公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2021年05月の自然動物園ぶろぐ

砂浴びの時間ですよ~

チャボ達は砂浴びが大好き!

砂浴び用の土を出してあげると、すぐに集まってきます。

 

 

 

生物は、皮膚や羽毛を健康で綺麗に保つために砂浴びや泥浴びをよく行います。

砂浴びと泥浴びの2つに明確な差があるわけではありませんが、鳥類は砂浴び、哺乳類は泥浴びを行うことが多いです。

 

鳥類は水分の多い土は好まないので、自然動物園では行船公園の土を乾燥させてサラサラになった土を使用しています。

 

チャボは砂浴びをすることによって体に付いているや小さな虫や汚れなどを取り除き、

体を清潔にすることができます。

 

ヒトでいうお風呂みたいなものですね!

 

 

 

気持ちよさそうに砂浴びしていますね!

 


2021年05月28日

ヤギとヒツジのネイルメンテナンス

みなさんこんにちは!

 

 

 

今日は日頃行っているヤギ・ヒツジの蹄の管理についてお話します。

 

 

当財団のぶろぐをよくチェックして下さっている方ならご存知かと思いますが、

 

篠崎・なぎさポニーランドの馬たちは定期的に蹄の長さや形を整える

 

「削蹄(さくてい)」という管理を行っています。

 

 

実は同じ蹄を持つ、ヤギ・ヒツジにも削蹄が必要です。

 

特に当園はスペースが限られており、あまり蹄が自然に削られないため、

 

放っておくとどんどん伸びてしまい、四肢を支える大事な蹄の形が悪くなると、

 

肢にも負担がかかってしまうことがあるため、現在は月に1度のペースで

 

削蹄を行っています。

 

 

では削蹄の様子を見てみましょう。 

 

 

削蹄を行う日はできれば雨の日がベストです。

 

なぜなら湿気で蹄が柔らかくなっているため、切りやすくなるからです。

 

 

 ヤギやヒツジの削蹄は園芸用の剪定ばさみで行います。

 

 

また、 削蹄時の保定(ほてい:人と動物双方が安全に処置ができるように押さえること)

 

方法も個体によって変えています。

 

 

「きなこ」はトレーニングを受けているため、

 

トレーニング用の台の上で蹄を切ります。

 

 

 

小さな「ちゃい」はこのように台に乗せて保定しながら行います。

 

 

 

ヒツジの「めい」と「はな」は横倒しにした後、

 

腰で座らせるような姿勢で保定します。

 

 

この保定方法は毛刈りの時にも行われる方法です。

 

 

そして、大きな「しお」や「ミルキー」は複数人で保定します。

 

 

 

 1ヶ月経って少し伸びた蹄もこのようにスッキリきれいに整いました!

 

  

 

 

みなさんも健康は足元からですよ(^^)

 

 

(Y)

 


2021年05月25日

メディア出演情報

 

自然動物園のメディア出演情報をお知らせします。

 

 

【日時】

 

5月25日火曜日 9時55分~10時25分

 

5月30日日曜日 10時55分~11時50分

 

 

【番組】

 

テレビ朝日『じゅん散歩

 

同『週刊!じゅん散歩』

  

 

西葛西地区および動物園の散歩の様子が放送される予定です。

 

 

ぜひご覧ください!!!

 

 

 

放送はお知らせなく変更となる場合がありますのでご了承ください。

 

 

 

 

(R)

 

 

 

 


2021年05月23日

5月20日は「世界ミツバチの日」

 5月20日は「世界ミツバチの日」だそうです。(私も先輩に教えてもらい、先日初めて知りました(^^♪

 なんでも、近代養蜂の先駆者であるアントン・ヤンシャ(スロベニア)の誕生日だそうで、生態系に対するミツバチやその他花粉を媒介する生物の重要性を改めて考えるための日なんだとか!

