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2020年03月の自然動物園ぶろぐ
アリクイの部屋まで行ってQ
とある日のオオアリクイの獣舎の中で。
展示場には大きな木や地面の穴などアリクイたちが遊べるものがあるのに、そういえば部屋の中にはそういうものが何もなかったな、と気づいたR。
何か遊べるものを置いてあげられないだろうか…と思い、物探しを始めましたが、アリクイには強力な爪があるので部屋の中に置くものは慎重に選ばないといけません。
そこで白羽の矢が立ったのは…
こちらの塩ビ管です!
これなら材質も硬いので、アリクイたちが遊んでも平気!
実はもともと展示場に置いていたものなのですが、今回の思いつきによりお引越し。
部屋の中での活躍を期待しての配置転換です。
それでは早速部屋の中に入れてみましょう。
R「ほーら、遊び道具だよ~」
しかし(部屋の中で)初めて見る塩ビ管に、おっかなびっくりのメスのアイチ。
オオアリクイの腰や尻尾の毛は興奮や驚いている状態のバロメーターになっているのですが、毛が逆立っているのがお分かりになりますか?
いまアイチはこう見えても、「なんだこいつぅぅぅ??」とけっこうびっくりしています。
ちなみに通常時がこちら。
比べてみると分かりやすい…かどうかは皆さんにお任せします。笑
その後…
鼻先でちょこんと触ったらコロコロと転がった塩ビ管に、
「わあああ!なんか動いたんだけど!」
とビクッとしていたのがなんともおかしかったです。
(アイチさんごめんなさい)
(そしてとっさのことで写真が撮れず皆さんに対してもごめんなさい)
~おまけ~
どうも!どうもどうも、アニモでございます!
さて、どこにいるでしょーか!(〇モトさん風に)
ここでーす!ここ、ここ!
ここでございまーす!!
正解はですねー、横に寝そべってご飯を食べておりましたー!
(珍獣ハンターではなくて珍獣担当のR)
2020年03月31日
日光浴はじめました☀
プレーリードッグは、展示場で飼育している他に、舎内でも数頭飼育しているのですが、舎内はうす暗く太陽の光が全然入りません。そこで・・・
ラクウショウの木の下にスペースがあったので仕切りを作り、日光浴できるようにしました!!
日に当たってのんびりくつろいだり、少しだけある土を掘ってみたりと各々自由に過ごしています♪
プレーリードッグにとってビタミンDを形成するのに日光浴は大切なので、天気の良い日はできるだけ外で過ごせるようにしていきます(^^)/
P.S
2月に巣穴から出てきたプレーリーの子2頭は元気です(^^♪
お母さんとご飯中!
一時、巣穴から全然出て来なくてかなり心配した時もあったのですが、大分大きくなりました。最近は行動範囲も広がり、他の巣穴に入ったり、他のメスとじゃれたりと活動的です。
小さくて可愛い時期はあっという間で、皆さまに会える日を心待ちにしていま~す(*^^*)
(U)
2020年03月27日
庭には2羽ニワトリがいる
現在ウイルス対策により休園中の自然動物園。
今回のぶろぐでは、ニワトリたちの様子についてお伝えしていきたいと思います。
(もちろん2羽だけではなく、もっとたくさんいます。笑)
開園中はふれあいコーナーへお出かけしているニワトリですが、今はバックヤードで過ごしています。
モルモットの部屋を掃除していると、部屋の中へ続々と乗り込んできたニワトリたち。
(モルモットの部屋とニワトリの部屋は別々になっています)
モルモットが暮らす木箱の上に乗ってみたり…
カゴの上に乗ってみたり…
狭いところへ入り込んだり…もうやりたい放題。
なんて自由なのでしょうか。
なかには、
モルモットに囲まれながらくつろぐ子も。
なんて図々しい。笑
そしてニワトリがリラックスしているということは生まれるものがあるわけで…
それがこちらの『卵』!
しかしこんなモルモットの箱の中でも産んでしまうなんて。
…おや?
こんなところにも!
さらに?
こんなところでも??
