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2022年10月の自然動物園ぶろぐ
すくすく成長中!!
前回お話した8月に生まれた仔リスは全部で4頭、お母さんはコシロという個体です。
始めは毛も生えていない状態でしたが、9月の中旬頃から巣から顔を出し始め、今では
展示場を元気に走り回るようになりました。
生まれたばかりの頃は毛も生えていませんでした
お母さんのコシロ
左がお母さん、右が仔リス
今ではこんなことをしたりしています(どんな遊び?)
まだ、大人のリスよりも少し小さくてあどけない顔をしています。
動きが速くてわかりにくいかもしれませんが、午後のエサの時間では止まって
食べている姿を見ることができると思います。
元気に成長した仔リスたちにぜひ会いに来てください!
(B)
2022年10月31日
シルバーウィークイベントのご参加ありがとうございました!
9月17日より行っていたシルバーウィークのイベント「どうぶつクイズラリー」並びに「飼育係に聞いてみよう」のご参加、誠にありがとうございました!
どちらのイベントもたくさんの方々にご参加いただけて嬉しく思います!
「どうぶつクイズラリー」については、前回のブログで答えの発表をしております。
まだご覧になっていない方は、是非下記URLよりご覧ください!
https://www.edogawa-kankyozaidan.jp/zoo/blog/2022-09/#blog_858
そして「飼育係に聞いてみよう」では、予想以上にたくさんのご質問を頂けました!本当にありがとうございます!
飼育係からの回答は、園内に貼り出させて頂きます!
ここでも一部ご紹介しますね!
⇓⇓⇓
よく立っている姿見ますよね~
質問部分の文字が反射してしまった~( ;∀;)
「にわとりはたまごを何コ1日でうめますか?」
と書いております。
この他のご質問の回答も園内に貼り出しておりますので、是非見に来てくださいね!
こんな感じでふれあいコーナー前に貼り出しています(`・ω・´)
また、本当は一つ一つ丁寧に回答していきたいのですが、ご質問がとても多く、園内
にすべて貼り出すのは困難なため、特に多かった質問についての回答のみ貼り出させて
頂くこととしました。
ご回答できなかった皆さま、誠に申し訳ございません。
頂いたご質問は全飼育員で拝見させて頂いております。
動物の「こんなことが知りたいんだなぁ」「こんなところに注目してくれているんだぁ」などを感じられるとても貴重な物となりました。
頂いたご質問を参考に、今後何らかの形で回答できる日が来るといいなぁと思っていま
すので、これからも疑問に思ったことがあれば、是非聞いて下さいね(^○^)
2022年10月30日
はこべが無事に異物を吐き出しました!
10月24日のブログでお知らせした、フンボルトペンギンの「はこべ」の誤飲についてでずが、翌25日の朝床にいくつかの異物の吐き戻しがありました。
はこべが吐き出した異物 |
木片が2本とシリコンのような物、そして黄緑色のものは胃粘膜です。27日に再度レントゲン撮影をし確認したところ、胃内にほんの小さな木片が確認できましたが、このサイズであれば閉塞などは起こさないとのことで、晴れて展示場復帰のお許しがでました!!
まさか、こんなに早く吐き出してくれるとは思っていなかったので、本当にほっとしました。胃は少し荒れてしまっていると思いますが、異物のほとんどは出てしまったので回復は早いと思われます。
ペンギンたちは繁殖シーズンに入りあちこちのペアが巣材を集め始めています。当園では、巣材として竹ぼうきを与えていますが、竹ぼうきは誤飲を防ぐために必ず「Y」の字にそして飲み込めない長さに切っています。ペンギンたちは、竹ぼうきの他にも落ち葉や木の枝などを拾ってきて巣に持ち込んでいます。はこべが飲み込んだ木片は、巣箱の材料として使っているベニヤの表面が朽ちて剝れた切れ端のようでした。実際、これを巣材として運び込んでいるペアもいました。朽ちたベニヤは交換しましたが、今後も危険性のあるものは注意して見ていきたいと思います。
また、最近残念なことに遠足や授業で訪れた小学生がエンピツや消しゴムをペンギンプールだけでなくあちこちの展示場へ落としてしまうということが頻繁に起きています。エンピツも短いものであれば同じように遊んでいて飲み込んでしまう恐れがあります。それは、ペンギンだけでなくオタリアやヤギなども常に心配しているところです。みなさんも展示場に落とし物などしないよう気をつけてくださいね。
今回のはこべのように飲み込んだ瞬間を確認できていれば、私たちも素早い対応が取れますが、知らない間に飲み込んでしまった場合は、時間が経ち食欲がなくなる、覇気がないなどの変化が出ないとわかりませんし、検査もあらゆることを疑って行うので、時間もかかり、身体への負担も大きくなります。「はこべ」は本当にレアケースでご連絡してくださったお客様には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
のんびりくつろぐ「はこべ」 | 甘えてすり寄って来る「はこべ」 |
ちなみに、「はこべ」は小鳥のセンター病院に入院した数日ですっかりしおらしく甘えん坊な仔に変わって帰ってきました。(笑) 病院のスタッフさんがみんな優しく居心地が良かったのでしょうか。入院前は、デッキブラシや長靴に怒り出し、突いたりフリッパーで叩いたりと若いオスならではのやんちゃな「はこべ」で、少し手を焼いていたところもあったため、病院でスタッフさんがケガしないかと心配で先生にメールしたところ、「とてもいい子ですよ♪」のお返事が!うそーーーっ!!と信じられなかったのですが、帰って来るとホントに優しい甘えんぼに!