 

↓ロゴマークも可愛らしいですね♪

 

 ミツバチなど花粉を媒介する生きものは、花から花に花粉を運ぶことにより、農作物を含む植物を受粉させ、地球上の生命を維持しています。人が食べるほとんどの穀物や食料の生産に関わっていると言われているのです。

これらの生きものは英語では「pollinator」(ポリネーター)、日本語では「花粉媒介者」または「送粉者」「受粉者」などと呼ばれています。ミツバチの他に、チョウやガ、ハナムグリ、コウモリ、ハチドリ、ミツスイなどの鳥類も含まれます。

人間はミツバチなど花粉媒介者のおかげで食料を得ることが出来ます。また、持続可能な農業や生物の多様性の保全にも重要な役割を果たしています。しかし、近年は大量にミツバチが死滅する現象「蜂群崩壊症候群」が起きていて、原因の一つは殺虫剤であると言われています。

 

 

 さて、動物園のニホンミツバチたちは連日の雨にも負けず、花粉や蜜を集めに飛び回っています。羽が完全に濡れてしまうと飛べなくなり死んでしまうので、雨の日は飛ばないと思っていたのに・・・花粉をたくさん足につけて戻って来るミツバチを見ると本当に「ごくろうさま」と声をかけてしまいます。

左下の写真は、ペンギン舎の裏側に置いた巣箱の中です。今月の2日に入居したので、ほんの20日くらいの間にこんなに巣板が大きくなっています。

巣板には、右の写真のように卵を産み付ける巣房がたくさん集まっています。卵が孵り幼虫はこの中で働きバチからエサをもらって大きくなり、羽化します。空いた巣房には花粉や蜜が蓄えられ貯蔵庫になっていくのです。

 

はち

 

まだまだ、梅雨は続きミツバチたちにとっては厳しい季節となりますが、みんな元気に

戻ってきてくれることを祈るばかりです。

 

ちなみに、日本での「ミツバチの日」は3月8日、「はちみつの日」は8月3日だそうです

 

(K)


2021年05月23日

現れてはすぐ消える

暑い日が増えてきたと思ったら、最近は雨の日が多いですね。

 

タマリン舎の中には、ワタボウシタマリンの他にも生き物がいます。

 

 

 

それは、ハイビスカスです!!(笑)

ハイビスカス

 

ハイビスカスは以前担当していたクモザルに葉が大人気なので、

増やそうと思って購入したものの、担当が変わりそのままタマリン舎にやってきました。

 

ワタボウシタマリンたちは南米コロンビアのジャングルに生息している動物なので、

冬の寒さには弱く、舎内を暖かく保つため暖房を使用しています。

 

そんな環境はハイビスカスにも都合が良かったようで、冬にも葉が痛むことなく成長しています。

 

そして、花が咲くこともしばしば!

しかし、花はすぐに無くなります。

そう、すぐに無くなってしまうんです。。。

 

その理由は・・・

 

 

ワタボウシタマリンたちが食べてしまうから!

ワタボウシタマリンたちの食性は広く、果実や昆虫以外にも、花や花の蜜も食べています。

そのため、花が咲くと(咲く前のつぼみもたまに)見つけ次第食べてしまうんです。

 

最初に来たのは父獣の「サント」くん。

そのあとに母獣の「コニ」ちゃん。

それを見ていた子どもたち「ユニート」くんと「アン」ちゃんも

ほとんどなくなってしまった花を見に来ていました。

 

ワタボウシタマリン ワタボウシタマリン

 

そんなわけで、今回咲いた花も一瞬にして消えてしまったのです(笑)

 

ハイビスカス ハイビスカス

 

ワタボウシタマリンたちの楽しみのためにも、

ハイビスカスも大事に育ててきます(^^)

 

(H)

 


2021年05月19日

目と目で通じ合う

 

先日毛刈りをしたヒツジの『めい』と『はな』。

 

 

いままでは毛の感じ(特に顔まわり)で見分けることができていましたが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毛が無くなってしまったことでどちらがどちらか分からなくなりそう、と心配な方も多いのでは?

