公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2021年11月の自然動物園ぶろぐ

お待たせしました!

 

こんにちは。

 

プレーリーファンの皆さま、お待たせいたしました!

いよいよプレーリードッグが12月4日より展示再開となります。

 

展示場の新しい土、新しい壁画、そして新しい仲間も加わり、

より賑やかな展示場となることと思います!

 

皆さま是非会いに来てくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

(I)


2021年11月28日

カマナイカマナイエブリバディ

 

毎年11月29日は世界アリクイデーです!!!

 

 

 

 

(注:左がアイチ、右がアニモ)

 

 

アリクイデーとは、とてもユニークな動物『アリクイ』について理解を深め、彼らが暮らす環境を守るためにみんなで考えていこう!という日です。

 

 

(歯がない彼らはどんな食べ物もカマナイで食べる!ということで某朝ドラ風のタイトルにしてみました!笑)

 

 

ですが一口に『アリクイを守ろう!』といっても、そもそもアリクイがどれくらい絶滅が心配されているのかピンとこない方も多いはず。

 

 

そこで今回は皆さんにその目安となる2つの指標をご紹介します。

 

 

 

 

【CITES】

 

 

正式名称は『絶滅のおそれのある野生動植物の種(しゅ)の国際取引に関する条約』。

 

 

英語の頭文字をとって『CITES(サイテス)』、もしくは『ワシントン条約』とも呼ばれます。

 

 

その種の希少性に応じてⅠからⅢまでのランクがあり、Ⅰに指定された動植物が最も輸出入の規制が強く、様々な許可が必要となります。

 

 

オオアリクイはこのうちランクⅡに指定されており、Ⅰほどではないものの輸出入にはかなりの制限がかかる動物です。

 

 

 

 

 

【レッドリスト】

 

 

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれのある野生生物のリストで

 

 

絶滅 EX

野生絶滅 EW

深刻な危機(ⅠA類)CR 

危機(ⅠB類)EN

危急(Ⅱ類)VU

準絶滅危惧 NT

低懸念 LC

 

 

の7段階に分けられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、レッドリストには138,300種以上の動植物が掲載されており、そのうち38,500種以上が『危急』以上の絶滅危惧種といわれています。

 

 

オオアリクイはこのなかで危急に指定されています。

 

 

絶滅危惧種のなかでは下のほうですが、それでも絶滅が心配される動物に変わりはありません。

 

 

このランクがどんどん下がっていくことを願うばかりですね。

 

 

 

 

 

 

さて、今回のアリクイデーは動物たちを守るための指標についてご紹介しました。

 

 

皆さんのお好きな動物がどのランクにいるのかぜひ調べていただいて、そしてオオアリクイをはじめとする地球で暮らす動物たちに思いを馳せる、そんな1日にしてみてくださいね。

 

 

 

 

(健康診断はランクBだったR)

 

 

 

 


2021年11月27日

ユニートの引っ越し

ワタボウシタマリンの「ユニート」は新たな家族と繁殖を目指すため、恩賜上野動物園へ引っ越しをしました!

 

ワタボウシタマリン

 

誕生から現在まで成長を見守り、また名前を覚えてかわいがっていただきありがとうございました。

 

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「ユニート」は2019年10月7日、自然動物園で誕生!

まだ子育てに不慣れだった両親は、時にはイライラし様子で心配もしましたが、

なんとか協力して「ユニート」を育てることができました。

 

ワタボウシタマリン ワタボウシタマリン

↑生まれて間もない頃の「ユニート」

 

ワタボウシタマリン

↑目がぱっちり開きました

 

ワタボウシタマリン

↑背中から降りて一人で行動するようになった頃の「ユニート」

 

その後誕生しやむなく人工哺育になってしまった「アン」の良き兄として時には遊び相手に、時には下のきょうだいの世話の仕方を教える先生になったり、家族にとってとても重要な存在になりました。

 

そんな「ユニート」も2歳を迎え、身体は家族の誰よりもガッチリとした大きなオスに成長!

 

ワタボウシタマリン

↑2021年生まれのきょうだいを背負うたのもしい「ユニート」

 

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ワタボウシタマリンは絶滅の危機に瀕しており、世界中で保全が叫ばれている種の一つです。

日本でも各地の動物園が協力し、血統登録簿を作成し計画的に繁殖を行っています。将来の計算をし個体群を管理するコーディネーターがおり、血統が偏らないようにペアリングを行っています。

 

自然動物園の両親も、もともと自然動物園にいた個体ではなく、母獣の「コニ」は静岡市立日本平動物園から、父獣の「サント」は千葉市動物公園から繁殖のために来園した個体です。

「ユニート」も繁殖適齢期を迎え、新たな家族を持つために恩賜上野動物園に引っ越しをしました。

 

野生下でも群れの中の個体は繁殖できる年齢になると群れから離れて新たな家族をつくります。

家族想いで面倒見の良い「ユニート」はきっとすてきな家族をつくってくれることでしょう!

