公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2021年06月の自然動物園ぶろぐ

ヒカゲチョウの羽化(虫が苦手な方はご注意ください!)

4月の中旬頃、レッサーパンダが食べる竹を用意していたところ、床に1匹のイモムシが

落ちていました。

 

大きさは2.5cmほどのヒカゲチョウというチョウの幼虫で竹を食べます。

わかりづらいですが、顔がネコみたいな形をしているかわいい幼虫です。

 

 せっかくなので、余った竹をもらって育ててみることにしました。

 

拾ってから約2週間後、大きさは3.5cmほどになり、むっちりした感じになりました。

そして、プラケースのフタのところまで移動して・・・

 

フタにぶら下がるようにして丸まっていました。

 

そして次の日にはサナギに!!(ちょっとピントが合ってなくてすみません)

 

サナギになる時に脱いだイモムシの殻がこちら↓↓

顔の形がそのまま残っています!すごいですね!!

 

それからさらに約2週間後の朝、サナギを見てみると・・・

 

サナギの色が黒っぽく変わっていました。もうすぐ羽化しそうです。

しばらくはこの状態が続いていたのですが・・・

 

20分ほど目を離した隙にいつの間にか出ていました!残念!

出て来る瞬間が見たかった!

まだ少し翅(はね)が伸びきっていない感じです。

 

さらに時間が経って、翅もきれいに広がりました。

この後、しばらくジッとしていましたが、いつの間にか飛び立って行きました。

無事に旅立つことができて良かったです。

 

これからがチョウ(イモムシ)の季節です。

興味のある方はぜひ色々なイモムシを探してみてください。

 

                         (B)

 

 

 

 

 


2021年06月28日

その穴の向こうには・・・

 

皆さま、こんにちは~!

 

最近のプレーリードッグは繁殖期も終わり落ち着いています。梅雨に入ったため、大雨予報の時は巣穴に大量の水が入らないようにシートを張って対策しています。

 

 

 

そんなプレーリードッグ達のお家である大切な巣穴★

いつも展示場を掃除していると、一体中はどうなっているんだろう!?といつも覗いてみたくなります。

 

 

この巣穴、直径は10~25cm程で長さは5~10m、深さは2~3m程になります。巣穴の中にはいくつかの部屋があり、入ってすぐのところには方向転換する部屋、寝床、食糧庫、子育てする部屋があります。
巣穴の周辺は、掘った土を積み上げ“マウント”と呼ばれる見張り台を作り立って見張りをする時があり、群れの結束が強いプレーリードッグは外敵が近づくと「キャンキャン‼」鳴いて仲間に知らせます。私も掃除中に、外敵だと思われ悲しいことに鳴かれてしまうことがあります(T_T)

また、巣穴の入口の高さを変えることによって空気循環もしていて、穴が崩れてしまうときちんと修正もします。

 

 

プレーリードッグ達も、ただただ土を掘っているだけではなく快適に過ごせるように考えながら穴を掘っているんですね~(^^)

 

雨の時はシートが張られていて見れない事もあるかと思いますが、プレーリードッグと共に巣穴にも注目してみてくださいね★

 

 

 (U)

 

 


2021年06月25日

森の赤ちゃんその3

 

およそ3年ぶり3回目の『森の赤ちゃん』のぶろぐです!

 

 

森の赤ちゃんとは?と思った方は1と2の記事もぜひご覧ください。

 

 

   ↓↓↓

 

 

  ①    

 

 

 

 

ただいま二ホンイシガメ展示場ではトマトが芽を出し成長中です! 

 

 

 

 

 

 

小さくてかわいらしい花も咲き始めています。

 

 

 

 

 

 

1と2の記事をふまえて考えると、バードハウスは本当によくトマトが育つ場所だなと我ながら感心してしまいます。

 

 

(育てているわけではないのですよ!勝手に生えてくるのです笑)

 

 

 

 

しかし!ちょっと待ってください皆さん、イシガメたちにはエサでトマトなんて与えていません。

 

 

おや、これはおかしいですね…

 

 

あげてもいないのにどうしてトマトの芽が出てきたのでしょう?

 

 

もしかして怖い話でしょうか?汗

 

 

 

 

 

このぶろぐの読者の皆さんならお気づきかと思いますが、この謎の原因は今年の3月までここで暮らしていたサイチョウの『ナナちゃん』。

 

 

彼女にはエサでトマトを与えていました。

 

 

おそらくそのときにこぼれたトマトの種が、暖かくなって芽を出したのではないかと思われます。

 

 

ナナちゃんが姿を変えて会いに来てくれたのだとしたら…素敵な話だと思いませんか?

