公益財団法人 えどがわ環境財団

文字サイズ
menu
MENU

自然動物園SHIZEN ZOO

2023年09月の自然動物園ぶろぐ

金魚と江戸風鈴のコラボレーションもあとわずかです!

 

水生コーナーでは今年も6月末から江戸風鈴を金魚水槽の上に飾っています。

 

 

江戸風鈴とは昔の東京すなわち「江戸」で江戸時代と変らない製法で作られた風鈴のことです。

水生コーナーで飾っている15個の江戸風鈴は江戸川区内にある篠原風鈴本舗さんがひとつひとつ丁寧に作ってくださっています。

 

可愛らしい金魚の柄が3パターンあるので金魚はもちろん、ぜひ水槽の上の江戸風鈴にも注目です!

 

(水槽の中にも風鈴が!※こちらはプラスチック製です。

 

 

江戸風鈴は9月30日まで展示予定です。

9月もあと少し、まだまだ暑い日が続きますがぜひ動物園に足を運んで水槽の中をゆらゆらと泳ぐ金魚と風に吹かれて鳴る風鈴の音で目と耳から涼しさを感じてみませんか。

 

また10月からは装飾が変わります。そちらもぜひお楽しみに(^^)/

 

 

(S)

 

 


2023年09月23日

アリさんマークの…

 

9月17日(日)にオオアリクイの『アモ』の引越しイベントを行いました!

 

 

 

 

 

お越しくださった皆さん、ありがとうございました!

 

 

私がどこにいるかわからないほど多くの方に来ていただけて、正直驚きましたがとても嬉しかったです。

 

 

 

 

イベントでは写真を交えつつ、オオアリクイという動物の紹介と、アモのこれまでの成長過程をご覧いただきました。

 

 

そしてボードに皆さんからアモへのメッセージを書いていただきました!

 

 

 

 

 

 

たくさんのメッセージをいただくことができ、アモもきっと喜んでくれていると思います!

 

 

 

 

そしてイベントも無事に終わり、25日の引越し当日を待つアモ。

 

 

しかしお引越しといっても、

 

 

担当R「はい、車に乗ってくださいね~」

 

 

アモ「はいはい~わかりましたよ~(よっこいせ)」

 

 

というわけにはいきません。

 

 

そこで今回はアモの引越しに向けた練習風景を少しだけお伝えします。

 

 

 

 

アモの引越しはバリケンと呼ばれる大型犬用のケージで行われます。

 

 

先述のように、はいはい入ってくださいね~というわけにはいかず、アモを抱きかかえて中へ入れることも難しいので、アモにはケージに慣れてもらい、自ら入ってもらう必要があります。

 

 

まず最初は獣舎の扉の前にケージを置いて、ケージが少し見える状態でエサを食べてもらうところから。

 

 

続いて別の日には、ケージが直接見えるところでエサを食べてもらい…と、このように徐々に段階を踏んでケージをアモへ近づけていきます。

 

  

これを繰り返し、少しずつケージの中へと誘導していった結果、先日ケージの中でエサを食べることができました!

 

 

 

 

ケージの扉からしっぽが見えています。

 

 

 

 

中で暴れることなく、落ち着いてエサを食べてくれています。

 

  

(序盤の練習風景はアモから目が離せなかったので撮ることが出来ませんでした…すみません汗) 

 

  

引越し当日は車でよこはま動物園へ移動することになっています。

 

 

無事到着の吉報をお待ちくださいね。

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

 

 

さすがにかなり減ってはきましたが、まだアイチ(母親)の背中に乗ることがあるアモ。

 

 

もはやどういうバランスで成り立っているのか不思議なくらいですね。笑 

 

 

 

 

(久々のイベントでドキドキだったR) 

 

 

 

 


2023年09月20日

ワタボウシタマリンの最新トピックス①

 2月1日に生まれたワタボウシタマリンのふたごはすくすくと大きくなり、

生後半年をむかえました。(成長の様子はこちら

 

ワタボウシタマリン

(生まれた当日の様子)

 

毎回、このころになると、

①獣医による診察と雌雄鑑別の実施

②マイクロチップの挿入

③愛称の決定

を行っています。

 