 

ワタボウシタマリン

↑引っ越しの前の大集合!

 

自然動物園の家族は5頭となりましたが、引き続きあたたかく見守っていただけると幸いです!

 

(H)

 

 


2021年11月21日

ジャンボウサギのふくが死亡しました

 

ジャンボウサギの『ふく』が11月9日に死亡しました。

 

 

 

 

 

 

死亡する数日前から元気がなくなり、入院して治療をしていましたが残念な結果となりました。

 

 

現在のところ、体内にできた腫瘍によりエサを食べられなくなってしまったことが死因の一つと思われます。

 

 

 

 

 

ふくは2015年1月生まれ。当園には同年5月にやってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふれあいコーナーでいつも愛らしい姿を振りまいてくれた『ふく』。 

 

 

ふくを可愛がってくださった皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 


2021年11月19日

美味しいアイツがやって来る

水生コーナーのバックヤードでは

 

今は展示していない魚が展示に向けて飼育されています

 

以前には同じような内容で

 

ドマイナーすぎる魚「ニゴイ」をご紹介し

 

 

ワタクシの愛情が暴走しました

 

 

そんなワタクシの愛するニゴイたちは現在展示中です

展示してるニゴイの光沢のある鱗の美しさがたまらんので是非見て欲しいです、更に魅力を言えばシャイな性格もかわいらしく人が多いとあまり餌にがっつかず、少し落ち着いたころに少しずつ食べ始めます。その様子をじっと眺めつつ、にじり寄り、水槽の近くで食事シーンを見れたときのうれしさと言ったらもう!また、水槽の奥の方に居がちなニゴイたちがレイアウトの工夫によっていい感じに手前に居てくれたりすると・・・・

 

 

 

 

さて、今回は一味も二味も違ってメジャーな魚です

 

天ぷら、唐揚げ、甘露煮・・・・

 

見るより食べる方が有名でしょう

 

 

ハゼです

 

 

 

この魚、正式な名前はマハゼと言います

 

夏ごろに当園にやってきて

 

しばらくバックヤードで環境に慣れてもらっていました

 

ここ最近調子も安定してきているのでそろそろ展示しようと考えています

 

 

 

 

そんなハゼを紹介しようと思い、ブログ用に写真を撮ってて気づいたのですが

 

この、顔のラメの入ったような煌めきとか

 

 

 

めっちゃ綺麗じゃないですか!?

 

 

 

 

更に

 

お腹の青く輝く模様とか

 

 

 

めっちゃ綺麗じゃないですか!!!!???

 

 

めっちゃ綺麗ですよね!!!!!ね!!!

 

 

 

 

 

日本で身近にいる魚って地味なイメージを持たれがちなのですが

 

じっくり観察すると色々な所に目を奪われるんです

 

 

 

 

ハゼは食べてよし、愛でてよし

 

なんてお得な魚なんでしょう!

 

ワタクシ、ニゴイに続いてマハゼも推しメン決定です

 

展示開始をお楽しみに!

 

 

(D)


2021年11月13日

≪新商品≫動物缶バッジNEW!!

動物園のオリジナルグッズ人気商品、缶バッジの絵柄に新しい動物が加わります!
仕草の愛らしいニホンリス、人懐っこいシロビタイムジオウムのココちゃんが

缶バッジになりました。

 

そして、レッサーパンダの「ユウユウが欲しい!」「ブナは無いの??」という

熱いリクエストにお答えしてレッサーパンダは2種類になりました!!

全部で7種類、ひとつ100円で販売スタートです♬

 

ニホンリス

≪ニホンリス≫

ヤギ

≪ヤギ(きなこ)≫

プレーリードッグ

≪プレーリードッグ≫

ウサギ

≪ウサギ≫

シロビタイムジオウム ユウユウ ブナ  

≪シロビタイムジオウム≫

(ココ)

≪レッサーパンダ≫

(ユウユウ)♀

≪レッサーパンダ≫

(ブナ)♂

 


 ※このほかオリジナルグッズ一覧はコチラをクリックしてね

 


2021年11月13日

いいえ私はさそり座の女

 

11月2日はオオアリクイ『アイチ』の誕生日でした!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\お誕生日おめでとう!!!/

 

 

アイチはこれで9歳になりました。

 

 

ちなみに11月2日は十二星座だと『さそり座』にあたります。

 

 

ということはアイチは『さそり座の女』ということになりますね。笑

 

 

あの名曲ではさそりの星は一途な星だと歌われていますが、アニモとアイチの恋仲は未だにどうもイマイチなようで…

 

 

アイチに限っては、あの歌詞は少し当てはまらないようです。 

 

 

 

 

さて今回アイチは9歳になりましたがヒトでいうとだいたい30歳半ばから40歳くらいの年齢。

 

 

大人の色気出まくり、まだまだ元気なアイチをこれからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

(色気の『い』の字もないR)

 

 

 

 


2021年11月05日

油壷マリンパークより仲間入り

10月29日、 先月閉館となった油壷マリンパークからフンボルトペンギン4羽(オス1羽,メス3羽)が当園に仲間入りしました!

