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2018年01月の自然動物園ぶろぐ
Newワークシート!
みなさま、お待たせいたしました。
動物たちを観察しながら書き込んでいくオリジナルワークシート、
「もっともっとよく見てみよう」の「サル編1」が完成しました!
今回は自然動物園の全4種のサルたちがテーマです。
この観察シートを持って、園内の展示場をめぐり、
たくさんサルたちを観察してみてくださいね(^^)
※時間帯によって観察できる行動が変わることもあります!
ぜひいろいろな時間に観察してみてください。
ダウンロードはこちら!
(H)
2018年01月28日
動物園でのチャレンジ・ザ・ドリーム
自然動物園では、年間6~7件のチャレンジ・ザ・ドリーム(中学生の職場体験)を受け入れています。今週も区立瑞江中学校から2名の生徒さんが動物飼育や施設管理の体験、獣医の診療見学などをしています。初日は大雪、翌日は職員と一緒に雪かきと大変な2日間で始まりましたが、雪の中の動物園もめったに体験できることではありませんので、当たりといえば当たりでしょうか。
今日もこの寒さの中、一生懸命金魚の水槽の水替えを手伝ってくれています。苦手な動物もあるようで、悪戦苦闘もしていたようですが、残り一日元気にがんばってくれたらと思います。 (K)
2018年01月25日
ももちゃんのためにできること
1月20日のぶろぐで紹介した「おばあちゃんヒツジのももちゃん」
https://www.edogawa-kankyozaidan.jp/zoo/blog/2018-01/#blog_269
その後、毎日ふれあいコーナーへの行き帰り、ゆっくりゆっくりではありますが自分の足で歩いてもらい少しでも筋肉を使う時間を多くしたら、一時期よりは自力で立ち上がることができるようになってきました。
それでもこのところの寒さでは長時間同じ姿勢で寝ていた後などは、筋肉も関節も動きにくくなってしまいます。そこで、動物専門の理学療法士の先生に私たちにもできるマッサージの仕方など、ももちゃんにできるケアを教えていただくことにしました。
指導してくださったのは、埼玉動物医療センター リハビリテーション科の藤澤由紀子先生。普段は、病気や怪我で障害を受けた動物やスポーツ犬や使役犬のコンディショニング、老齢個体の暮らし方も含め、痛みや腫れ炎症の緩和を行いながら、動物本来の身体機能や能力をもとの状態に回復させるためのリハビリテーションをお仕事としています。
まずは元気なあかねちゃんで骨格や筋肉のつくりを教えていただき、実際どの筋肉にどの方向でどれくらいの力をかけたらいいのか見せていただきました。
筋肉の付き方と動きについて説明 | あかねちゃんで練習。気持ちよさそう~ |
首のと頭の動きの確認 | 一緒に触って確認 |
日常の、ももちゃんの行動をどうサポートしたらよいのか、細かくいろんなケースで
教えて頂いたので、今後のケアに役立てていきたいと思います。動物園では、長生きをして頑張ってくれている動物たちがたくさんいます。
これからも、そんな頑張ってきてくれた動物たちのためにできる限りのケアをしていきますので、みなさんもお年寄り動物たちを温かく見守っていてくださいね。(K)
2018年01月25日
雪とクモザルとにんげんと
みなさん、東京も大雪でしたね!
雪の上を歩くと…そう!足跡が付きますよね(^^)
どこかににんげんの手が隠れています(笑)
そしてクモザルは手と足の指の数が違います。
どれが手でどれが足なのか、どれがにんげんの手なのか考えながら下へどうぞ!
こんなに足跡が付いたということは、そう、展示場も真っ白だったんです。
扉を開くと、驚いた様子でしたが順々に外へ!
冷たそうにしながらも、雪をいじってみたり、食べてみたり、
様々な行動を見せてくれました(^^)
そして、最後に足跡の答えです!
当たっていましたか??
(H)
2018年01月24日
雪満喫!