いやちょっと待って。
卵多いな。 笑
広い外でのんびりできるのが待ち遠しいニワトリたちなのでした。
(得意料理はオムライスのR)
2020年03月27日
1人と2頭の作戦会議
現在ウイルス対策により休園中の自然動物園。
動物たちがどのように過ごしているのか心配して下さっている方も多いかと思います。
今回はふれあいコーナーの人気者のヤギヒツジたちの様子をお伝えします。
2月の塗装工事が終わり、きれいに生まれ変わったふれあいコーナー。
白い床がピカピカ輝いており、晴れた日には、かなりまぶしいです…(小声)
ちなみに、普段の休園の日でもヤギたちはふれあいコーナーへお出かけしています(雨の日を除く)。
広いところでのんびりしてもらうため、というのももちろんありますが、外に出てもらっている間に彼女たちの部屋を掃除しているのです。
座ってくつろいでいる『ちゃい』と『きなこ』。
きなこの隣には『しお』が。
しおちゃんは長いお休みをずいぶん満喫しているようです。笑
お団子のようなヒツジ3頭。
何故みんなおなじ格好をしてるのでしょうか…
さて、休園中の自然動物園ですが動物たちは変わらず元気に過ごしております。
開園した際には、また以前と同じように遊びに来ていただけたらと思います。
~おまけ~
園内の清掃や設備のメンテナンスをしてくれている男性職員の近くに集まる、ちゃいとミルキー。
まるで、
「ここどうしようか?」
と相談しているみたいですね。笑
(M田さん隠し撮りしてごめんなさい)
(R)
2020年03月20日
7色のルーキー
3月10日と11日に、モルモットの赤ちゃんが生まれました!!
3頭と4頭、計7頭の赤ちゃんたちです。
今回の赤ちゃんたちは茶色や黒など濃い色が多めだったのですが彼らのお母さんはというと…
赤ちゃんと似た色をしていますね!
でもモルモットの色はさまざま。
今回は同じような色の子たちでしたが、お母さんの色とは全然違う色の子が生まれることも少なくないんです。
大きさを比べるとこのくらい。
きゃー小さい!と思われるかもしれませんが、この子たちが3匹も4匹もお腹にいたと思うとけっこうすごいことだと思いませんか?
この子たちも大きくなれば、ふれあいにデビューすることと思います。
自然動物園の新戦力の今後にぜひご期待ください!!
(プロ野球の開幕が待ち遠しいR)
2020年03月16日
オタリアたちのこのごろ
休園が続いていますが、、、オタリアたちは今日も元気に寝て食べて遊んでいます!
朝、獣舎を覗くとプールで泳いでいることもありますが、こんな感じで寝ている時もあります。
他にも部屋はあるのになぜか寝るのは一緒が多いです!
時々揉め事もありますが仲良しな2頭♪
そしてたくさん食べています。
健康管理のためのトレーニングはもちろん休園中も続いています。
食べたあとはお気に入りのおもちゃを振り回したり引っ張ったり水に沈めたり!
この日は「きらり」が引っ張るおもちゃの上になんと「ちゅら」が!(笑)
「重くて取れない、、」なんて思っているのでしょうか。(笑)
これから晴れて暖かい日には陸場での日光浴も増えそうです!
(H)
2020年03月14日
洋画史に残る名作
先日生まれたプレーリードッグの赤ちゃん。
皆さんからの温かい気持ちのおかげもありまして、すくすくと育っております。
ところで『赤ちゃん』というのは、とても小さくて弱い存在。
野生の世界では天敵から真っ先に狙われてしまいます。
「でも動物園では野生と違って天敵もいないから安心でしょう?」
…と思いきや。
な、なんとプレーリードッグたちがカラスやネコに狙われてしまうことがあるのです。
せっかく生まれた赤ちゃんが襲われてしまったら大変!
そこで動物園にはプレーリーたちを守る秘密兵器があります。
その1つがこちらのスプリンクラー。
動くものに対して反応するセンサーがついており、もし動物が展示場へ入ってしまったら水を発射!
びっくりさせて退散してもらおう、という作戦です。
(こんな手書きのイラストで申し訳ありません…笑)
ちなみに日中はスイッチを切っています。
プレーリーたちが濡れることはありませんのでご安心ください。
それにしても、プレーリーたちを一生懸命守ってくれるなんて、まるで
『♪エンダアアアアア イアアアアア』という主題歌で有名なあの名作映画のようじゃないですか…
(わからない人はお家の人に聞いてみよう!笑)
ところでこの顔(?)、どこかで見たことがある気がしませんか?
