公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2025年08月の自然動物園ぶろぐ

アナホリフクロウを育ててみた!後編!!

前回のぶろぐでは人工育雛を行うにいたった経緯をお話をさせていただきました。

(前回のぶろぐはこちらから見れます!!)

 

 

巣箱の中に産卵した写真からご紹介します。

 

1卵目が確認できたのは4月7日でした。

 

4月16日には4卵を産卵していました。

 

5月10日には2羽の孵化が確認でき、ひとまず安心したのを覚えています。

 

動画でもご覧ください!

 

無事に孵化したということで、すぐにでも人が育て始めるのかと思いきや…

最初の10日までは親鳥に育ててもらいます。産まれたばかりのヒナを育てるのは

給餌回数も多く、与え方も難しいため少し成長してから人工育雛に切り替えることとしました。

 

とうとう引き上げる日になった時の姿がこちら。

   

温度と湿度を一定に保てる保育器で過ごしてもらいます。

 

このころはまだ目も開いておらずフワフワの羽がまばらに生えているだけでした。

 

給餌の様子を動画と写真でお見せします。

   

 

   

鳴きながら食べる姿はなんというか堪らないですね!

このころは3時間おきに1日5回、給餌をしていました。餌のマウスのサイズは大体5mmぐらいの大きさに切って与えていました。

現在は倍か、それよりも少し大きいものを飲み込むまでになりました。

こうやって振り返ると感慨深いな…

 

ここからは各日の写真を載せていきます!

 

5月22日(14日齢)

   

 

5月24日(16日齢)

   

少し茶色の羽が生えてきました。

 

5月26日(18日齢)

 

 

5月27日(19日齢)

 

立つようになってきました。

 

5月30日(22日齢)

 

 

6月6日(29日齢)

   

初めて展示場に出た時の様子。

 

6月9日(32日齢)

 

油断して足を伸ばしていた時の写真です(笑)

よく見ると翼に大人の羽が伸びてきているのが分かります。

 

6月15日(38日齢)

 

人前にデビューした時の様子。堂々としたものでした。

 

どうでしたか?普段はなかなか見ることのできないフクロウのヒナの姿をご覧いただけたかと思います。

担当者としては無事に育ってくれてホッとしているところです。今後も良い環境で飼育管理ができるように努めていきます!!

 

この2羽にぜひ会いに来てください!!

 

給餌のタイミングで園内に出ていることがあります。運が良ければ近くでアナホリフクロウに会えるかもしれません。その際はお気軽にお声がけください!

 

J

 


2025年08月28日

自然動物園のオアシス


 

突然ですが、江戸川区自然動物園の中で一番大きな展示場はどこかわかりますか??

 

正解はワラビー展示場です!!

 

 

もちろんワラビーや、同居しているクサガメたちがのびのび暮らす場所なのですが、

 

 

実は身近な生き物たちのオアシスにもなっているのです。

 

 

今回はどんな生き物がワラビー展示場にやってくるのか少しだけご紹介したいと思います。

 

まず鳥類では、春になるとキビタキやシロハラが渡りの途中で立ち寄り、美しいさえずりを奏でています。  

 

 

また、しばしば猛禽類の狩場にもなっており、ツミの♂を見かけたこともあります。

 

 

他には都内では絶滅危惧種に指定されている、アズマヒキガエルも生息しており、2月頃になると♂が♀に抱きつく、抱接を観察することもできます。

 

 

その他に、過去には数年に渡り、擬岩の隙間にニホンミツバチが巣を作っていることもありました!

 

他にも多くの昆虫たちが生息しており、

 

ゴマダラカミキリ 

 

ゴマダラチョウ

↑岩に溜まった水分を飲んでいるところ

 

ニイニイゼミ

↑羽化したてなのか、近づいても逃げませんでした。

 

 

など、この夏の間だけでもたくさんの種類の昆虫を観察することができました。

 

いかがだったでしょうか。

都心の住宅街の中にある動物園とは思えないほど、多様な生き物たちが暮らしていることがお分かり頂けたのではないでしょうか。

 

ぜひ、皆さまもご自宅のお庭や近所の公園で生き物を探してみてください。

意外な生き物に出会えるかもしれませんよ。

 

 

〈おまけ〉

 

ちなみに最近のワラビーたちは、、

暑さがあまり得意ではないので、エアコンの効いた室内でゆったり過ごしていることが多いです。

大きめのバットに水を張っておいたら、

ぽんちゃんは脚まで浸かっていました笑

 

 

 

(Y)


2025年08月28日

赤ちゃんがうまれました‼

リスザルの赤ちゃんが6月2、8、14日にうまれました。

7月には8、22、23日、そして8月13日にもうまれ、

現在、7頭の赤ちゃんがうまれています。

 

 

6月うまれの3頭は体が大きくなり、よちよち歩きですがお母さんの背中から

降りて柵を登ったり、他の個体と遊ぼうとする行動が見られるようになりました。

 

まだお母さんの背中にいることが多いですが、色々なものに興味を持ちはじめ、

お母さんの背中から降りてうろうろしていると、お母さんに「背中に戻りなさい」と

言わんばかりにうながされ背中に戻ることもしばしば…。

最近はバナナ等の柔らかい物から少しずつ食べ始めるようにもなりました。 

 

 

 

 

7月にうまれた3頭は、まだお母さんの背中で寝ていることが多いですが、

時々、お母さんのお腹の方にまわって授乳している姿もみられます。

 

 

 

リスザルは協力して子育てをするため、お母さんの背中だけでなく、

他のリスザルたちの背中に乗っている姿も見られるようになります。

 

 

