公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2020年02月の自然動物園ぶろぐ

ヒキガエルの叫び

先日、オオアリクイの給餌をしていた時のこと。

展示場の隅で、抱接中のヒキガエルを見つけました。

 

 

 

包接ヒキガエル

上がオスで、下がメスです。

そう、今は彼らにとって恋の季節なのです!

 

 

 

せっかく出会えたメスを、オスは絶対に離そうとしません。

もし、恋の邪魔をしようものなら…

 

 

 

<動画・鳴き声あり>

このように、大きな声で怒られて(?)しまいました!

 

 

 

とはいえ、彼らを邪魔せずこのままこの場においておくわけには

いきません。

 

 

 

 アリクイ展示場

なぜならヒキガエルは水の中に産卵するのですが、あいにくここは

オオアリクイ展示場。唯一の水場であるこの池は掃除のため1日1回

水を抜くので、せっかく卵を産んでも流されてしまうでしょう。

 

 

 

と、いうわけで彼らは源心庵の池の近くへ逃がしてやりました。

もし、このような抱接中のヒキガエルを見つけたら、私のように

イタズラはしないで、優しく見守ってあげてくださいネ。

 

 

(M)


2020年02月29日

do 湯(you) like 湯?

 

突然ですが皆さん、お風呂は好きですか?

 

 

2月26日は、フ!フロ!(2!26!)の日でしたね(強引)。

 

 

私たちは毎日お風呂に入りますが、動物たちはそうもいきません。

 

 

そんな中、現在バックヤードで過ごしているモルモットたちを、先日シャンプーしてあげましたので、今回はその様子をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは洗われる順番待ちのモルたちと、洗われた後のモルたち。

 

 

赤丸の子たちが順番待ちの子たち。

 

 

オレンジ丸の子が、洗ってもらってシャンプーがしっかり浸透するまで少し待っている子。

 

 

そして黄丸の子が洗い終わって拭いてもらうのを待っている子です。

   

 

 

 

 

 

シャンプー係からタオル係にバトンタッチして、洗い終わった子を優しく拭いていきます 。

 

 

『お客様、かゆいところはございませんか?』

 

 

 

 

タオルで拭き終わったら、仕上げのドライヤーです。

 

 

 

 

 

 

『お客様、かゆいところはございま(略 』

 

 

 

 

私たちはお腹を上にして抱っこしていますが、皆さんはこのように抱っこしてはいけませんよ!

 

 

 

 

しっかり体が乾いたらシャンプー完了です。

 

 

 

 

 

 

ふ~!さっぱり!

 

 

おつかれさまでした!

 

 

すっきりしたところで、気持ちも新たにまたふれあいコーナーで活躍してもらいたいものです! 

 

 

うーん、こんな話をしていたら広いお風呂に入りたくなってきますねえ。笑

 

 

  

 

~おまけ~

 

 

2月28日はヤギのミルキーの7歳の誕生日です!!

 

 

 

 

 

 

おめでとう!!

 

 

これからも元気にすごしてね!!

 

 

 

 

 

(月一回、スーパー銭湯に行くのが密かな楽しみのR)

 

 

 

 


2020年02月27日

2月の飼育係のおはなしをご紹介①

自然動物園では毎週土・日、祝日に

飼育係のおはなしを行っています。

 

今回もどのような内容だったのかを

少しだけご紹介いたします。

 

まずはワタボウシタマリン。

 

見てください、10月に生まれた赤ちゃんが

こんなにも大きくなりました!

 

 

親子の仲睦まじい姿に癒されますね。

 

こんなにかわいいタマリンですが、実は野生下では

数がどんどん減ってきており、絶滅の危機に瀕しています。

 

飼育下でも数を増やすため、動物園同士でやりとりをし、

個体数を増やす取り組みをしています。

サント(♂)、コニ(♀)は自然動物園にいますが、

実はうちの動物園の個体ではないのです。

サントは千葉市動物公園、コニは静岡市立日本平動物園の

所属で、繁殖のためにうちにやってきました。

 

このような動物園の横のつながりについても

飼育係のおはなしではお伝えしています。

 

続いてはベネットワラビー。

実は1月に顔出ししたゆずの仔ですが、

人工哺育で育てることになりました。

 

 

今回のおはなしでは人工哺育に至った経緯や、

どのように育てているかなどのリアルタイムなおはなしが

出来ました。

 

人工哺育で使っているミルクや道具の説明を

しています。

 

これからすくすく大きくなってくれることを

職員一同楽しみにしています。

 

2月はとても寒く、なかなかおでかけする気分にならないですが、

毎回飼育係のおはなしは大盛況です。

ふれあいコーナーがお休みの今、ゆっくりおはなしに

耳を傾けてみてください。

 