 

 

そこで今回は見分けるポイントをお教えしたいと思います!

 

 

 

2頭を見分けるポイント、それは目です!!!

 

 

 

 

 

 

めいちゃんはくりんとした可愛らしい目。

 

 

 

 

 

 

 

はなちゃんはクールな感じのキレイ系の目をしています。

 

 

 

 

自然動物園が開園して皆さんがいらっしゃってもこれで大丈夫!

 

 

ばっちり見分けがつきますね!

 

 

 

 

 

 

え?首輪を見ればすぐわかるじゃないかって?

 

 

 

 

それは野暮ですよ、お客さん…

 

 

 

 

 

 

追伸

 

 

先日お伝えしたシジュウカラのヒナですが、なんと巣立ちの前に野生のアオダイショウに襲われてしまいました…。

 

 

非常に残念ですけれども、アオダイショウとしても生きるために必死に行動した結果ですので、アオダイショウの事を憎んだりしないでいただければと思います。

 

 

しかし、もし来年も同じ場所に巣を作ってくれた際には、しっかりと対策をして巣立ちまでサポートしようと思っています。

 

 

そのときは『離れたところから見守る』など、皆さんのご協力もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 (R)

 

 

 

 


2021年05月16日

すって、はいて。

先日の暑い日

 

外で歩いていた時の事

 

 

 

 

 

突如、謎の違和感に襲われました

 

 

 

 

 

口のあたりが、なんか物足りない

 

ちょっとして気付きました

 

 

そうだ!

 

 

どうにも暑くて、マスクを外していたんです

(もちろん周囲には人が居ないのを確認してから外しました)

 

いつの間にか、マスクが無いと落ち着かない体になっていました

 

しかし、呼吸は楽で爽快でした

 

早く平穏な生活に戻りたいものですね

 

 

 

 

・・・というわけで、毎度前置きが長い飼育員のDです

 

 

 

 

今回は皆さんお察しの通り、「呼吸」の話です

 

 

 

まずはこちらの動画をご覧ください

 

 

かわいい

 

 

かわいい 

 

 

呼吸してる姿って「生きてる!」って感じがして、好きです

 

 

よく見ると、彼らの呼吸の方法はヒトとは大きく違いますよね

 

ヒトは呼吸の際、胸(横隔膜)を動かしますが

 

イモリやカメは横隔膜を持たないので、代わりに喉を動かして呼吸をしています

 

 

 

喉を膨らませて息を吸ってー

 

 

喉を凹ませて息を吐いてー

 

 

 

厳密には他の方法での呼吸もあるのですが

 

ハッキリと見てわかるのはこの喉呼吸です

 

開園になった際にはぜひ色々な動物の呼吸をじっくりと観察してみてください

 

面白いですよ

 

 

 

 

呼吸と言えば波紋(D)


2021年05月11日

ペンギンのヒナのその後

 4月20日にお伝えした、フンボルトペンギンのヒナですがもうこんなに大きくなり足取りも少し早く歩けるようになりました。

体重も2840gになり、キビナゴ以外でも小さめの豆アジを丸のまま食べています。

 

ペンギンのヒナ ペンギンヒナ

 

フリッパーも少しずつ綿羽が抜け始めました。あと、2週間もすればプールで泳ぐ練習を始められるかなと思っています。

 

 

 そして、検査の結果が出て性別が分かりました!この3月23日生まれのヒナは♂、もう一羽3月27日生まれのヒナがメスでした♪性別が分かったので名前も考え・・・・・・・・

一昨年生まれたオスが「つくし」と春の植物から取ったので、今回もオスが「はこべ」

メスが「なずな」にしました♪

みなさんにお会いできるのはもうしばらく先になりそうですが、楽しみに待っていてくださいね。

 

バケツでお散歩

 体重を計る時や園内散歩に出かける時、バケツに入っているのでバケツの中は

ちょっと安心するみたいです(笑)

 

(K)


2021年05月09日

ヒツジの毛刈りを行いました

5月4日に毎年恒例のヒツジの毛刈りを行いました。

 

現在臨時休園中で皆さまに間近で見ていいただくことができないため、

昨年同様にライブ配信を行っていたですが、ご覧いただけましたでしょうか?