こんにちは、雪積もりましたね!!
動物園も、雪で一面真っ白になりました。
そんな中、オタリアのちゅらときらりはというと・・・
最初はいつもと違う風景に驚き、周りをキョロキョロしていましたが、
しばらくすると・・・
雪をくわえたり、雪の上にのっかたりと、雪遊びを満喫していました♪
寒そうに見えますが、オタリアは皮下脂肪が分厚いので寒くないんです!
とっても楽しそうなオタリアのちゅらときらりでした☆
(U)
2018年01月23日
アゴ乗せちゃってます
ある日の午後、ふれあいコーナーに行くと
ヒツジの『あかね』がこんな格好になっていました。
イスにアゴを乗せています笑
暇でだるいと思っているのか、
久しぶりの良い天気で気持ちいいと思っているのか、
はたまた、ただぼ~~~~っとしているだけなのか…
本当のところは、あかね本人しか分かりません笑
皆さんも最近寒くて
暖かい部屋でぬくぬくとお過ごしではないですか?
天気の良い日にはぜひ可愛い動物たちにふれあいに来てください!
お待ちしています!
(J)
2018年01月23日
痛くしないでね…?
先日、グリーンイグアナの爪が伸びてきているのを発見。
そこで爪切りをしてあげることにしました。
動物園の動物に爪切り?
と思う方もいるかもしれませんが、
爪が伸びすぎるとうまく歩けなくなったり、
爪が引っかかってケガをしたりする可能性が…。
自分で爪を切ることができない動物たちにとって、
私たちが爪切りをやってあげることは非常に大事なことなのです。
木の上で、ぐでーんとしているところを失礼して…笑
こちらが右前足。
このウロコ感がいかにも爬虫類という感じですね!
こちらが右後ろ足。
ヒトでいう薬指がとっても長くなっているのが面白いところ。
ちなみに爪切りに使うのはこちら。
一般的なものとは異なり、ハサミタイプです。
ウサギなどを飼われたことのある方は
見たことがあるかもしれませんね。
そしてパチパチパチと爪切りを開始…。
無事に切れました!
私の小指の爪と比べるとこれぐらいの大きさ。
こう見ると恐竜やサメの歯の化石のようですね笑
これにて今回の爪切りは完了です!
ちなみに、我々飼育係も人間。
動物たちの爪を傷つけてしまう事もごく稀にあります。
そんな時にはこの黄色い粉薬を患部にまぶしてあげます。
するとあら不思議!
出血を抑えることができるのです。
でも良い子の皆さんは転んでケガをしても、
この魔法の粉ではなくてちゃんと絆創膏を使ってくださいね笑
(R)
2018年01月22日
自然動物園での高病原性鳥インフルエンザへの対策
1月18日以降、自然動物園に足を運んでくださったお客様はお気づきかと思います。
正門、南門どちらにも緑の消毒マットが敷かれていること。
猛禽の展示スペースが空っぽなこと。
バードハウスやペンギン、シロビタイムジオウムなどにはネットがかかっていること。
いつもならふれあいコーナーに出ているチャボやウコッケイが見当たらないこと。
これらは全て、高病原性鳥インフルエンザへの対策です。
高病原性鳥インフルエンザとは、鳥インフルエンザのなかで、鶏を高率に死亡させるもののことを言います。
農場に対して大打撃を与える恐ろしい病気です。
もしも一般の農場で発生した場合、感染を広げないため、その農場内の全ての家禽(家畜として飼育されている鶏などのこと)を殺処分することが法律で定められています。
では、動物園で発生したらどうなるでしょう。
まず、家禽は一般の農場と同じように全て殺処分しないとなりません。
また、他の鳥は法律では定められていないものの、感染を防ぐためにやはり殺処分を検討することもあります。
昨年は、秋田市や名古屋市の動物園で発生してしまい、動物園にとっても大変身近な脅威となりました。
自然動物園にも、たくさんの鳥達がいますが、これらの鳥達の殺処分を検討しなくてはならない事態が発生したら・・・考えただけでぞっとします。
そうならないためにも、皆様には消毒をお願いし、バックヤードに下げられる鳥たちは下げ、下げられない鳥にはネットを張って感染を防いでいるのです。
せっかくお越しいただいても鳥が見えづらかったり、ふれあいコーナーでチャボたちを触れなかったり、たくさんのご不便をおかけしますが、園内の鳥と国内の鳥すべてを守るために何卒ご協力をお願い致します。
なお、鳥たちはバックヤードで元気にしておりますので、暖かくなったらまた遊びにきてくださいね!!