うーんどこだったか…
ああ!
サイチョウのナナちゃんのご親戚ですね?
~おまけ~
3月6日はヤギのちゃいの誕生日、そして3月8日はヤギのしおの誕生日でした!!
2頭ともおめでとう!!!
しおちゃんは4歳、ちゃいは1歳になりました!
これからも元気で過ごしてね!!
(洋画は字幕よりも吹替派のR)
2020年03月09日
2月の飼育係のおはなしをご紹介②
自然動物園では、毎週土・日・祝休日に『飼育係のおはなし』を行っています。
2月に行われたおはなしの内容はどんなものだったのか、少しだけご紹介するぶろぐの後編です。
猛禽類のおはなしでは、『ペリット』について解説をしました。
『ペリット』??
簡単にはがれるテープのような名前ですが、こう見えてちゃんと猛禽類に関する言葉です。笑
猛禽類は食べたエサのうち消化できない骨や毛をひとかたまりにして口から吐き出す習性があるのですが、『ペリット』とは、このかたまりのことをいいます。
大きさは、だいたいヒトの大人の親指くらい。
乾いたものを触ると意外と固いのです。
(お気づきでしょうか…右奥でワシミミズクがこちらを見ていることに…)
分解して並べてみると、上の写真のようにエサであるネズミの骨がちゃんと残っているのが分かります。
このおはなしを聞くことで、命がつながっていることを考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです!
オオアリクイのおはなしでは、当園にいる2個体、アニモとアイチについてご紹介しました。
こちらがアイチ(メス 7歳)。
「鼻が長いね~」と言われることの多いアリクイですが、実はあの長い部分は鼻ではありません!(驚愕)
実はオオアリクイの鼻は顔の先にちょこんとあるだけ。
この部分が鼻です。
じゃああの長い部分は何なのかというと、『ほっぺた』とか『あご』というのが1番近いかと思います。
ちなみに、オオアリクイは口も先にちょこんとあるだけなので大きいエサは食べることができません。
そこで動物園では下の写真のように粒の細かいエサ(ペレット)を与えています。
ごくまれに「口が長いね~」と言われることもあるオオアリクイ。
ですがワニのようにぐわ~っと口は開きませんからね?笑
さて、毎日動物たちを世話している飼育係の貴重な話が聞ける『飼育係のおはなし』。
3月のおはなしは…と言いたいところだったのですが新型コロナウィルスの影響により、3月前半は休園となってしまいました。
皆さんには多大なご心配をおかけしております。
次回のおはなしは3月20日(金・祝)プレーリードッグのおはなしを予定していますが、今後の状況次第では休園が長引いてしまうかもしれません。
皆さんも、そして私たちも、お互いに体調に気をつけながら日々を過ごしていきましょう。
3月のおはなしスケジュールはこちら
(R)
2020年03月06日
小松菜、いただきました!!
コロナウィルス感染症対策で学校が休校になってしまいましたね。動物園からも子どもたちの賑やかな声が消え、寂しい毎日を過ごしています。(動物たちは、みんな元気いっぱいですよ♪)
そんな中、地元の農家さんが東葛西中学校で栽培し、給食やお餅つきのイベントのお雑煮の具として使う予定だった「小松菜」が収穫時期を迎えてもったいないので動物たちに食べてもらえないかという相談が来ました。早速、見に行くと濃い緑に雨粒がたくさん光ってとても美味しそうな小松菜がぎっしり!!中には、もう少しで花が咲いてしまいそうなくらい成長しているものも・・・早く収穫しないと、葉も日に日に固くなってしまいます。
とりあえず、この日は抱えられるだけ収穫し、後日みんなで取りに来ることに。
持って帰った小松菜は、日頃茎しか食べていない(小松菜の葉の部分は他の動物のエサに)モルモットたちにプレゼント!相当美味しかったらしく、すごい勢いで食べてしまいました♪
中学校で栽培されている小松菜 | みずみずしくて美味しそう♪ |
小松菜大好き! | 今日は葉っぱもあるよ! |
コロナウィルスで沈んでいた動物園に、思わぬプレゼント!動物たちは大喜びです。
動物園は3月15日まで休園ですが、一日も早く終息し、また園内が子供たちの声で賑やかになるのをスタッフ一同心待ちにしております。
(K)
2020年03月04日
レッサーパンダの様子
現在、自然動物園は臨時休園しています。
皆さん休園中の動物たちの様子は気になりますよね?