飼育係のおはなしスケジュールはこちら

 

(I)

 


2020年02月23日

ゆずの仔、続報

 

2020年1月のぶろぐでもご報告した通り、ワラビーの「ゆず」の袋から

 

赤ちゃんが顔を出しました。

 

 

よく自然動物園にご来園される方の中には「あれ??」と思われている方も

 

いらっしゃったかと思いますが…

 

 

実はその赤ちゃんが袋から出てしまうことが2度あり、

 

人工哺育(じんこうほいく:お母さんの代わりに人の手で仔を育てること。)

 

に切り替えました。

 

しばらく仔の状態が安定するまでは公表を控えさせて頂いていたため、

 

少し発表が遅くなりました。

 

ゆずの袋が動かない…?と不安にさせてしまっていたらすみませんでした。

 

 

 

 

 

 

さて、そのゆずの仔ですが現在はワラビー担当者と獣医の5人体制で

 

哺乳を行い、すくすくと育っています。

 

哺乳の時以外は獣医室内にあるこちらの保育器で寝ています。

(なんと、購入年が1987年! 担当者より年上でした…笑)

 

 

保育器の中はお母さんの袋の中に近い温度、湿度に保たれていて、

 

赤ちゃんにとっては快適な空間になっています。

 

 

そして、ミルクは犬用の粉ミルクを1日6回、2~3時間おきに与えています。

 

哺乳が終わると、お湯で湿らせたコットンで

 

総排泄口(そうはいせつこう:直腸と排尿、生殖器官の末端の開口部)

 

を優しく触り、排泄を促します。

 

 

本来、袋の中にいる赤ちゃんの排泄物はすべてお母さんが舐めとってくれる

 

ので、それを再現します。

 

 

 

もう少し大きくなったら皆様にもご覧頂ける時が来るかと思います。

 

それまでもうしばらくお待ち頂ければと思います。

 

 

(Y)

 

 

 

 

 

 

 


2020年02月22日

20200220

 

今日の西暦、そして日付をそのままタイトルにしてみましたが、なんとも目がチカチカしますね…笑

 

 

さて、そんなチカチカする2月20日は何の日なのかというと、アレルギーの日だそうです。

 

 

皆さんはアレルギーと聞くと何を思い浮かべますか?

 

 

花粉…そば…ハウスダスト…金属…など様々ありますよね!

 

 

でもそれだけではなくてネコやイヌに対してアレルギーを持っている人もいます。

 

 

 

 

 

 

そこで今回は意外と動物とも関係のある『アレルギー』について一緒に勉強していきましょう!

 

 

 

そもそもヒトには、体を病気やウイルスから守る『免疫』という仕組みがあります。

 

 

 

 

  

免疫のおかげで私たちは病気から守られているので、この仕組みは無くてはならないものです。

 

 

ですが本来なら私たちを守るはずの免疫の仕組みが、ある特定の物質(アレルゲン)が体内に入ってくることで、その物質に対して過剰に反応し過ぎてしまい暴走してしまうことがあります。

 

 

 

 

 

これが『アレルギー』です。

 

 

症状としては、皮膚炎・鼻炎・結膜炎(目)・喘息・発熱などがあげられ、たまに耳にする『アナフィラキシーショック』というのもアレルギーの代表的な症状の1つです。

 

 

 

 

 

症状が重いと死に至ることも…

 

 

決して甘く見てはいけません!

 

 

 

 

さて、ヒトで起こるアレルギーですが、果たして動物たちはどうなのでしょう?

 

 

ということで、当園の獣医さんに聞いてみたところ、イヌやサルにもヒトと同じように食物アレルギーが出ることはあるけれども、動物園にいる動物たちにアレルギーが出ることはないのではないか、とのことでした。

 

 

よかった! 安心ですね。 

 

 

 

 

今回は難しい話になってしまいましたが、皆さん付いてきてくれたでしょうか。笑

 

 

だんだんと花粉が飛び始めて花粉症の方々にとってはまさに地獄のような日々かと思いますが、なんとか乗り切って、暖かい春を迎えましょう!

 

 

 

 

(花粉症とは無縁のR)

 

 

 

 


2020年02月20日

喜ぶ担当者(^O^)

先日、プレーリードッグの繁殖のブログをアップしましたが・・・

(先日の記事はこちら・・・)

 

 

なっ、なんと~!!!

