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2025年06月の自然動物園ぶろぐ
モルモットシャンプー ~2025 春~
6月9日にモルモット全87頭のシャンプーをおこないました。
モルモットたちは本来、自分で体を綺麗にするグルーミングという行為をする動物なので頻繁にシャンプーをする必要はありません。
そのため動物園では春と秋の年2回、職員総出で全頭をいっきに洗っています。
今回はそんなモルモットシャンプーの様子をお見せします。
耳の中や口から肺に水が入ってしまわないよう顔周りはドライシャンプーで済ませて体をメインに洗います。
1頭ずつ丁寧に温かいシャワーと動物用のシャンプーで優しく流していきます。
タオルドライで水気をとったあと、ドライヤーで隅々まで乾かしたら終了です。
この一連の作業を87頭分…!
みんなで協力して今年の春のモルモットシャンプーも怪我無く、無事に洗いきることができました。
そんなフワフワで温かいモルモットたちは動物園のふれあいコーナーでみることができます。
ぜひ会いに来てください!(S)
2025年06月24日
大量投入!
みなさん、こんにちは!
毎年恒例のアレ(おわかりになりますか?笑)の時期になったのですが、「きらり」が独り占めしてしまうことが多いので、この日は一度にたくさん投入してみることにしました。
アレとは、これです↓
氷です!
オタリアたちには安全なおもちゃとして不定期で与えていますが、特に暑い季節はよく遊んでくれるため、この時期にたくさん作っています。
過去のぶろぐでも紹介しています。↓
この日は大量投入!さて、どんな反応だったのでしょうか!
「きらり」は、やはりすぐに反応して氷を沈めたり、鼻で飛ばしたりしていました。
今回はいつもより数が多いため1つをずっと使うというより左右を見回していろいろな氷に触っているように見えました。
「ちゅら」はというと、少しいじってはみるものの、いじると「きらり」にちょっかいを出されるのが嫌なのか氷から離れていく様子が見られました。
「きらり」が独り占めするのを防ごうと今回はたくさんの氷を入れてみましたが、「きらり」にとっては『たくさんあるから譲ってあげる』ということではなく、やはり『自分がたくさん使いたい!』という考えだったのでしょうか。
飼育係が思ったようにはなかなかいきませんね。
それが動物たちの魅力でもあり、飼育係の腕の見せ所かもしれません!
今後もいろいろチャレンジしていきたいと思います。
今回は「ちゅら」に氷をゆっくりと使ってもらうことが叶わず残念でしたが、お客さまにもいつもと違うオタリアたちの姿を見てもらえて良かったです。
ちなみに、氷大量投入をした日は6月1日でした。
本来は世界アシカデー(World Sea Lion Day)である5月30日に行おうと思って準備していたのですが、あいにくの雨…、翌日も雨…
ということで、6月1日に行うことにしました。
『世界○○デー』というのはいろいろな動物で制定されています。
ぜひ、世界中のいろいろな動物たちの生活や置かれている状況、人とのかかわりなどについて考えたり、ふれてみたりしてください!
(H)
2025年06月20日
順調です!!
2025年2月16日にワタボウシタマリンの赤ちゃんが生まれて6月で4か月が経ちました。
生まれて2日目
まだしっかりと背中にしがみついています。
赤ちゃんは元気に成長しています(^^)/
兄のコラや姉のコメルは子育てのお手伝いを本当によくしてくれました☆
特にコラは自分から赤ちゃんを背中に乗せたり、赤ちゃんが不安で鳴くと一番に
とんでいきます。これには担当者も歓心してしまいました。
赤ちゃんも最近は他の個体と同じようにフルーツや虫などを
食べるようになっています。
以前は母獣の(動物の母親を母獣と表記します)コニちゃんや兄のコラが食べている物を
もらったり、横取り?して食べていましたが、今は皆と同じようにエサの容器から
自分で食べるようになりました。最近のお気に入りはキウイフルーツとオレンジです。
そして、まだちょっと危なっかしいですが、止まり木も移動できるようになり
毎日部屋の中を縦横無尽に動き回っています!!