遺物も吐き出し元気になり、おとなしい甘えんぼうな「はこべ」、ダブルで嬉しいペンギン担当者たちでした。
今回も「小鳥のセンター病院」の池谷先生はじめスタッフの皆さまには大変お世話になりました。またみなさまにはご心配をおかけしましたが、これからも江戸川のペンギンたちをよろしくお願い致します。みんな元気でお待ちしています♪
ペンギン担当者K
2022年10月29日
【ブラウンケナガクモザル】赤ちゃんが生まれました!
2022年10月13日に、ブラウンケナガクモザルの赤ちゃんが生まれました!
生まれた赤ちゃんの性別はメスでした!
ちなみに、お母さんは「ナミ」という個体です。
さて、名前は何にしようかぁ…と考えていたところ、タイミングよく
生まれた日の翌日にTBS系情報番組の「ラヴィット!」でアンタッチャブルの
柴田英嗣さんが江戸川区自然動物園を「コスパ最強の施設」として紹介して
下さるという企画の取材があり、そこでなんと出演者の方々が名前の候補を
挙げて下さることになりました!
そして10月19日放送のラヴィット!では、「あきら」「ピザ」「モリリ」などの
アイディアを出してくださいました!
それらの候補を含め、自然動物園でも検討した結果、野生でブラウンケナガクモザルが
暮らしているジャングルの木々を連想させつつ、響きはとても可愛くて良いのではないかということで、生まれた仔どもの名前は「モリリ」ちゃんに決定!
そのことは10月26日のラヴィット!でも速報で(?)放送されました!
柴田さんをはじめ出演者の皆さん、ご協力ありがとうございます!
ラヴィット!でも柴田さんが紹介いただいたように、江戸川区自然動物園は
入るのも出るのも無料です!
ぜひ「モリリ」の成長を見に来てください!
(M)
2022年10月28日
「はこべ」が誤飲をしてお休みしています
10月15日の夕方お客様からの通報「小枝を咥えて遊んでいたペンギンがその小枝を飲み込んでしまいました」と。急いで展示場へいくと、お客様のお連れの方がずっと小枝を飲み込んだペンギンを見守ってて下さり、「はこべ」だと確認しました。小枝も展示場のソテツの木の枝だろうとのことでした。ソテツの枝はかなり硬いトゲがまんべんなく生えていて、これが食道や胃を傷つけていたら大変なことになります。
とはいえ、当園では内視鏡の設備はなく、またペンギンの開腹手術の経験もなかったため、他園館の獣医さん他いろいろな方に相談した結果、昨年ココ(シロビタイムジオウム)の重金属中毒症の治療でお世話になった「小鳥のセンター病院」の池谷先生に診ていただくことになりました。フンボルトペンギンの誤飲事故は、全国の動物園・水族館でも度々起きていて、当園でも過去3例ほど死亡してしまった事故があります。それだけに、はこべの体がとても心配でした。
はこべが飲み込んだかもしれないソテツ
|
翌日、「小鳥のセンター病院」でレントゲン撮影をして頂き、胃の中に木片を確認しました。1×10cmほどの大きな木片で、内視鏡で取り出すことは難しく、また開腹手術もリスクが大きいため、少量の魚を食べさせながら胃酸の分泌を促し、胃酸による溶解を期待して経過観察することになりました。
診察中、おとなしくしていたはこべ | 赤く囲んだところに木片が確認できます |
一週間後のレントゲン写真では、木片の一部が溶解し、影もわずかに薄くなっていることが確認できました。現在「はこべ」は退院し、動物園のバックヤードで安静にして過ごしています。しばらくは、展示場には出れませんが、こちらの心配をよそに本人(はこべ)は食欲もあり、元気にしています。
取り急ぎのご報告ですが、また「はこべ」の様子・経過をお知らせいたします。
10月15日、サービスセンターへご連絡くださいましたお客様には、この場を借りて心より感謝致します。本当にありがとうございました。
10月24日のはこべ
ペンギン担当K
2022年10月24日
モルはモルでも
10月23日は『モルの日』です!!!