 

赤ちゃんが生まれて巣穴から出てきました(^O^)

 

 

巣穴からひょっこり顔を出して警戒中です。そして一頭ではなく・・・

 

 

 

 

二頭生まれていました!お母さんを見つけて一安心、二頭でじゃれ合ったり、巣穴に出たり入ったりと遊んでいました。

プレーリードッグは巣穴で出産し、巣穴から出て来るのは誕生後約40~48日目に出てきます。例年、4月末からゴールデンウィーク明け頃に出てくる事が多いのですが、今年はいつもより早く出て来て驚きました。

 

 

あっという間に大きくなってしまうので小さくて可愛いい姿を見に動物園に遊びに来てくださいね!!

 

(U)

 

 


2020年02月14日

願う担当者!

プレーリードッグは現在、繁殖期に入っています。

 

この時期は普段は仲良しでもケンカしてしまい大ケガになることもあります。

そのため、いつもはオス、メス一緒に飼育している舎内でも別々の部屋に分けています。

 

 

     オスの部屋            メスの部屋

 

 さらにその中でも気の荒いオスや、ケンカに負けてしまうメスは個別でケージで飼育しています。

 

 

展示場は現在、オス1頭、メス4頭で飼育しています。去年、一昨年と残念ながら繁殖していないので今年はオス、メスの個体を入れ替えました。

 

 

プレーリードッグは2003年から感染症の持ち込みを防ぐ目的で輸入が出来なくなってしまいました。

今年こそは、なんとか繁殖して~!お願い~!!とプレーリーを見つめながら担当者のUは願うばかりです。

 

(U)


2020年02月08日

1月の飼育係のおはなしをご紹介②

 

自然動物園では、毎週土・日・祝休日に『飼育係のおはなし』を行っています。

 

 

1月に行われたおはなしの内容はどんなものだったのか、少しだけご紹介するぶろぐの後編です。

 

 

 

ジェフロイクモザルのおはなしでは、クモザルたちに与えているエサについてご紹介しました。

 

 

  

 

 

 

 

こちらは聖火ランナーのものまね…ではなくモロヘイヤ。笑

 

 

 

 

 

 

そしてこちらは「この紋所(もんどころ)が目に入らぬか~!」…と言っているわけではなく、キャベツです。笑

 

 

甘いフルーツも大好きなサルたちですが、このように野菜もたくさん食べてヘルシーな食生活を送っているのです。

 

 

皆さんのご飯はヘルシーですか?

 

 

 

 

 

 

 

スタンプ待ちの行列もご覧の通り!

 

 

寒い中、大変多くの方におはなしを聞いていただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

ベネットワラビーのおはなしでは、先日お母さんの袋から顔を出したばかりの赤ちゃんについておはなししました。

 

 

 

 

 

 

ワラビーの赤ちゃんは非常に小さく生まれ、私たちが気づく頃には袋の中で大きく育っていることがほとんど。

 

 

そこで自然動物園では、お母さんの袋から顔を出した日を誕生日としています。

 

 

(パネルの書き方も『生まれました!』ではなく『顔を出しました!』ですね)

 

 

なのでこの赤ちゃんは生まれたのは何か月も前なのですが、誕生日は1月19日ということになるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

まだ顔を出すことは少ないので見れたらとってもラッキー!

 

 

ぜひゆっくりと観察してみてください。 

 

 

 

 

 

 

さて、動物たちを毎日世話している飼育係の貴重な話が聞ける『飼育係のおはなし』。

 

 

2月はどんなお話が聞けるでしょうか?

 

 

今月もお楽しみに!!!

 

 

2月のおはなしスケジュールはこちら

 

 

 

 

(R)

 

 

 


2020年02月06日

一人行動!

昨年の10月7日に生まれたワタボウシタマリンですが、

生まれた時のぶろぐはこちら!

親の背中から離れる時間がかなり増えました!

成長記録はこちら!

 

12月ごろには離乳もし親と同じエサを食べるようになりました。

また、最近では一人で木を渡ったり網にぶら下がったり、

自分でエサを取ったりとなんでもできるようになってきたんです!

 

成長したワタボウシタマリンの仔

↑左側にいるのが昨年生まれた仔!右側は父親です!

ワタボウシタマリンのトレードマーク、頭のふわっとした白い毛も

伸びてきて少し立ち上がってきました。

もう少しするともっと広がってふんわりしそうです(^^)

 

そして体重も親の半分くらいまで成長しました!

(親はだいたい500gちょっとです)

生まれたときはおよそ30gくらいと思われますので成長の早さに驚きです!!

 

ワタボウシタマリンの仔

↑親がフィーダーに入ったミルワームを取る姿を後ろからじっくり観察!

(※まだ自分では取れないようです、これからに期待!)

 

親よりはまだ体は小さいですが、動きはとっても素早いです。

これからもっとさまざまな行動が見られるようになりそうです!

 

ぜひご注目ください(^^)

 

(H)

 


2020年02月05日

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