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2023年10月の自然動物園ぶろぐ
コウノトリ・ショウジョウトキ展示中止のお知らせ
バードハウスにいるコウノトリとショウジョウトキは、
この度展示場の改修に伴い、しばらく展示をお休みすることになりました。
2羽はペンギン横の空き獣舎に一時的にお引越しをしています。
仮住まいの場所でも落ち着いており、餌を食べたり羽繕いをしていつも通りに
過ごしています。
コウノトリたちの展示場は新しく来る仲間のために
準備をすすめています。
何の鳥が来るのかは・・・楽しみにしていてください。
新しい仲間が落ち着いたころにコウノトリとショウジョウトキも
バードハウスに戻り、賑やかな展示場になる予定です。
しばらく元気な姿を見ることが出来なくなりますが、
次に会える時まで楽しみにお待ちください。
(I)
2023年10月23日
いい日旅立ち
先日、9月25日にオオアリクイの『アモ』がよこはま動物園ズーラシアさんへ無事に引っ越しました!
今回はアモの引っ越しの様子をお伝えします。
25日の朝。
同じ部屋で寝ていた母親のアイチには先に展示場へ出てもらい、アモのみ部屋に残ってもらいます。
アモは私たちがバタバタと準備している間、部屋で寝ていました。笑
そしていままでの練習通り、移動用のケージに誘導すると…
スムーズに入ってくれました。
さすがウチの子!!!(←親バカ)
当日の朝にケージごと量った体重は35.8キロ(ケージを除く)。
生まれた時はわずか1.4キロとオオアリクイの赤ちゃんとしては小さめだったのですが、こんなにすくすくと大きく育ってくれました。
そしてアモを送り出します。
\元気でね!アモちゃん!/
自然動物園からズーラシアさんまで、およそ2時間のドライブです。
そして無事にズーラシアさんへ到着。
アモを運んでくださった方のお話によると車内でも静かで落ち着いていたそうです。
さすがウチの子!!!(←2回目)
ズーラシアさん到着後もおびえる様子等は一切なく、与えてくださったエサも完食した、とのことでした。
これから向こうの環境に慣れてから展示ということになると思いますが、その日が楽しみですね!
私も会いに行こうと思います。
ちなみにズーラシアさんのブログにも今回の様子が書かれていますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。
そして9月25日はもうひとつ!
アモのお父さん、アニモの誕生日でした!!
\Happy Birthday!!!/
アニモはこれで15歳。
オオアリクイの飼育下での寿命は25年ほどといわれていますが、まだまだ元気に過ごしてくれそうです。
しかし娘の引っ越しと父の誕生日が重なるなんてことがあるんですね!
まさに江戸川の、いえ、日本のオオアリクイにとってメモリアルな1日となったわけですが、アニモとアイチの第2章は始まったばかり。
これからもオオアリクイたちに温かい応援をよろしくお願いいたします。
(アモの出発で泣かなかったR)
2023年10月06日
シルバーウィークのイベントを実施しました。
皆さんこんにちは!
長かった猛暑もやっと落ち着き、動物たちの動きも活発になってきました。
さて、時は遡りまだ暑さが残る3連休の9/16(土)に「動物園秋のイベント」と銘打って
特別なイベントを行いました。
今回はどのようなイベントを行ったのかをご紹介していきますね。
9/16当日は、「国際レッサーパンダデー」
そして、2日後の9/18は「敬老の日」
また、翌週の9/20~9/26は「動物愛護週間」
だったため、動物愛護週間の説明や
国内最高齢のレッサーパンダの「ブナ」や
同じく開園当初からいる老齢個体のブラウンケナガクモザルの「ミニマル」の
日頃のえさやケアについてのお話をさせて頂くことになりました。
具体的には
①「動物愛護週間」について
②レッサーパンダ「ブナ」のえさ作り
③ブラウンケナガクモザル「ミニマル」へ給餌をしながら解説
④レッサーパンダ舎と中継を繋いで給餌やケアの紹介
⑤レッサーパンダ「ブナ」のえさの笹ちぎり体験
と大ボリュームのイベントとなりました。
①から順番に紹介していきます。
①「動物愛護週間」について
動物愛護週間とは?
ペットを飼うときはどういうことに気を付ければいい?
野生動物に対して私たちができることはどんなこと?
などについてお話しをさせて頂きました。
②レッサーパンダ「ブナ」のえさ作り
老齢個体の「ブナ」が食べやすいように工夫して与えている「竹ペースト」
の作り方や、「ブナ」の好物の「いも団子」も実物を見て頂きながら
どのようにして作っているのか、担当者が解説を行いました。
③ブラウンケナガクモザル「ミニマル」へ給餌と解説
老齢個体の「ミニマル」の見分け方や群れの中での様子、「いも団子」を与える理由
などを、実際に「いも団子」を与えながら解説を行いました。
④レッサーパンダ舎と中継を繋いで給餌やケアの紹介
老齢のため舎内で過ごすことが増え、なかなか直接見ることのできない「ブナ」を
中継を繋いで餌を食べている様子やブラッシングなどのケアの紹介、
普段は見れない寝部屋も画面越しではありますが、特別に見て頂きました。
また参加して頂いた来園者からの質問にも担当者がお答えしました。
⑤レッサーパンダ「ブナ」のえさの笹ちぎり体験
「ブナ」のえさの「竹ペースト」の材料になる笹を、竹の枝からちぎる体験を
参加者に体験して頂きました。
体験しながらレッサーパンダについて談笑するなど、和やかな雰囲気で進みました。
ちなみにこの量で約200gちぎって頂き、「竹ペースト」3日分くらいの量になりました。
9月とは思えない厳しい暑さの中での開催ではありましたが、
最後まで多くのお客様に参加して頂くことができ、老齢のレッサーパンダの「ブナ」や
ブラウンケナガクモザルの「ミニマル」の様子をお伝えすることができました。
(Y)
2023年10月05日