20歳になるお父さんお母さんとその娘2羽です。油壷マリンパークでは、アシカショーに チョイ出演していたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

 

 

現在、4羽はとても元気でバックヤードのサブスペースで過ごしています。当園のエサや給餌の仕方、プールなどに慣れてもらいながら健康チェックなども行い、展示場へ少しずつデビューしていく予定です。

 

さて、当園に来て4日が過ぎましたが、この子たち、、手からアジを全く食べません!私のあげ方がお気に召さないのか、アジの大きさが好みでないのか・・・仕方なくツルっとして小さいスメルト(ワカサギの仲間)をあげてみると、、、なんと!狂ったように食いつきます!どうやら、あげ方ではなく選り好みしているようです。油壷は、漁港も近いのできっといいお魚を食べていたのでしょう。でもスメルトは、食べやすいけど栄養があまりありません。スメルトばっかりってわけにはいかないのです!

スメルトの量を少なくして、バットにアジを入れ置いておくと・・・いつの間にか

空っぽに!お腹が空いて限界がくれば、置き餌のアジは食べてくれるようです。

まずは、一安心。

そしてもうひとつ心配なのは・・・4日間、一度もプールに入らないこと。ペンギンなのに?なんで、泳がないの????

 

不思議なことがいっぱいの「油壷メンバー」ですが、気が強い「えどがわ軍団」になじめる日がいつ頃になるのか、みなさんも暖かく見守っていてくださいね。

 

油壷マリンパークのスタッフのみなさん!

可愛い4羽のペンギンたちをありがとうございます♪当園のお客さまは、うちの動物たちをいつも注意深く観察し優しく見守ってくれています。これから4羽をお客さまと一緒に大切に飼育していきますので、安心してくださいね。

 

 

(K)

 

 


2021年11月02日

親子の姿、お見せします!

今年の6月6日に生まれたブラウンケナガクモザルの赤ちゃんですが、

「おかき」という名前に決まりました!

 

 

 

今回は「おかき」君の誕生から4ヶ月たった様子をご紹介したいと思います!

 

 

 

アラレライド1 アラレライド2

生まれてしばらくは安全でおっぱいに近いお母さん(アラレ)のお腹側に

いることが多かったのですが、徐々にお母さんの背中側にいることが増え、

今では写真のように、お母さんを立派に乗りこなす(?)ようになりました。

また、それに伴って体毛の色も白からおとなと同じ茶色へとすっかり変わりました。

 

 

 

白い体毛

ちなみにこちらは生まれた時の写真。

体毛の色の違いがわかりますか?

 

 

 

食べ物も母乳だけでなく、リンゴやオレンジといったおとなと同じものを口にする

ようになってきました。

 

 

 

<動画1>

 

上の動画ではリンゴスティックを口にしていますが…

まだまだ「おかき」君にとっては固いようで、なかなかうまく齧ることが

できないようです。

 ちなみにリンゴスティックはこの後おとなに奪われるという大変悲しい

結末を迎えることになりました(その様子は公式Instagramの10月8日の

投稿でご覧いただくことができます)。

 

 

 

さて、そんな「おかき」君と見比べてもらいたいのが、「ミライ」君。

 

 

ミライ君 

彼は昨年7月30日生まれで、「おかき」君とはほぼ1歳違いです。

つまりこの2頭を見比べることで、仔ザルが1年でどれくらい成長するのかが

よくわかるわけですね。

 

 

 

<動画2>

その「ミライ」君は最近こんな感じ。

エサも一人でおとなと全く同じものを食べられるようになりました。

「おかき」君が苦戦していたリンゴスティックも、難なく食べてしまいます。

 

 

 

今では親の「ミニマル」からも離れて、一人遊びに興じているのをよく見かけますが、完全に親離れしているわけではなく、まだたまに「ミニマル」の背中に乗っている

こともあります。

 

 

 

 絡まる尻尾

このお互いの尻尾を巻き付けあう様子は彼らの絆の深さを感じられるようで

担当者は大好きなのですが、この様子も「ミライ」君の親離れに伴って

なかなか見られなくなってきています。見れたらラッキーかもしれません。

 

 

 

ご来園の際はぜひこの2組の親子を見比べてみたください!

 

 

(M)

 

 

 

 


2021年11月01日

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