仔どもが生まれてからは何か特別な事情がない限り、子育てはその家族に任せています。

今回も母親の「コニ」、父親の「サント」、兄の「ロン」がしっかりと協力し、ふたごは順調に育っています。

私たち飼育係も成長に異常がないか、ケガなどがないか、しっかりと食べているかなどをよく観察しながら飼育管理をしています。

生まれた仔の雄雌も観察していてだいたいは把握できます。

しかし、遠くから見ただけではわからないことも多く、特に雌雄は間違えてはいけないものなので、生後半年をむかえたころに一度捕獲をし安全に保定した状態で①を行っています。その時同時に②も行います。

 

その結果、 成長は良好   で  オス1頭、メス1頭  であることがわかりました。

 

体重は2頭とも約300gでした。

 

マイクロチップは繁殖などのために移動した先でも、個体を間違えることがないように挿入します。
マイクロチップには15桁の世界に一つだけの番号が入っており、専用の機械で読み取ることによって判別します。
ワタボウシタマリンは絶滅危惧種で血統登録簿があり、計画的に繁殖を行っています。
個体の取り違えはあってはならないことです。
飼育員は普段顔つきによって個体を見分けていますが、治療や搬出の際はチップでの確認も併せて行っています。

 

そして愛称も決定しました!(③)

 

 

ワタボウシタマリン    ワタボウシタマリン

    オス:「コラ」         メス:「コメル」

 

Instagramでは成長を追った動画も投稿していますのでぜひご覧ください。

 

今後ともワタボウシタマリン家族をよろしくお願いします!

 

(H)

 

 


2023年09月12日

\秋のイベント/

秋のイベントについてのお知らせです。

 

今週末、9月16日、17日にイベントを開催します!

 

 

・9月16日(土)13:30~動物愛護週間&ご長寿特集!

 

動物愛護週間(9月20日~26日)にちなんだおはなしと、当園の長寿動物の代表であるレッサーパンダの「ブナ」、ブラウンケナガクモザルの「ミニ丸」についての紹介を行います。

 

レッサーパンダの「ブナ」は日本最高齢のレッサーパンダで、この暑さの中展示することは難しいため、ふれあいコーナーに設置した特設画面でゆったり過ごす獣舎での様子をリアルタイムで紹介します。※Instagramでのライブ配信は行いません、ご了承ください。

 

ブラウンケナガクモザルは給餌をしながら紹介を行いますので、直接食べている姿もご覧になれます。

 

ぜひ、お出かけください!

 

 

・9月17日(日)14:00~オオアリクイ「アモ」の引っ越しイベント!

 

2022年11月に当園で誕生したオオアリクイの「アモ」。

「アモ」は、今後の繁殖に向けて9月25日によこはま動物園ズーラシアへ引っ越すことが決まりました。

17日は担当者からのおはなしなど特別な内容を予定しています。

 

当園で「アモ」に会えるのは残りわずかとなりました。

ぜひご来園ください!

 

 

 

秋のイベント


2023年09月10日

冷やしクモザル~後編~

皆さんこんにちは。飼育係のNです。

何やら怪しいタイトル、冷やしクモザル~後編~です。

 

この酷暑を乗り切るため(更新が遅くなり申し訳ありません…)

ジェフロイクモザルたちに涼しくなってほしい‼という思いから、

涼しさを感じる取り組みをしていますので、2回に分けてご紹介いたします。

 

※前回のブログ「打ち水編」はこちら

 


  

後編は「氷」です。

 

何のひねりもないですが、氷を食べてひんやりしてほしい!という作戦です。

 

 

 早速つくっていきます。

 

普段食べているフルーツや野菜を入れ、冷やし固めました。

 

 

 

作った氷を展示場へ置いて…

 

 

 

いざ、扉を開けると…みんな興味津々。

特に目新しいものはよく反応してくれます!

 

(においを嗅いだり、握ってみたり…)

 

 

 

 (両手で持った氷を頬張る「チヨコ」)

 

(氷を持つ「チヨコ」(左)と気になる「ジュンココ」(右))

 

(誰も来ない木の上で優雅に氷をなめる「シロコ」)

 

(群れの最高齢「ギンタ」もよく食べてくれました)

 


 

そして、何日間か氷をあげていると、それぞれの食べ方に個性が出てきました!

