公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2024年01月の自然動物園ぶろぐ

プレーリー達、その後・・・

 

プレーリードッグの展示場は、去年土の入れ替えを行いました。

土の入れ替えを終え、プレーリー達を出した当初は、土を掘って自分達の家を作っていましたが、最近は家づくりを終え、補修作業を行っています。特に雨上がりは土に水分が含んで固まりやすいようで、夢中になって補修をしています。

 

       

 

寒くなると巣穴から出てこなくなるといったことがありましたが、今年は今のところ毎日出てきて餌を食べたり、日向ぼっこしたりと、姿を確認出来ています。

また、環境にもだいぶなれ、餌の時にはこちらに近づいてきます。

 

     

 

プレーリーの巣穴は、寝室や貯蔵庫、方向転換する場所など様々な部屋があります。

野生では深さ3~4mの地下に20~30m四方のすみかを作るといわれていて、複数の群れの巣穴がいくつもつながり、広大なタウンを築いています。

現在、繁殖期のため、群れの状態を良く観察していきたいです。

皆様も、是非プレーリードッグを観察してみてくださいね。

 

(U)


2024年01月30日

New!ジェフロイクモザルの展示場

 

皆さんこんにちは(^^)
ジェフロイクモザル担当のNです。

寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
タイトルの通り、ジェフロイクモザル展示場の「あるもの」が新しくなりました。

さて、なにが新しくなったでしょう?

 

 

 

 

(';')…

 

(';')…

 

(';')…

 


分かりましたか?

正解は「止まり木」です!

止まり木は本物の木を使っています。

 

木が朽ちて枝が折れると木の上で休む場所がなくなったり、

折れた枝でケガをするなど危険なこともあるので、

様子を見ながら、大体3年おきに止まり木を交換しています。

 


今回は止まり木を取り替えた工事の様子と、
ジェフロイクモザルたちが外に出た時の反応をお届けします(/・ω・)/

 

 


 <工事の様子>
まずは元々あった木を切って短くした後、地面のコンクリートをはがします。
 

新しい木に入れ替えます。
かなり大きな木なので重機を使います。

 

 

この時に飼育員がチェックするのは、止まり木の向きです。



枝の先がどこまで届いているか(クモザルが展示場の外に行かないように)、
サルたちがどうやって移動するか、どこで休むか…そんなことを考えています。

 

本物の木なので、毎回枝のつき方が違い、向きを考えるのも一苦労です。

 

昔クモザルを担当した飼育員も含め、

複数人で確認しながら木の向きを決めています。

 


私は今年度からジェフロイクモザルの担当になったので、
どんな風に使ってくれるのか、反応を楽しみにしていました。

 


 

<初めて外に出た様子>

初めて外に出た瞬間の動画をぜひご覧ください。



 

・・・動画冒頭の仁王立ちスタイル。笑(動画から抜粋したため画像荒くてすみません…)


「お、止まり木が変わってる!」と思ってくれたのでしょうか。

 

 

足場を確認しているような動きをしたあとは
至っていつも通りに過ごしていました。


…振り返れば、きっと担当Nがひとりでワクワクしていたのでしょう。

クモザルたちは「あ、今回はこんな木なのね」というかのように
ある程度確認したら、その後はいつものように地面で日光浴していました。


(いつもの定位置で日光浴するチヨミ)



いつもと何ら変わらない日常ですが、

良い感じの写真がせっかく撮れたので何枚か載せますね。

 

(カメラ目線で はい、チーズ。ジュリ(一番左)ちょっと舌が出てますよー。)

 

(最年長のギンタもカメラ目線)

 

(シロコもエサを片手にカメラ目線!)


というわけで…

無事に止まり木の交換が終わり安堵した反面、

もう少し反応が欲しかったなぁというのが本音。

ジェフロイクモザルたちがもっと楽しめるような展示場を

つくっていきたいと思います。

 

 

乞うご期待!!

