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2024年11月の自然動物園ぶろぐ
HAPPY BIRTHDAY!!
皆さんこんにちは!ジェフロイクモザル担当のNです。
タイトルの通り、10月はジェフロイクモザル3頭、
「コムギ」「チヨコ」「ジュリ」が誕生日を迎えました!
ワァ───ヽ(*゚∀゚*)ノ───イ‼
◆10月10日 14歳 「コムギ」
◆10月25日 22歳 「チヨコ」
◆10月26日 15歳 「ジュリ」
ブログは少し遅れてしまいましたが
今年も元気に誕生日を迎えることができて良かったです('◇')ゞ
最近のクモザルたちは晴れた日の午前中に、よく日向ぼっこをしています。
午後は日陰になるので暖かい部屋の中へ入ることがありますが
部屋と展示場は行き来自由なので、何度か見に来ていただけたら会えるはず…!
(日向ぼっこ中のジュンココ)
一気に寒くなってきましたので、
体調にはお気をつけて自然動物園へお越しください(・ω・)♪
(N)
2024年11月29日
【お知らせ】ミルキーの治療について
【お知らせ】
ヤギのミルキーは乳房(にゅうぼう)のしこりを取る手術をしたため
しばらくの間、ふれあいをお休みいたします。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
※晴れた日は団体コーナーに展示しています。
※動物の体調や天候により展示を中止する場合があります。
2024年11月28日
オウギバトのヒナが孵化しました!
11月12日、バードハウスにいるオウギバトにヒナが誕生しました。
親鳥ともベテランペアで、今年に入って2羽目のヒナ誕生になります。
(先に生まれたオウギバトは繁殖のために掛川花鳥園に移動しました。)
オウギバトの抱卵期間(ほうらんきかん:孵化のために卵をあたためる日数のこと)は
約30日で、その間オスとメスが交代で献身的に巣の上にいます。
当園のオスはメスが卵を産んだその日から、卵やヒナを守るため非常に人に対して
攻撃的になります。
飼育担当者はあまり刺激をしないよう、極力距離を取って
最低限の管理だけにするのですが、それでも人が入って来るだけで
ダッシュで近づいてきて、翼で叩かれることも…。
餌をあげているのに痛い思いをするのは不本意ではありますが、ヒナを守るためなら仕方がありません。
オスの翼がケガをしないよう、また自分自身もダメージを受けないようかわしていきます(翼で叩かれるととても痛く、痣になります)。
そんな親鳥の愛情を一心に受けて、予定日ぴったりに孵化した今回のヒナ。
あまり鳴き声が聞こえないのが少し心配ですが、ミルクをごくごく飲んでいる姿も
確認出来ました。
ちなみに巣はお客さん側からは見づらい位置にあるので、
巣立ちまではヒナの姿は見られないかもしれません。
もうしばらくお待ちください。
これからすくすく成長しますように。
(I)
2024年11月24日
新しい仲間の誕生…!
11月8日の13時半ごろ、ブラウンケナガクモザルの仔どもが生まれました!
「レミ」という個体が出産しました。最近腹部がかなり大きくなってきていたので
無事に生まれてくれて、少しほっとしています。
生まれてすぐにも関わらず、しっかりと親の体に掴まっていて凄い力ですよね!
実は前日レミが少しお腹が苦しそうにしており、もしやもうすぐ生まれるのでは!?と
思っていたところでした。まさか翌日に出産するとは思いませんでしたが(笑)
ブラウンケナガクモザルの仔どもの毛の色が、白いのは小さい時だけ。大きくなるに
つれて、少しずつ大人と同じ体色へと変化していきます。
白くて愛らしい姿のクモザルにぜひ会いにきてください!