「へえ、モルモットの日があるんだ~」
と思ったあなた。
何を言っているんですか?
モルはモルでも物理の単位の『モル』(6.02×10の23乗)のことですよ。
(安心してください、私も全く知りませんでした)
10の23乗と6.02になぞらえて、10月23日の午前6時2分から午後6時2分までを『モル』を記念する日と定めたそうです。
(ちなみにこのぶろぐを投稿した時間は午後6時2分を過ぎていました…)
でもせっかくの『モルの日』、そしてここは動物園!
なので今回はモルモットたちの写真をたくさん公開していこうと思います!!
皆さんのお気に入りの子は見つかりましたか?
~おまけ~
水の飲み口に今にも吸い込まれそうなモルの図。笑
(学生時代、物理 ”も” 苦手だったR)
2022年10月23日
舎内では・・・
現在、展示場修繕中のため展示を休止しているジェフロイクモザルですが、
舎内で元気にすごしています。
もうしばらく、皆様の前に姿をお見せすることができないため、
今回は舎内での様子をお伝えしたいと思います。
展示場では基本のんびりと過ごしていることも多いですが、
舎内でも変わらずまったりとしている時間の方が多いです…。
時々、掃除をしていると隣の部屋から作業着をひっぱられ邪魔をされたり、
ホースから出てくる水が気になる個体はホースが近づくと手を出してきて
水を触って遊んできたりすることがあります。
餌の時間になると活発に動き出し、好きなものから選んで食べて
あっという間に食べ終わっています。
そして、餌を食べしばらくするとまったりタイムの始まりです。
この日は壁に寄りかかり休みだしました。
しばらく観察していると2頭、3頭とどんどん増えくっつき始め、
⇩
⇩
最終的には7頭くっついてました。
(ジェフロイクモザルは全8頭なのであと1頭でした・・・)
展示の再開にはもう少しかかりそうですが、
再開した時にはジェフロイクモザルに会いにきてください。
(O)
2022年10月18日
食べ物だけじゃないよね
9月25日はオオアリクイ『アニモ』の誕生日でした!!!
\お誕生日おめでとう!!!/
(全部食べてる写真だ…)
アニモは今年で14歳。
人間で言うと50歳から60歳くらいの年齢です。
自然動物園に勤務してまだ8年しか経っていない私Rですが、あのアニモがナイスなミドルの年齢になってきたんだと思うと感慨深いものがあります(しみじみ)。
さて、誕生日といえばケーキ!
アニモにも特製ケーキをあげたいのは山々なのですが、オオアリクイは食べられる物がかなり限られているためちょっと難しそうです…
そんなことを思いながらふとバックヤードを見てみると、大きなコンテナ?水桶?を見つけました。
ここで私Rビビっときたのです。
(これを舎内に置いてあげたら広々と水浴びができるのでは…?)
(そしてこれはアニモへのプレゼントになるのでは…?)
こちらがいままでのコンテナ
そして新しくなったコンテナが…こちら
\ジャジャーン/
ちょっと画角が違いますが伝わるでしょうか!この広々感!!!
二回りくらい大きくなり、水浴びのときにはみ出ていた足や頭もコンテナに収まっています!
心なしかアニモも気持ちよさが増しているような? 笑
これは良いプレゼントをあげることができました!
今はかなり涼しくなってきましたが、また暑くなったらここでザブンと水浴びを楽しんでくれることを期待しながら、アニモをお祝いしてあげたいと思います。
この1年も元気に過ごしてね!!!
(実は設置したのは8月ですが大事にネタを温めていたR)
2022年10月06日
プレーリー仔、その後・・・
皆さまこんにちは!!
今年の3月18日に生まれたプレーリードッグの仔4頭は無事にスクスク育ち、
ママと変わらない大きさになってきました。舎内で生まれた事もあり、掃除中も近づいて来たり、撫でると気持ちよさそうにしたりと人に対しての警戒心があまりありません。
そして、体も大きくなってきたのでワタボウシタマリン同様、マイクロチップを入れました。マイクロチップは個体を識別するのに重要で、いわば名札代りのものです。
こちらがマイクロチップで、注射針で体の中に入れます。
ちょっと痛そうですが、あっという間に終わりました。
リーダーで読み取ると、きちんと番号が出てきました。これで体重管理や健康チェック等がしやすくなりました。
不定期ですが、時々プレーリーの展示場の左側のスペースで日光浴をしている時もあるので、覗いてみてくださいね!
2022年10月02日