いろいろなことに興味津々です。 木登りもできるようになりました。
顔つきは少ししっかりしてきました。 兄のコラの背中に乗ることも。
たまにコニちゃんやコラの背中に乗っていることもあります。
まだまだ甘えたいお年頃??なのかもしれません♪
成長した仔どもに(動物の子を仔と表記します)是非会いに来てくださいね。
(A)
2025年06月16日
初めまして!新人飼育員Mです!
今年から自然動物園の一員になりました。
まだまだ覚えることも沢山ありますが、もう3ヶ月目なので(早い!!)ブログデビューです!
がんばるぞ!
今回は、私が担当している爬虫類たちの中からヒョウモンガメをご紹介します!
甲羅がヒョウの模様に見えるので、ヒョウモンガメという名前が付けられました。
冬の間どこにも見当たらないので心配していただいた方もいたと聞きましたが、暖かくなったので4月末から猛禽類たちに紛れてひょっこり戻って参りました!
もうご覧になりましたか?
ヒョウモンガメは、アフリカに生息するリクガメです。
スーダンからアンゴラ、南アフリカ共和国にかけて、高地のサバンナや森林などの乾燥した場所に生息しています。
生息地の気温は15℃~30℃くらいです。そう考えると、日本の冬はちょっと寒すぎますね。
実は寒さの影響からか、冬の間はあまりエサを食べない状態が続いていました。
私たち飼育員も心配していたのですが、野菜や果物以外にもカラスノエンドウやオオバコ、ヤブガラシなどいわゆる「雑草」などを与えたり、床暖房の入っている部屋に引っ越しをしたりと工夫をしました。
自然に生えているものを食べることはリクガメの健康にもよく、床暖房でお腹も温められた効果で少しづつ食べる量が増えてきました。外気温もアフリカに近くなったのでようやく皆さんの前に戻ってくることが出来ました!
今では展示場に生えている雑草もモリモリ食べつくし(笑)、日の光を浴びて元気いっぱいに過ごしています!
寒くなったら、外での展示はまたお休みしますので(>_<)ぜひ今のうちに、のしのし歩くかわいい姿を見に来てくださいね!
本亀が元気な日は園路をお散歩していることがある、かも?
(爬虫類とふれあい担当 M)
2025年06月09日
sheep washing week
皆さんこんにちは!
晴れた日には暑いと感じるほど気温も上がって来ましたね。
さて、今年も5月4日に無事にヒツジ全頭の毛刈りが終わりました!
(毛刈りの様子はこちらのぶろぐを参照ください。)
そして、毛刈りが終わると毎年恒例のヒツジ(ついでにヤギも)のシャンプーを行います。
1年分の溜まった汚れや脂を流すとともに、普段は、なかなか触らない乳房や臀部なども洗いながら触り、異変や異常がないかを確認する重要な機会にもなります。
以前は毛刈り前にシャンプーを行っていましたが、バリカンで刈る時に必要な脂まで流れてしまい、刈りづらいとのことなので、昨年からは毛刈り後にシャンプーすることになりました。
今回はヒツジのめいとはなです。
まずはBefore写真。
毛刈りから3週間。すでに薄茶色になって来ています。笑
洗い方は
①脚の方から徐々にお水をかけて全体を濡らします。
②動物用の薬用シャンプーで顔以外をくまなく洗っていきます。
特に四肢の付け根や臀部周囲など汚れが溜まりやすいところは念入りに。
③上からお水で泡を流していきます。
特に四肢の付け根や蹄周囲などは泡が残らないように念入りに流します。
④シャンプーでは洗えない顔の周囲をドライシャンプーで洗い、濡れタオルで拭きます。
⑤タオルドライします。
さて、after写真がこちらです!
Beforeに比べると白さが眩しいですね!笑
毛の色は時間と共に徐々に戻ってしまいますが、汚れが落ちてきっとヒツジたちもすっきりしているはず!
ヤギとヒツジ合わせて全8頭いるため、なかなかの作業量ですが、残りの子たちも全頭シャンプーを終えることができました!
ぜひ、きれいになったヤギとヒツジたちに会いに来てくださいね。
ふれあいコーナーでお待ちしています。
(Y)
2025年06月02日