 

 


<おまけ>
工事中のジェフロイクモザルたち。まるで戦隊シリーズのような並び…!


(N)


2024年01月29日

さむ~い季節には、、

 

皆さんこんにちは!

 

新しい年が明けましたね。

今年も江戸川区自然動物園をよろしくお願いします。

 

さてさて、一年で最も寒いこの時期に食べたくなるものと言えば、お鍋ですね。

そして、お鍋に欠かせない調味料と言えば、、

そう!ぽんずです。笑

 

今月19日はベネットアカクビワラビー「ぽんず」の4回目のお誕生日になります。

 

思い起こせば4年前の2月、、ゆずのお腹のポケットから待ちに待った赤ちゃんが

顔を出して喜んだのも束の間、赤ちゃんがゆずのポケットから落ちてしまう

ことがあり、

人工哺育(じんこうほいく:お母さんの代わりに人が育てること)に切り替えました。

 

 

当時担当者はワラビーの人工哺育はしたことはなく、不安でいっぱいでしたが、

先輩方や獣医師の協力もあり、無事に育て上げ、群れ入りさせることが出来ました。

 

また、人工哺育で育った特性を活かしイベントでは参加者に近くで見たり

触ったりして頂き、ワラビーの生態や形態を伝える大切な役割を担ってくれています。

 

何より、担当者にとっては初めての人工哺育。

朝から晩まで2~3時間おきにミルクをあげ、おしりをコットンで刺激して

排便を促したりと、我が子同然の人工哺育でした。

 

そんなぽんずが立派に成長してくれて、とても嬉しく、そして感慨深く、

まさに親心の心境です。笑

 

長くなりましたが、ぜひ「ぽんず」4歳のお祝いにワラビー展示場に

足を運んで頂きますと、担当者冥利に尽きますのでよろしくお願いします。笑

 

 

 

(Y)

 

 

 

 

 


2024年01月15日

蟻塚ではなく『アリヅカ』

 

2024年、新しい年を迎えました!!

 

 

今年も江戸川区自然動物園をどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

さて、12月上旬からの長かった臨時休園期間が終了し、再びにぎわいを取り戻した自然動物園。

 

 

皆さんは今年の"初"動物園、されましたか?

 

 

まだの方はぜひ自然動物園で! 1月2日からすでに開園しております!

 

 

巷では、1年の最初に訪れる動物園を江戸川区自然動物園にすると、その1年幸せになれると噂されているとかいないとか…(え?)

 

 

 

 

冗談はさておき笑、新年最初のぶろぐを書いていこうと思いますが、このたびオオアリクイ展示場には例の『アリヅカ』が復活いたしました!

 

 

 

 

 

こちらが今回設置された2代目『アリヅカ』。

  

 

初代『アリヅカ』はメスのアイチに一部を壊されてしまってお役御免となっていたのですが、満を持しての復活です!

 

 

ちなみに『アリヅカ』とは少し高いところにあるエサ置き場のことで、立ち上がって蟻塚を壊しアリを食べることもある野生のオオアリクイの行動を引き出すものとなっています。 

 

 

 

しかし…

 

 

 

 

早くもアイチによる文字通りの爪痕が…汗

 

 

オスのアニモはほとんどやらないのですが、こういったところにも個体の性格が出ていて面白いです。

 

 

遊んでくれるのは嬉しいのですが、壊れない程度にお願いしたいですね。笑

 

 

 

 

 

さて、温暖な中南米の動物であるオオアリクイにとっては厳しい冬がやってきています。

 

 

できるだけ彼らに暖をとってもらう工夫をしながら、今年の冬も乗り切っていこうと思います。

 

 

 

 

写真上:アニモ 写真下:アイチ

 

 

 

 

皆さんも体調など崩されないように、温かくしてお過ごしくださいね!

 

 

 

 

(展示場が全然日なたにならず、日陰がとても恨めしいR)

 

 

 

 

 


2024年01月09日

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