今回は先日のレッサーパンダの様子をお伝えします。
レッサーパンダたちはいつもと変わらず元気です!
この日はブナがお外に出る日(現在ユウユウと交代で展示場に出しています)
天気が良かったので、お気に入りの小屋の中でまったり過ごしております。
おおきなあくびをして......
お昼寝の時間。
このように穏やかな日の午前中はよく昼寝をします。
一方、お部屋の中にいるユウユウも元気に過ごしていますよ!
(S)
2020年03月04日
オオアリクイを治療せよ!
ある日、閉園後にオオアリクイを獣舎(じゅうしゃ:動物が寝る部屋)に
戻していた時のこと。
アイチの左前趾の爪の付け根の部分に擦り傷ができているのを見つけました。
どうやら展示場の土を掘って遊んでいる時にすりむいてしまった様子。
大した傷ではなかったのですが、バイ菌が入って化膿しないように、
獣医に傷薬をつけてもらうことになりました。
しかし、オオアリクイを治療する際は危険が伴います。
というのも、アリを舐めとって食べるアリクイには歯は無く、
噛みつかれる心配はないのですが、アリ塚を破壊するためにこの様な
強力な爪をもっており、この爪で攻撃されれば我々飼育係とて大怪我
をしてしまう恐れがあるのです。
さて、そんな強力な爪の付け根にある擦り傷に、どうやって傷薬を
つけてやるのかというと…
エサに気を取られている隙に治療します。単純ですね。
オオアリクイはくいしんぼうなので、このように簡単に薬をつける
ことができました。
治療が終わった後も、まだまだくいたらん!という顔。
大丈夫、獣舎に帰ったらまたエサをあげるからね。
治療のおかげか、今では擦り傷もすっかり完治しました!
現在、自然動物園は新型コロナウィルス感染拡大予防のため3月15日まで
休園していますが、アイチはよく遊びよく食べ、元気に生活しております。
元気すぎて、たまに怪我をしてしまうこともあるのですが…
新型コロナウィルスが収束したら、ぜひまたアイチに会いに来てくださいネ。
(M)
2020年03月02日
ホウシャガメが産卵しました
2月16日、ホウシャガメが産卵しました!
その時の様子がコチラ。
午後イチの動物のチェックのため展示場に行くと、№176が穴を掘って
いるではありませんか!
そーっと覗いてみるとすでに穴の中には卵が3つ。
ホウシャガメはだいたい1回に3~5つほどの卵を産むことが多いので、
しばらく観察していると…
<動画>
お、産んだ産んだ!
動画は撮れなかったのですが、この後もう一つ産卵し、最終的には
計5つの卵を産みました。
卵を産み終えた母ガメは卵が敵に見つからないように卵を土で埋めて
隠すのですが…
<動画>
埋めるときも、ただ周囲の土を被せていくだけではなく、動画のように
少し土をかけては卵が割れない程度に丁寧に足の甲で土を固め、また少し
土をかけては固めて…を繰り返していきます。
おかげで、埋め終わったあとはこのとおり。
跡こそ残っていますが、そこに穴が開いていたとは思えません。
しかし、このままにしておくと他の個体が産卵する際に掘り起こして
しまう恐れがあるので、自然動物園では産卵後すぐに卵を掘り出し、
孵卵器(ふらんき:卵を温める機械)に移すのですが、しっかりと
土が固められている故に掘り出すのも結構大変で、母ガメが卵を守る
ため強固に、かつ割れないよう優しく埋めたのがよくわかります。
今回、回収した卵は計5つ。
ばらつきはありますが、だいたいピンポン玉くらいの大きさでしょうか。
母ガメが大切に守ろうとした卵…
たしかに担当者が受け取りました!
絶対孵化させるぞ!
(M)
2020年03月01日