 

 

今どきの言葉で『エモい』というやつですね!

 

 

(エモーショナル=感情 感動したり驚いたり嬉しいときに使われる言葉)

 

 

 

 

どこまで大きくなってくれるか、楽しみにしていようと思います。

 

 

 

 

(予期せぬ再会?に心がおどったR)

 

 

 

 


2021年06月22日

【ブラウンケナガクモザル】赤ちゃんが生まれました

2021年6月6日、ブラウンケナガクモザルに赤ちゃんが生まれました!

 

 

 

アラレ母子1

お母さんは「アラレ」という個体です。

赤ちゃんはアラレにしっかりとくっついているため性別はまだ分かりませんが、

母子ともに元気に暮らしています!

 

 

 

アラレ母子2

クモザルの赤ちゃんはずっとお母さんにくっついていて、お母さんが付きっきりで

世話をするため、育児については我々飼育係の出番はほとんどないのですが、

赤ちゃんが元気に育っていけるよう精一杯のサポートをしていこうと思います。

 

 

 

生まれたての赤ちゃんはお母さんのおなかと同じような白い毛をしているため、

おなかで抱っこされていると意外と気付き辛いのですが、ご来園の際はぜひ

探してみてください!

 

(M)


2021年06月18日

モルモット シャンプーしました

 

先日モルモット全頭をシャンプーしました。

今回はその様子をお伝えします!

 

 

行ったのは5月中旬。

そろそろ暑くなってくるこの時期、

湿気でじめじめするので、衛生的に飼育できるようシャンプーを行いました。

 

 

まずは、こんな感じで全てのモルモットをカゴに移します。

 

 

 

 

 

 

それから1頭ずつ、丁寧にお湯で洗って、、

 

 

 

 

 

シャンプーをつけてゴシゴシしていきます。

普段毛がふわふわなモルモット達ですが、

濡れると違う生きものみたいになってしまいます。

 

 

(あわあわですね)

 

 

そしてお湯で流したあと、タオルで丁寧に拭き、ドライヤーで乾かして完了です!

 

 

(乾燥待ちの大渋滞が起きてしまいました)

 

 

 

 

乾燥させるといつものふわふわなモルモットです!

洗う前より毛がサラサラ、ツルツルになって爽やかになりました。

(写真と文章でしかお伝えできないのが悔やまれます)

 

 

 

 

 

 

洗ってもらってサラサラ、ツルツルになったモルモット達は

優雅にエサを食べていました。

 

 

 

 

自然動物園で飼育しているモルモットは約150頭。

全てを職員全員で手分けして、洗っていきました。

夏前の大仕事が終わり、これで爽やかに夏が迎えられそうです!

 

 

 

 

(I)


2021年06月14日

動物園の奥に住む

いきなりクイズです!

 

 

江戸川区自然動物園の正門から入場し、一番最初に目に入る動物はフンボルトペンギンですが、正門から一番遠い場所にいる動物は何でしょう??

 

 

即答でお願いします(笑)

 

 

正解は・・・

 

 

 

リスザルです!!

 

 

 

 

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在正門からしか園内に出入りできません。

そのため、来園者のみなさまが最後にたどり着く場所がこのリスザルたちのいる場所になるわけであります(`・ω・´)

 

 

リスザルのエサは、開園する少し前に与えているのですが、

園内を順番に回っていくとリスザルを見るのは最後になってしまうので、

みなさんがリスザルにたどり着く頃には殆ど食べ終わっていることが多く、

残念ながらお食事シーンをご覧いただけないなんてこともあったりなかったり・・・

 

 

そ・こ・で‼

 

 

今回はそんなお食事シーンを写真でお届けしますよ~

 

 

この記事をご覧になっていただいて、写真ではなく、「生で食べている姿を見てみたい!」と思っていただけたら担当者としてはとてもうれしく思います(^_^)

 

 

さて、そもそもリスザルが何を食べているかと言いますと

野生下では主に木の実や昆虫、小鳥なんかを食べることも(゚д゚)!

 

 

自然動物園ではリンゴやサツマイモなどの野菜果物類、ゆで卵やイナゴ、サル用のペレット(人工飼料)などを与えています。

 

 

こちらが自然動物園で与えているエサ(一部)です

 

↓↓↓

 

 

 

では、実際に食べている写真をご覧いただきましょう!♪

どうぞ!!!!!

