自然動物園ぶろぐ
魅惑の猛禽類
皆さんは猛禽類(もうきんるい)と聞いて何を思い浮かべますか?
名前は聞いたことがあってもいまいちよく分からない方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな知っているようで知らない猛禽類の魅力についてお話しします。
そもそも猛禽類とは・・・
ワシやタカ、フクロウの仲間の総称で、主に哺乳類や鳥類、爬虫類などを
餌としています。
江戸川区自然動物園には
シロフクロウや、ワシミミズク、ハヤブサなどが飼育されています。
動物園ではどんな餌を食べているかと言うと
シロフクロウやワシミミズクなどには餌用の冷凍マウスを
ハヤブサやトビなどには冷凍のウズラを
それぞれ解凍して与えています。
鳥類は歯がないため、咀嚼(そしゃく)はできません。
そのため、ハヤブサなどは餌を脚で押さえて食いちぎり、シロフクロウなどは餌を丸呑みにしてしまいます。
では、シロフクロウが丸呑みした餌のマウスはすべて消化吸収されてしまうのでしょうか?
実は消化できない大きな骨や歯、毛などはペリットという塊で吐き出されます。
おおよそ1日に1個、シロフクロウで3~4㎝ほどの大きさのものが吐き出されます。
中を割って見てみると・・・
こちらはおそらく大腿骨(だいたいこつ:ふともも部分の骨)と他の部位の骨
こちらは下顎の骨と歯です。
このようにペリットの中身を見てみるとその鳥が何を食べているかが分かります。
そして、大きな骨と毛以外は消化できてしまう猛禽類、とっても魅力的だと
思いませんか(^^)
(Y)
2018年06月19日
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