赤ちゃんが遊んでいる姿の写真をお見せしたかったのですが、おとなたちの警戒心が

強く、写真を撮ることができませんでした…。

段々と他の赤ちゃんたちとも遊び始めていますので、可愛いらしい姿を

ぜひ動物園に見にきて下さい‼

 

(O)

 

 


2025年08月25日

GNN

 

皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

 

 

 

いつどこで始まるか誰も知らない架空のニュース番組

 

 

オオアリクイ ニュース ネットワーク

 

 

GNNGiant ant eater News Network)』のお時間です。

 

 

この番組では日本全国のオオアリクイのニュースをお届けします。

 

 

過去のGNNのバックナンバーはこちら↓

 

 

2019年7月

 

2020年6月

 

2021年7月

 

2022年12月

 

2024年4月 

 

2024年9月 

 

 

 

 

 

 

まず、最初のニュースです。

 

 

 

    アイリス

 

引っ越しへ向けて練習中!!

 

 

 

昨年9月に自然動物園で生まれたオオアリクイ『アイリス』ですが、引っ越しに向けて徐々に練習を始めました。

 

 

引っ越しのためには普段と違うケージに入ってもらわなければなりません。

 

 

そこで、引っ越しの日にスムーズにケージへ入ってくれるように、前もってケージに慣れてもらう必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今のところはとても順調!

 

 

どうやら担当者に似て優秀なようです(ニッコリ)

 

 

 

 

いつ引っ越しなのか、皆さんをヤキモキさせているかもしれませんが、突然アイリスがいなくなるということは決してありませんので、お知らせをお待ちいただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

さて次のニュースです。

 

 

 

 

 

   神戸どうぶつ王国に

 

新たにオオアリクイが仲間入り!!

 

 

 

 

このたび神戸どうぶつ王国さんに新たにオオアリクイが仲間入りしました!

 

 

仲間入りしたのは東山動植物園さんにいた『エミ』というメスの個体です。

 

 

ちなみに、東山動植物園さんには実は『エミ』という個体が2頭いたのですが、このたび引っ越しとなるのはもともと沖縄こどもの国さんにいた『エミ』で、当園の『アニモ』のお姉ちゃんにあたる個体です(お父さん違い)。

 

 

そして驚きなのは、神戸どうぶつ王国さんではカピバラやアメリカバクなどと一緒に広いスペースで展示されているということ!

 

 

生息地である南米で共に暮らす動物たちとオオアリクイが一緒に過ごしている姿を見ることができます。

 

 

この調子で今後も飼育園館が増えることを願うばかりですね。

 

 

 

 

 

 

 

さて次のニュースです。

 

 

 

 

 

   よこはま動物園ズーラシアに

 

アメリカからオオアリクイが2頭も来園!!

 

 

 

 

 

このたび、よこはま動物園ズーラシアさんにアメリカからオオアリクイが2頭もやってきました!

 

 

やってきたのはオスの『アルノー』(3才 2022年3月28日生まれ)とメスの『ポピー』(1才 2024年7月22日生まれ)の2頭です。

 

 

先ほどの神戸どうぶつ王国さんも含め、これで日本国内のオオアリクイの飼育頭数は

 

 

7園18頭

 

 

になりました!!

 

 

神戸どうぶつ王国さんやズーラシアさんのニュースは、飼育頭数が少ない日本のオオアリクイの血統や将来を考えると本当に本当に喜ばしいことです!

 

 

アメリカンな2頭も日本の環境に慣れたらぜひ活躍してもらいたいですね。

 

 

 

 

 

 

さて、ここまでお送りしてきたGNNですが、そろそろお別れのお時間となりました。

 

 

今後もまだまだオオアリクイたちから目が離せませんね!

 

 

それでは皆さん、またお会いしましょう。

 

 

お相手はRでした。

 

 

 

 

 

(エリートニュースキャスター?のR)

 

 

 

 


2025年08月16日

今年も出産しました!

 

プレーリードッグ、今年も巣穴で出産し、5月15日に巣穴から顔を出しました!

例年、ゴールデウィーク明けに巣穴から出てくることが多いのですが、今年は少し遅めでした。

 

  

 

子を出産した♀のプレーリードッグは巣穴から離れない、巣穴に潜っている時間が長い、乳首が大きくなるため、出産したかの見極めになります。今回も、♀のプレーリードッグにこのような行動が見られました。また、子育て中の♀のプレーリードッグが他の子育て中の♀のプレーリードッグを追いやったり、巣穴を埋めてしまうという行動が見られ、親も子も無事なのか心配でしたが、無事に出てきてくれてほっとしました。

 

 

子のプレーリードッグ達も順調に育ち、餌の時間は巣穴から出てきて大人のプレーリードッグ達と一緒に餌を食べています。大人のプレーリードッグが食べていると横取りする子のプレーリードッグもいるのですが、大人のプレーリードッグは怒らず、違う餌を食べています。

授乳を終え、ひと段落ついた母親のプレーリードッグは痩せているものの、元気に過ごしています。

 

生まれてから7ヶ月で大人と変わらない大きさに成長するので、是非、子のプレーリードッグを見に来てくださいね!

 

(U)

 

 

 

 


2025年08月15日

きんぎょ総選挙、結果発表!!

 

7月1日(火)~7月20日(日)まで募集していた「きんぎょ総選挙」の結果が出ました!

 

結果は・・・

 

 

1位 コメット  119票             

     

    

 

 

2位  ランチュウ  89票

 

 

 

3位  ワキン  86票

 

 

4位  リュウキン  82票

 

5位  クロデメキン 80票

 

6位  キャリコ   57票

 

7位  シュブンキン 53票

 

8位  ワキンミツオ 40票

 

でした。

 

たくさんの投票、ありがとうございました!!

 

 


2025年08月07日

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