J
2024年11月17日
ペンギンの共同研究についてのお知らせ
11/14~11/24まで、複数の動物園・水族館・大学・研究機関との共同研究の一環で7羽のペンギンに行動記録計を装着しています。
この行動記録計は野生動物の調査でもよく使われていて機器の種類によって様々な仕様があります。
今回の共同研究で使用する機器は3軸の加速度センサーを搭載した行動記録計で立ち休憩、伏せ休憩、歩く、跳ねる、泳ぐ、潜るなどの行動スケジュールや活動量などが分かります。
各園館で得られたデータから飼育下でのペンギンの行動を分析し、より良い飼育施設基準を作るための指標のひとつとして活用されます。
小さな機械ですがペンギンの白いおなかに装着されているので目立つかなと思います。
ペンギン自身もどうやら少し気になるようで羽繕い中についでにいじってみたり、他の個体についている行動記録計をつついたりしている様子が見れました。
引き続き対象個体の様子を観察しつつ、当園の7羽のペンギン達の協力で良いデータが取れることを期待しています。
ペンギン担当 S
2024年11月16日
園内デビュー!!(開園日)
ぶろぐにて報告させていただいたダルマワシの「りんご」ですが、開園中に皆様の前に出れるようになりました!前回のぶろぐはこちらをクリック!
現在は仮住まいの部屋ですが、アナホリフクロウの展示場の右どなりに出ています。
引き続きトレーニングを続けているのですが、その様子もご覧ください。
練習の成果もあり人や周りの環境に、かなり馴れてきています。
展示場に出す際も最初は少しづつ時間を延ばしながら、馴らしていきました。
流石のりんごです。堂々としたものですね!
基本的に開園時間中は展示場にいますので、ぜひ会いに来てください!
J
2024年11月15日
くらべてみたら
先日名前が発表になったオオアリクイの赤ちゃん『アイリス』
(名前の由来などはこちらのぶろぐへどうぞ!)
生後2ヶ月を過ぎた現在もぐんぐん成長中ですが、今回は様々な面から第1子の『アモ』との比較をしてみたいと思います!
妊娠期間はほぼ同じ。
ですが体重も体長(頭からしっぽの先までの長さ)もアイリスのほうが上でした。
そこからの体重の増え方もアイリスのほうがアモよりも早いようです。
アイリスと比べると体が少し小さかったアモですが、他のものに興味を持つのは非常に早く、まだ幼い時から母親のアイチから離れて部屋の中を歩き回り、担当Rともよく遊んでいました。
たくさん引っかかれたことも今となっては良い思い出です。笑
対してアイリスは母親のアイチにくっついて寝ていることが多く、マイペースなのか甘えん坊なのかそんな性格をしているのかもしれません。
オオアリクイが母親と同じエサを食べるようになるのは3~4ヶ月くらいといわれているのですが、こうしてみるとやはりアモは母親のエサに興味を持つのもずいぶんと早かったようです。
果たしてアイリスはどのくらいの日数でこれらの記念日を迎えられるでしょうか?
これからの成長も楽しみですね!
※追記 11月12日にアイリスが外で母親の背中から初めて地面に降りました!
アモは展示休止の期間があったので単純な比較はできませんが、
アイリス生後70日での出来事でした
それでは今回も最後にアイリスのとっておきの写真をご覧ください!
(生まれたときは2800グラムくらいだったR)
2024年11月15日
ワタボウシタマリンの「サント」の死亡について
先月10月8日(火)にワタボウシタマリンのサント(雄)が死亡しました。17歳でした。
前日の10月7日(月)の朝に吐いてしまい、そこから餌を食べなくなりました。
好きなミルワームやジャイミルを口元に持っていっても食べず、じっとして動きも少なく
表情もしんどそうにしていました。
そして、その日の午後から急激に具合いが悪くなり、夕方にはぐったりしてしまい
そのまま動けない状態になってしまいました。
すぐに捕獲して治療をしましたが、回復することなく翌日の朝に亡くなりました。
あまりに突然過ぎてしまい、スタッフも茫然自失になってしまいました。
死因は、急性膵壊死(きゅうせいすいえし)による多臓器不全でした。
何が原因で膵臓が壊死してしまったかは不明なので、もどかしさが募ります。
サントはとても面倒見の良いお父さんで、これまでたくさんの子どもを育ててくれました。いつも控えめで家族の一番後ろにいてコニやコラ、コメルが食べ終わった後に
自分が餌を食べたりしていました。
2023年の子育て中のサント 2023年のサント(左) コニ(右)
性格もおっとりして穏和で、顔もちょっと美形とはいえませんでしたが、細い目が
優しい感じで他のスタッフからもとても人気のある個体でした。
2020年のサント 2021年の子育て中のサント(左) コニ(右)
少し歳は取ってきたかなと思っていましたが、まだまだ元気でいてくれると思っていたので本当に残念です。
心からサントの冥福を祈りたいと思います。
今まで、本当にありがとう。
最近のサント
愛嬌のある顔がとても癒されました。
穏やかで子育て上手なお父さんでした。
2024年11月15日
まるでドラゴンのような生き物
今回の主役は自然動物園のドラゴンのような生き物の紹介です。
まずはこの写真をご覧ください。
大木の上にいるドラゴンのようなこの生き物は
アカハライモリと言い、日本固有のイモリです。
名前の由来は腹側の赤い斑点模様から付けられました。
写真で見ると大きくかっこいい感じがしますが、実際のサイズはこのくらいです。
飼育員の手のひらに乗せるとそこまで大きくないです。
そしてこの丸く大きな目、丸みを帯びた顔
皆さんにはかっこよく見えますか?かわいく見えますか?
