のミライ

2020年7月30日に生まれたブラウンケナガクモザルの仔ども、ミライ君。

人間と同じく仔どもの成長は目を見張るものがあり、担当者も日々

 

 

「あれ、こんな行動をするようになったんだ!」

 

 

とか

 

 

「こんなこともできるようになったんだ!」

と驚かされています。

 

 

 

そして何より、たどたどしくも元気に動き回っている姿は、見ていて飽きません!

 

 

 

普段なら「かわいい姿をぜひ見に来てください!」と書きたいところなのですが、

あいにく新型コロナウィルス感染拡大防止のため臨時休園中…

 

 

 

そんな中でも皆さんにミライ君の成長と魅力を伝えるべく、親バカ担当者は

公式Instagramに度々投稿をしてきました。

 

 

 

今回はInstagramをやっていない方々のため、そしてホームページに成長の記録を

残すため、順を追ってInstagramに投稿した動画を掲載したいと思います。

 

 

 

せっかくのブログなのでInstagram投稿時よりも解説多めでいきたいと思うので

「もう見たよ!」という方もまた見ていただければと思います!

(Instagram用の動画のためか表示が小さくなってしまっています。最大化して

ご覧ください。) 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、さっそく一本目の動画です。

 2021年2月15日投稿。

ミライ君生後6ヶ月過ぎ。この頃から母親の「ミニマル」から離れ一頭で遊べる

ようになりました。とは言えミニマルから遠く離れるということはなく、大体

すぐに戻れる範囲内で遊んでいます。ちなみにこの動画では左上で毛づくろい

されている個体がミニマルです。

 

 

 

開始15秒くらいに尻尾をワイヤーに巻き付けている個体を見ると、尻尾をワイヤーに巻き付けた後さらに自分の尻尾に巻き付けることでしっかり落ちないように固定しているのがわかると思いますが、ミライはまだまだ尻尾の使い方がヘタで、尻尾の先をうまくワイヤーに引っ掛けるだけで巻き付けるまではできていません。

 

 

 

クモザル最大の特徴ともいえる器用な尻尾ですが、うまく使えるようになるにも練習が

必要なようです。

 

 

 

次の動画は2月23日投稿。

ミライの行動範囲が広がる一方、ミニマルはそれが心配な様子。

このように半ば無理やり引き戻して自分の近くにいさせようとする行動も度々見られ

ていました。

 

 

 

さらに一ヶ月ほど経過した3月17日投稿の2本。

この頃はミニマルだけでなくほかの個体にもくっつくようになっていました。

しかし、やはりミニマルは心配なようで、大体の場合つかず離れずの距離を保ちながら常にミライの後を追い、様子をうかがっていました。

 

 

 

 そしてさらに一ヶ月後、4月29日投稿。

 

もう完全に大人と同じ餌を食べるようになっています。

 

 

 

エサの時間は全個体が活発に動き回るので安全なミニマルの背中にくっついていて、

ミニマルがちょっと腰を下ろしたスキを見計らってサッと近くにあるエサをかすめ取り食べていることが多いのですが、最近では背中を降りて自ら餌を探しに行く距離が少しずつ伸びてきていて、ちょっとずつですがたくましさも見られるようになってきました。

 

 

 

今後もミライ君の成長はInstagramにて随時紹介していきますので、もしまだ

Instagramをフォローしていない方がいらっしゃいましたら、ぜひフォローを

お願いします!

 

 

 

今もすくすくと成長しているミライ君。

君の日々の未来に、幸多からんことを!

 

 

(M)


2021年04月29日

博士!その研究は危険です!

 

オオアリクイの特徴といえば、長い舌、鋭い爪などいろいろありますが、

 

 

 

 

 

 

 

このふさふさの長い尻尾も忘れてはいけません!

 

 

なぜこんなに立派な尻尾を持っているのか、不思議に思ったことはありませんか?