そんな様子を写真と動画でお届けします。

 

 

ひたすら氷をなめ続ける姉「チヨコ」(画像左)。

コツコツと地道に努力している…ように見えました。

 

 

一方、妹「チヨミ」(画像右)は器用で要領の良いタイプ?

 

氷を手で転がすことで早く中身をゲットできることを知っており、

コロコロと器用に転がしています…!

 

動画はこちら↓

 

 

さらに驚いたのがもうひとつ。

 

チヨミは氷が溶けているかどうか確認して…

 

氷が溶け始める「転がし時」まで待つ

頭の良さも持ち合わせていました…!

 

動画はこちら↓

 

※動画では氷が十分に溶けていなかったのでスルーしています( ゚Д゚)

※後ろにいるのはひたすら地道に氷をなめる姉「チヨコ」です。

  

 

さて、他の個体はどうかな?と見まわしていたら、「ジュリ」は

なぜか人差し指だけを使ってフルーツの獲得にチャレンジ中でした。

 

 

なぜ人差し指だけ…!?と思わずツッコミたくなりましたが、

無事食べることができたようでなによりです。

 

動画はこちら↓

 

 

同じ「氷」を目の前にしても、

それぞれの個性が垣間見れて、とても興味深いですねえ( ・ω・ )。。

 

 

氷は日中に不定期で与えています。 

氷を食べている時を見かけたら、ぜひその個性を観察してみてください(^^)

 

 

少し涼しくなりましたが、まだまだ暑さ対策はお忘れなく~!

 

 

(N)


2023年09月08日

冷やしクモザル~前編~

皆さんこんにちは。飼育係のNです。

何やら怪しいタイトル、いったい何なのかというと…

 

この酷暑を乗り切るため(更新が遅くなり申し訳ありません…)

ジェフロイクモザルたちに涼しくなってほしい‼という思いから、

涼しさを感じる取り組みをしていますので、2回に分けてご紹介いたします。

 


 

まず1つ目は「打ち水」です。

展示場に水を撒き、涼しくなってもらおう!という作戦です。

 

 

自然動物園でもオタリアやオオアリクイの展示場には

すでにミストが設置されています。

 

ジェフロイクモザルの展示場はというと…

 

 

 

時間帯によっては、日陰になる場所はありますが、

日よけになるものがほとんどありません。

 

そのため、寝室まで開けた状態で、

好きな時に部屋に入れるようにしています。

暑い日は部屋の中にいることも多く、ご覧いただけないこともしばしば。。

 

(日中の様子。ほとんど姿を見せず…。画像の真ん中あたりが部屋の入口です)

 

 

将来的には「日よけになるもの」を設置したいと思っています。

しかし、大きな工事はすぐにできないので…

 

すぐに始められることをしよう‼→ミストを付けたら涼しいかも…

→ミストを取り付ける前に、水に対する反応を見てみよう!

 

という感じで、前置きは長くなりましたが展示場に水を撒いてみました!

 

 

 水の音がすると、みんな外に出てきます。

 

 

 

水を撒いている最中!を動画から抜粋(画質が荒くてすみません)。

ホースの近くには来るのに、直接水がかかるのは嫌なようです。

 

動画はこちら↓

 

 

また、展示場の扉にある隙間からもホースの水を流すと…

自ら手を差し出して手足を濡らしたり、水を飲んでいました。

 

動画はこちら↓

 

 

クモザルは体のほとんどが毛で覆われており、

毛の生えていない手や足の裏はダイレクトに涼しさを感じられる部分なのでしょう。

 

 

この取り組みは、朝や日中に不定期で行っています。 

ご来園の際に見かけたら、クモザルたちの動きをじっくり観察してみてください!

 

 

次回、「冷やしクモザル~後編~」にて、

他の暑さ対策をご紹介します~(^^)/

 

(N)


2023年09月06日

より良いサイトへと改善するためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は皆様のお役に立ちましたか?(必須)

このページに対するご意見・ご要望がありましたらご記入ください。(任意)
なお、ご意見お問い合わせへの返信は行っておりませんのでご了承ください。