 

 

 

 

 

ずっと観察していると真っ先に食べる物がそれぞれ違うので、そんな違いを実際に見てみるのもなかなかおもしろいですよ

 

 

 

 

基本的には手で持って食べるのですが、

時々犬の様に直接口に運ぶ個体もいたりします・・・

あまりお行儀のいい感じには見えないかもしれませんね笑

 

 

 

 

写真を撮る際に少し警戒されましたが、みんな食欲には敵わないらしく、すぐ食べに来てました笑

 

 

中にはエサよりもカメラが気になる方もいたようで、

カメラに向かって手をビヨ~ん('ω')

 

 

 

 

数枚の写真ではありますが、このような感じで毎日エサを食べています!

興味のある方は是非!開園直後にまっすぐリスザルのところまで!

 

 

朝一であればもしかしたら食べている姿をご覧いただけるかもしれません。

さらにリスザルスタートで園内を回ってみるのも見方が変わって、新しい発見なんかも出るかもしれませんよ(`・ω・´)

 

 

(G)

 


2021年06月11日

はい、チーズ!

 

いまから200年近く前の1841年の6月1日、長崎で日本初の写真撮影が行われました。

 

 

 

 

 

 

「さあ写真を撮るぜよ…!」と言ったかどうかは分かりませんが、これを記念して6月1日は『写真の日』となっているそうです。

 

 

 

 

そして6月1日の記念日は他にも…。その中の1つが『チーズの日』です。

 

 

なぜチーズの日がこの日なのか、皆さんはその理由、おわかりになりますか?

 

 

ヒントは『写真の日』が同じ日であること。

 

 

 

 

 

 

正解は『写真を撮るときの掛け声が「はいチーズ」だから』でした!!

 

 

(ウソのようなホントの話)

 

 

 

 

 

 

 

おっといけない、前置きが長くなりましたが、皆さん大好きなチーズは私たちの食卓に欠かせないと言っても過言ではありません!

 

 

牛だけではなく、自然動物園にもいるヤギやヒツジのミルクからもチーズは作られます。

 

 

でも皆さん食べることに夢中でどうやってミルクが加工されているのかご存知ない方もいるのでは?

 

 

そこで今回はミルクがどのようにチーズになるのか、のお話です。

 

 

 

 

 

まず動物たちから搾られたミルクは性質を変えないように低温でじっくりと殺菌されます。

 

 

次に、殺菌されたミルクに乳酸菌と酵素を加えて混ぜていきます。

 

 

 

 

 

 

(イラストではミルクではなく料理を混ぜていますが…笑)

 

 

 

 

すると次第にミルクが固まってきます。

 

 

この固まったものを『カード』、固まったところ以外の水分を『ホエイ』といいます。

 

 

 

 

 

 

(それはカード違い…)

 

 

 

 

 

 

(それはホエール…)

 

 

 

 

ちなみにグルメな方は『ホエイ豚』という豚のブランドを聞いたことがあるかもしれませんが、このホエイを飲んで育った豚がホエイ豚と呼ばれています!

 

 

 

 

その後、カードに圧力をかけたり、ひっくり返したりしながらさらに水分を抜いていきます。

 

 

 

 

 

 

\圧力!!!/

 

 

 

 

そして冷却やチーズの種類によってはカビなどを添加して、熟成させると美味しいチーズの出来上がりです!

 

 

 

 

 

 

 

うーん!出来立てのチーズだなんてよだれが止まりませんねえ! 

 

 

早く美味しいご飯屋さんでたくさん食べたいものです… 

 

 

 

 

 

(動物の話題が1行しか出ていないことに気付いたR)

 

 

 

  


2021年06月05日

猛禽類の展示再開と一部休止のお知らせ

鳥インフルエンザ感染症予防対策のため

展示を休止していた猛禽類ですが、鳥インフルエンザが終息し

展示場に戻り展示を再開いたしました。

 

もどって少し落ち着かない様子もみられましたが、

しばらくするといつもの定位置にいき

落ち着いた姿をみることができました。

 

 

 

 

 

実は昨年下旬にモリフクロウの展示場に少し変化があったのですが、

気づいていただけたでしょうか?

 

変化前               変化後

  

わかりづらいのですが…

以前は金網の前に亀甲網 がついていました。

「ここは何もいないね」と言われることが多いため、

少しでも見やすくなればと取り外しました。

あんまり変わらないよと言われてしまいそうですが、

ちょっとはモリフクロウが探しやすくなればよいかなと思っています(^^;)

よくいる場所は木の中ですので、探してみてくださいね。

 

 

 

シロフクロウですが…、

シロフクロウは暑さに弱いため、気温の下がる秋頃まで

冷房の効いたバックヤードで過ごしますので、

展示を休止いたします。

涼しくなる季節まで待っていてくださいね。

 

 

(O)

 

 

 


2021年06月01日

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