 

 

ありますよね、そうですよね!!(強引)

 

 

というわけで今回はオオアリクイの尻尾についてのお話です。

 

 

 

 

この尻尾には主に2つの役割があります。

 

 

1つは寝るときに布団のように自分にかける、というもの。

 

 

ふさふさの尻尾を器用に自分にかけて寝ます。

 

 

 

 

 

 

こんな感じです。

 

 

その姿はまるで、バッグに体が丸ごと入っちゃう某エスパーな人のよう。笑

 

 

\ ハイーッ! /

 

 

 

 

 

もう1つは天敵が頭と間違えてくれるかもしれないということです。

 

 

どういうこと?と思った方。 そのお気持ちよーくわかります。笑

 

  

オオアリクイは襲われることが少ない動物ではありますが、決してゼロではありません。

 

 

そしてその天敵のひとつが『ジャガー』

 

 

ジャガーがオオアリクイを狙うときに、頭と尻尾が同じような形をしていることでジャガーを惑わせる可能性があるのです。

 

 

 

 

 

 

ためしに、皆さんもジャガーの気持ちになってみましょう。

 

 

遠くからアリクイを狙っているつもりで、「しめしめ…のんきにエサを食べておるわい…」と言いながらぼーっと見てみてください。

 

 

 

ぼーっと…

 

 

 

 

 

 

 

!?!?

 

 

うわあ…すごい生物を生み出してしまった…(汗)

 

 

なんだか悪の天才博士みたいなセリフを言ってしまいましたが、ジャガーからするとおそらく上のように見えることもあるのではないでしょうか。

 

 

「あれ、どっちが頭だ?」となるわけですね!

 

 

 

 

野生の世界は一瞬で生死が決まる世界。

 

 

『一瞬迷った』もしくは『一瞬間違えて尻尾に襲い掛かった』これだけで生き抜くことができるかもしれない。

 

 

そう考えるとすごい進化だと思いませんか? 

 

 

 

 

 

ちなみに、一見大きそうに見えるオオアリクイの尻尾ですが、

 

 

 

 

 

 

毛に隠れた部分はこんな感じ。 おっと、意外と細いですね。

 

 

なんと言えば良いか難しいですが、カンガルーやワラビーのようなしっかりした尻尾に長ーい毛がたくさん生えているイメージでしょうか。

 

 

うちわのような尻尾になっているわけではないのですよ!

 

 

 

 

 

 

さて、自然動物園は緊急事態宣言に伴い臨時休園となりました。

 

 

せっかくのゴールデンウィークですが、お出かけしたい気持ちをぐっとこらえて、1日でも早い収束を願いながら一緒に頑張っていきましょう。

 

 

 

 

(R) 

 

 

 

 


2021年04月25日

マイクロチップを入れました!!

 

少し前になりますが、昨年生まれた2頭のプレーリーにマイクロチップを入れました。

 

 

自然動物園のプレーリーは個体識別のために、全頭マイクロチップを入れています。

 

マイクロチップを入れるため、展示場の個体を全頭捕獲しなければならないのですが、これがまた大変で、1ヶ月くらいかけて徐々にエサの場所をずらして捕まえていきます。

なんとか捕まえて、健康チェックしていきます。

そして、マイクロチップを入れる様子がこちら・・・

 

 

 

 

全然人に慣れていないプレーリー達は大暴れ!!

なんとか獣医さんと協力して無事に終えました。

マイクロチップを読み取る機械リーダーで確認すると・・・

 

           

 

きちんと数字が出てきてばっちりです!!

昨年生まれのプレーリー達は現在、展示場にいます。昨年はなんとか2頭生まれましたが、今年はいまいち予兆がなく、残念ながらちびっこプレーリー達は見れないかもしれないです(T_T)

来年は繁殖に繋げられるよう群れの構成等、考えていきたいと思います。

 

(U)


2021年04月22日

ペンギンのヒナ、人工育雛でもすくすく育っています

  当園のペンギンたちは、8羽4ペアが毎年繁殖シーズンに入ると営巣・産卵・抱卵していますが、国内全体の個体群管理の調整から1ペアしか繁殖させることができません。その唯一繁殖できるのは、はんぺん♂と緑黒♀のペアです。昨年は、「死ごもり」といって孵化寸前に雛が死んでしまいましたが、今年は無事に孵化しました。1卵目が3月23日、2卵目が3月27日です。