写真の撮り方でかっこよくもかわいくも撮れる魅惑の生き物
アカハライモリですが
体にはフグと同じテトロドトキシンという毒をもち
天敵はほとんどいませんが
東京23区では絶滅の可能性が高い生き物です。
生息する環境は池や水田などの止水域で、そのような環境は
開発とともに数を減らし、現在は絶滅の危機に瀕しています。
そんなアカハライモリですが、自然動物園では
飼育展示をしています。
来園した際はぜひ見てみてください。
『アカハライモリ』のご紹介でした。
T
2024年11月07日
アイチのお誕生日とそして…?
11月2日はオオアリクイのメス『アイチ』の誕生日でした!
\お誕生日おめでとう!!!/
アイチはこれで12歳。
ヒトの寿命を100年とすれば、だいたい40歳から50歳くらいの年齢です。
2017年4月に来園してから7年。
もう人生の半分以上を江戸川で過ごしていると思うと感慨深いものがあります。
そんなアイチですが、実は自分の仔どもと誕生日を過ごすのは初めてのこと。
(第1子のアモは11月18日に生まれ、翌年の9月によこはま動物園ズーラシアへ引越し)
きっと今年の誕生日は特別な1日になったことでしょう。
これからの1年も元気に過ごそうね!!
さてその赤ちゃんですが、この度名前が決定いたしました!!
名前は…
『アイリス』です!
オオアリクイが生息する南米で用いられているポルトガル語。
そのポルトガル語で「虹」を意味する「アルコ イリス」という言葉から名付けました。
まだアイリスがアイチのお腹にいた今年の夏。
展示場のミストによってできた虹がアイチと重なっていた姿がとても印象深かったのでこの名前にさせていただきました。
たくさんの方に名前を覚えてもらって、生後2ヶ月のお祝いにたくさん呼んでもらえたら嬉しく思います。
それでは今回も最後にアイリスのとっておきの写真をお見せしたいと思います。
体重も10月末時点で5キロを超えました。
これからもすくすく成長するアイリスから目が離せませんね!
(実は『アルル』という名前も考えていたR)
2024年11月05日
マイクロチップを入れました
5月に顔出しした仔プレーリードッグは、だいぶ大きくなったので、識別用のマイクロチップを入れました。(自然動物園では個体識別のためにチップを入れています。)
チップを入れるには、人に慣れていない個体もいたため、対応に時間がかかりました。親は慣れているので、親と一緒に舎内まで誘導する、エサを食べている時に対応するなど、個体に合わせて方法を変えてなんとか全頭にチップを入れることができました。
全頭の健康チェックと、雌雄判別をしてチップを入れます。
(チップを入れている様子はこちらです。)
獣医さんにチップを入れてもらい、リーダーという機械で読むと数字が出てきますので、この数字で個体識別しています。
無事に全頭にチップを入れたので展示場に放しました。
最初はびくびくしていましたが次第に巣穴に入っていました。久しぶりの展示場だったためか巣穴を直したり、展示場をうろうろしたりと落ち着かない様子でした。
11月に入るとプレーリードッグは繁殖期に近づきます。生まれてから1年経っていないので、群れでの闘争はなさそうですが注意深く見守っていきたいと思います。
(U)
2024年11月04日