 

 

家畜のヒツジは野生のヒツジとは違い換毛しないため、

動物園のヒツジたちはこれから暑くなる季節耐えることができません。

そのため、動物園では毎年この時期に毛刈りを行います。

 

 

今年も毛刈り職人さんの仲田さんに来ていただき刈っていただきました。

 

見ていると簡単そうにみえますが、とても難しいんです。

ヒツジが動かないようにだけでなく、ヒツジに負担がかからないよう

両足を使い保定をして、大きなバリカンを使い刈っていきます。

あっという間にきれいに刈っていただきました。

 

また毛を刈る時に合わせ、皮膚のハリや皮膚疾患・陰部や乳頭まわりなど、

日頃確認しずらい場所の状態もチェックします。

 

毛の状態からも2頭の健康状態は良好とお墨付きをいただきました。

 

 

刈る前と刈った後の姿がこちら↓↓

 

 「はな」

刈る前                 刈った後

   

 

 

 「めい」

刈る前                 刈った後

   

 

とてもすっきりした姿になりました。 

 

 

刈った毛がこちら↓

 

さすがプロです!

刈った毛が絨毯のように綺麗に1枚になっています。

 

 

刈った毛の重さですが、「はな」は約2㎏、「めい」は約3㎏ありました。

 

この刈った毛は綺麗に洗い、イベントなどで使用しています。

来年こそは皆さまの前で毛刈りができると願っています。

 

 

(O)

 

 

 

 


2021年05月08日

違和感違和感とんでいけ

 

去年(2020年)の12月。

 

 

自然動物園内や鳥たちが暮らすバードハウスに鳥インフルエンザ対策のネットが設置されました。

 

 

あれからおよそ4ヶ月。

 

 

ついに…ついに…ついに…

 

 

ネットを外すことができました!!!

 

 

 

 

 

 

長い間、緑色の世界だったバードハウスですが、このようにクリアに!!!

 

 

開園の際にはぜひじっくりと鳥たちをご覧ください!

 

 

 

 

しかし困ったことがひとつ。

 

 

それが『担当者、外の景色の綺麗さに慣れない問題』です。

 

 

4ヶ月もの間、緑のネットがある生活を送っていたため、いざネットが無くなるともう違和感しかありません。笑

 

 

ネットと一緒にこの違和感も早く無くなることを祈るばかりです…

 

 

 

  

そして無くなったものがあれば、新たに来たものも。

 

 

何が来たのかというと…

 

 

 

 

 

 

ここです、ここ。

 

 

 

 

 

 

なんと今年も野生のシジュウカラがやって来て園内の木の幹に巣を作りました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(遠くから撮影したので令和の時代にそぐわない画質になってしまい申し訳ありません!笑)

 

 

 

このタブノキの幹には細い穴があいており、そこから出入りして中の空間に巣を作っているようです。

 

 

実はシジュウカラがここに巣を作るのは恒例のこと。

 

 

この光景を見ると今年もこの季節が来たんだな、と少し嬉しくなります。

 

 

 

 

いまは親鳥がエサを忙しく運んでいる真っ最中。

 

 

木の近くを通ると、ヒナたちが「ピー!ピー!」と元気にエサをねだる声が良く聞こえます。

 

 

 

 

シジュウカラの巣立ちは一般には5月中旬ごろ。

 

 

無事に巣立ちが確認できましたらまたお知らせできればと思いますのでお楽しみに!

 

 

 

 

(空の青さがまぶしいR) 

 

 

 

 


2021年05月03日

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