 1週間ほどして2羽の成長に大きな開きが出始めたため、1卵目の雛を4月1日から人工育雛に切り替えました。人工育雛初日の雛の体重は、409gでしたのでエサはキビナゴを大きなものは半分にして小さなものは丸のまま与え始めました。

  現在は、体重も1500gほどになり(4月19日現在)、雛の時期特有のふわふわな羽で、エサをねだる声も日に日に大きくなっています。エサはキビナゴを与えていて、大きなものも丸のまま一度に7,8匹飲みこみます。やっと、よちよちと歩き始めましたので、そろそろ平日など日光浴もかねて園内に出ることもあるかもしれません。

 また、2卵目のヒナは親たちの元ですくすく育っています。周囲が静かな時は、ヒナの鳴く声も聞こえてきますよ♪

 

ペンギンヒナ1

ペンギンヒナ2

  孵化後4日齢 体重135g  4月1日(10日齢)で人工に切り替えた

 

 

ペンギン人工エサ 人工育雛2
 エサはキビナゴを解凍して与える      給餌のようす

 

 今後のヒナの成長は、Instagramでも紹介していきますのでお楽しみに♪

  Instagramはこちらから

 

 (K)

 

 

 

 


2021年04月20日

おや、どうぶつえんのようすが…!?

 

最近自然動物園にお越しになった方であればご存知かと思いますが、動物の名前や生息地が記載されている解説パネル(種名板)がリニューアルされました!!!

 

 

実は今までのものは私たち飼育係が自ら印刷して、ラミネートと呼ばれる防水加工をし、枠にはめていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いままでのシンプルイズベストな種名板から…

 

 

 

 

 

 

 

  

 

なんということでしょう…!

 

 

あのシンプルな種名板が匠の手により豪華なものに!!!

 

 

最近流行りのブラウン系の色味を使用し、とってもおしゃれな種名板になりました!

 

 

いま皆さんの脳内ではきっとあの番組のあの音楽が流れているはず!笑

 

 

 

 

ちなみに種名板の下にあるQRコードを読み込むと自然動物園ホームページの動物紹介ページに飛ぶことができますので、お越しの際にはぜひみなさんピッとやってみてください。

 

 

 

 

今年の5月5日で、開園38周年を迎える自然動物園。

 

 

(実は浦安の某テーマパークと同い年)

 

 

今もなお進化を続ける自然動物園に、これからもご期待ください!!

 

 

 

 

(特に劇的に変わったことは無く平凡な毎日のR)

 

 

 

 


2021年04月17日

お休み中です・・・

 

ふれあいコーナーがお休みになり、かなり経ちました。

動物たちがどのように過ごしているのか

気になっている方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回はモルモットたちがどんな日常を過ごしているかご紹介します!

 

朝、おはよう~と声をかけてモルモット舎の扉を開きます。

まだ寝ているモルモットも見られますね。

 

 

 

これからお部屋の掃除が始まります。

(掃除の様子は割愛します)

 

掃除が終わるとこのように外に出して日光浴をさせています。

 

 

ふれあいコーナーがお休みしていて、外の空気に触れる機会が少なくなって

しまったためです。

さんさんと降り注ぐ日光を浴びてとても気持ちよさそうです・・・

(春先の日差しは強いため、熱中症に十分気を付けています)

 

 

お昼前の時間には、みんなでお皿を囲んで餌を食べたり、乾草を食べて過ごしています。

 

 

 

 

午後になると餌の時間です。

キャベツやリンゴなどをあげています。

この時間はモルモット達が1日の中で1番盛り上がる(?)時間でもあります。

食べる楽しみはモルモットたちにももちろんあるので、餌の時間が楽しみで仕方ない

というようにプイプイ鳴きながら近づいて来ます!

