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2024年08月の自然動物園ぶろぐ
園内掲示中です‼
行船公園では先月20・21日に金魚まつりが行われ、たくさんの方々が
来園してくださいました。
昨年に引き続き、金魚まつりと動物園とのコラボ企画のクイズラリーが
行われていたのですが、参加されましたか?
動物園では昨年好評でしたので、今年も「夢のきんぎょを描いてみよう‼」の
イラストを募集しました。
皆さんの作品はこちら↓
今年もたくさんのご参加ありがとうございました。
下は4歳から大人の方まで幅広い世代に参加いただき、
昨年に引き続き描いて下さった方もいらっしゃいました。
カラフルでとても可愛らしいものが多かったです。
金魚まつりの日には「これ描いたんだよ」とご家族と一緒に
お話しされているところに遭遇し、とてもうれしい気持ちになりました。
現在園内で掲示中ですので、ぜひ応募された
「夢のきんぎょ」を動物園に見にきて下さい‼
(O)
2024年08月29日
終わりなき戦い
皆さんこんにちは!
まだまだ残暑が続きますね。
今回はこの暑い中で担当者が悩まされている事についてお伝えします。
それがこちら!
ワラビー展示場の落ち葉掃きです。
落ち葉といったら秋なのでは??と思う方も多いと思いますが、実は違う理由で落葉していることもあるのです。
ワラビー展示場には江戸川区の区の木でもあるクスノキが8本植えられています。
クスノキは常緑樹と言って、モミジなどとは違い年間を通して葉が緑色を維持しています。
春先に一度葉の入れ替わりがありましたが、また7月頃から落葉が見られるようになりました。
最初はこの酷暑で葉が枯れてしまったのかな?と思いましたが、調べてみると原因は別のところにあるようでした。
どうやら落葉の原因はクスベニヒラタカスミカメという、中国原産のカメムシの仕業のようなのです。
この馴染みのないカメムシですが、2015年に大阪で国内初として発見され、近年では関東圏でも被害が拡大しています。
体長は1cmにも満たない小さな虫ですが、葉を吸汁するとともに葉柄内に卵を産み付け、それらが原因で早期に落葉してしまうのです。
被害にあった葉には褐色斑点が出るのも特徴のようで、当園のクスノキの葉にも同様の斑点が確認されました。
今のところ、このカメムシによりクスノキが枯れてしまうことはないですが、この落葉は秋頃まで続くそうです。
ジリジリと太陽が照りつける中、汗だくになりながら落ち葉を掃いていますが次から次へと、はらはらと葉が落ちて来るため、キリがありません。
↑2~3日で70Lのゴミ袋がいっぱいになります、、、
↑先端には新芽が次々に出てきています。
汗だくの担当者を横目にワラビーたちは冷房の効いた舎内で思い思いにくつろいでいました。
この終わりの見えない戦いに一刻も早く終止符を打ちたいと願う担当者でした。
↑掃除をしていたら構ってほしいのか、ほうきを持っていかれました。
ぽんちゃん、一緒に掃除してくれる??
(Y)
2024年08月27日
イベント「サマースクール」を実施しました!
みなさんこんにちは!飼育係のNです。
先日「サマースクール」を実施いたしましたので、
その様子をお伝えします(^^)
作業に入る前に、開校式や記念撮影を行います!
そのあとは早速「掃除」からスタートです。
3~4年生はヤギ・ヒツジ・モルモットやニワトリ、
5~6年生は野生動物の掃除をしてもらいます。
(5~6年生は当日くじ引きで担当する動物を決めています!)
一生懸命、きれいにしてくれました!
(ニワトリの部屋掃除)
(モルモットが使った飼育カゴの掃除)
5,6年生はペンギンやワラビーなど野生動物の部屋を掃除したり、
エサをあげてもらいました。
掃除が終わった後はバックヤードを見学したり、
(気になることがたくさん!)
モルモットに関する勉強をしてもらいました。
(指の数や目の色など、近くで観察してもらいました)
お昼ご飯の後は、ヘビの授業!
興味津々で聞いてくれました(^^)♪
(ボールパイソンの特徴を観察中…!)
獣医のいる診療室では、獣医の仕事や治療した動物についてお話ししました。
レントゲンの写真を見ながら「何が理由でレントゲンを撮ったのか?」を
みんなで考えてもらい、白熱した議論が交わされました( ゚Д゚)…!
他にも、聴診器を使って自分の心臓の速さと
ウサギやニワトリの心臓の速さを聞き比べてもらいました。
(ウサギの心臓はとても速くてビックリ!)
プログラムを終えた後は、修了証をお渡ししました。
参加してくださった皆さま、改めてありがとうございました。
サマースクールは楽しんでもらえましたか?
動物たちについて学んだり、好きになってもらったり、
イベントに参加したことが思い出に残ったらとても嬉しいです(^^)/
今後もワクワクするイベントを準備していますので、お楽しみに!
(N)
2024年08月14日
ワライカワセミのヒナの成長 ①
以前ぶろぐでもお伝えしましたが、6月25日に当園で初めてワライカワセミの
ヒナが孵化しました。
オスのカストルとメスのミラの待望の第一子です。
今回のぶろぐではそのヒナの成長をお伝えしたいと思います。
6月25日の朝、担当者がワライカワセミの展示場に入ると、
何か細い声がするような…?外の雑音に紛れてはっきりと聞き取れません。
そこで登場!
「スコープカメラ~!」
以前プレーリードッグの巣穴の中を見るために購入していたものを
少し拝借して小屋の中を撮影してみました。
その時の画像がこちら↓
だいぶ不鮮明ではありますが、ヒナを確認出来ました!
その時の担当者の気持ちは…「やったぞー!」と叫びたいくらい嬉しかったです。
すぐに職員全員に共有し、喜びを分かち合いました。
昨年は惜しいところまでいったのですが、産卵まで至らず。
今年は1シーズン目で抱卵までいったものの、死籠り(しごもり:孵化直前に卵の中でヒナが死んでしまうこと)という結果でした。
2シーズン目に入ることはまれだと言われている中、2週間ほどですぐに産卵から抱卵、そして孵化まで至りました。
ここまでの親鳥2羽の努力を想うと、涙ぐんでしまう担当者でした。
その後の成長はめざましいものでした。
孵化5日目
まだ羽も生えず、目も開いていません。
孵化6日目
親から餌をもらっています。
孵化14日目
だいぶ羽軸が出てきました。目ももう少しで開きそうです。
孵化20日目
目が開いています。羽軸もすっかり伸びました。
カストルもミラも自分の餌は二の次で、ヒナにせっせと給餌しています。
孵化28日目
親から餌をもらっています。
空腹のため餌を奪い取るようにして飲み込みます。
こんな暑い季節に小屋の中にいて大丈夫なのかと心配にもなりますが、
大きく体調を崩すこともなく、順調に大きくなっています。
ちなみに随分写真が鮮明だなと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
カストルもミラも小屋に人が近づいても全然気にしないので、
写真をすぐ近くで撮ることが出来ました。
ヒナの成長を間近で見ることが出来て、ありがたいなと感じました。
長くなりましたので、今回のぶろぐはここまで。
続きは後日掲載予定の
「ワライカワセミのヒナの成長②」をご覧ください。
(I)
2024年08月09日