 

 

 

みんなで一斉に近づいてくるので圧がすごいです・・・

そして、とっても密です。

 

 

 

 

餌をもらって満足したモルモットたちは、これからまったりした時間を過ごします。

 

 

 

 

モルモットたち、ふれあいコーナーに出ていない日は1日このような感じで

終わってゆきます。

寝て、食べて、まったりと過ごしているという印象でしょうか。

 

動物園が開園し、動物とのふれあいは休止していますが

一部のモルモットは午前と午後交代で少しずつふれあいコーナー

にて展示をしているので、ぜひみなさん会いに来てくださいね!

 

 

 

(I)

 

 

 

 

 

 

 


2021年04月14日

メディア出演情報

 

自然動物園のメディア出演情報をお知らせします。

 

 

【日にち】

4月15日木曜日

 

 

【番組】

テレビ東京『どうぶつピース!!』

 

 

【時間】

18時25分~21時48分

 

 

 

臨時休園中(撮影当時)の動物たちの模様が放送される予定です。

 

 

ぜひご覧ください!!!

 

 

 

 

放送はお知らせなく変更となる場合がありますのでご了承ください

 

 

 

 

(R)

 

 

 

 


2021年04月13日

猛禽たちは・・・

3月23日より開園いたしましたが、

鳥インフルエンザ感染防止予防対策のため

猛禽たちの展示再開はできず、

現在の展示場は↓

1羽もいません・・・。

 

 

バックヤードで過ごしている猛禽の様子をお伝えしたいと思います。

 

 

まずはモリフクロウ。 

移動先には展示場のように隠れる樹木がないこともあるのか、

落ち着かない様子で飛びまわることもありましたが、

最近になりようやく落ち着いてきた様子です。

でも、定位置ははじっこです。

 

 

続いてはトビ。

4羽の中では一番早くバックヤードにも慣れ、

餌もすぐに食べ始めました。

 

 

次にシロフクロウ。

移動先は防御ネットで覆われていて周りが見えないこともあり

落ち着かず、ネットの外で物音がすると

飛びまわったり鳴いたりする姿もみられます。

 止まり台にいることがほとんどですが、下に降りていることも。

 

 

最後はワシミミズク。

展示場では樹木の裏にいることも多いワシミミズクですが、

バックヤードの舎内には少し高い位置に台があり、

いつもそこにいることが多いです。

掃除をするために舎内に入ると見下ろされています。 

最近は、下の方にもある台に降りてくる姿も時々みられるようになりました。

 

 

鳥インフルエンザの終息も近いかと思いますので、

展示再開までもう少しだけお待ちください。

 

 

(O)


2021年04月10日

おかあちゃんファイト!

とても過ごしやすい気候になってきましたね。

 

 

リスザルたちも暖かくなってきたことで動きが活発になってきました。

 

 

さてさてそんなリスザルたち、昨年の夏に7頭のこどもが生まれましたが、最近の様子をのぞいてみましょう

 

 

 上が最近、下が生まれて間もない頃の写真です(^^♪

まだ少し小柄ではありますが、こんなに大きくなりました!

 

 

 

 

 

 

昨年の写真と比べると、成長の度合いがわかりますね~

 

 

綱渡りだってお手の物!

 

 

 

 

「こんなに立派になっているのだから、もう親離れしただろう」と思うかもしれませんね。

 

 

確かに基本的には親から離れて行動することが多くなってきましたが、実はまだ完全に親離れできていません!

 

 

おかあさんにおんぶしてもらっている姿をしばしば見かけますし、

実はお乳も飲んでいます。

 

 

 

 

完全な親離れまでもう少しかかりそうです(;^ω^)

 

 

それにしても、こんな大きなこどもを背中に乗せながら生活するのはとても大変そうですよね。

 

 

嫌がらず、平然としているおかあちゃん

とてもたくましい!

 

 

私はいつも軟弱ものと言われているので少しあこがれる…(゜-゜)

 

 

おかあちゃんファイト!!

 

 

(G)


2021年04月05日

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