(V)
2018年01月21日
おばあちゃんヒツジのももちゃん
厳しい寒さが続いていますが、皆さま体調など崩していないでしょうか?
厳しい寒さは動物たちにとっても同じで、特に老齢の動物には堪える季節となりました。
江戸川区自然動物園のふれあいコーナーの一角、団体コーナーにもおばあちゃんヒツジのももちゃんがいます。
ももちゃんは2001年4月生まれの16歳、一般的なヒツジの寿命は10~12年と言われているので、かなりの高齢と言えます。
もともと加齢とともに足腰が立たなくなっていましたが、
1月に入り、寒さもあってか立ち上がることもままならなくなってきました。
日中座っていることが多くなったため、硬く冷たいコンクリートでは冷えてしまい体も痛くなってしまう恐れがあります。
そこで保温性とクッション性があり、なおかつ立ち上がる時に滑り止めになる素材のシートは何かないかと職員同士で相談しました。
ホームセンターでお風呂のマットや人工芝など色々と見て回り、上記の条件をクリアし軽くて掃除もしやすいニトリルゴム製のラバーシートを敷くことになりました。
これで少しは楽になったでしょうか。
また、寝部屋にも底冷えを防ぐため、動物用の保温マットを敷くことに
なりました。
このままでは段差ができてしまい、転倒の恐れがあるため
こちらにもラバーシートを敷きました。
ありがたいことに食欲旺盛のため、餌はとてもよく食べています。
まだまだ厳しい寒さが続きますが、ももちゃんが少しでも快適に
過ごせるようにケアを続けていきます。
寒い冬を乗り越えて春が来れば、ももちゃんも17歳の誕生日です。
どうぞ皆さまもあたたかく見守って頂ければと思います。
(Y)
2018年01月20日
飼育係のたくらみ
先月25日から同居しているワタボウシパンシェのペアですが、
相変わらず仲の良い姿を見せてくれています。
ところが、2匹が揃ってよく座っていたりする台は展示場の奥にあり、
すこし見えづらいのが担当者の悩みでした。
(ちなみにこの台はランプの光によって暖かい場所=ホットスポットと
なっています。)
せっかくの仲の良い様子をもっと皆さんに見てもらいたい…!
少しでも近くで観察してもらいたい…!
…そんな欲望を具現化すべく、担当者はあるたくらみを思いつきました。
「もっと手前にも台を設置すれば、そこに来てくれるかも?」
もちろん、台を設置したからといってそこに来てくれる保証はありません。
…でも、じーっとしててもどーにもならない!と、いうことで
早速設置してみました。
台です。はい。
設置後しばらくは使ってくれていなかったのですが、先日ついに!
↑このように使ってくれるようになりました!
これで近くで観察できる機会がだいぶ増えたのではと思います。
ぜひ仲の良い様子を見に来てください!
(M)
2018年01月17日
コウノトリの美脚のヒミツ2
コウノトリの美脚のヒミツ1は2017年6月18日の記事をチェック↓
https://www.edogawa-kankyozaidan.jp/zoo/blog/2017-06/
毎年、この時期になると、バードハウス担当の私Rは
すこし気合を入れて毎日の作業を行わなければなりません。
寒いのが苦手、というのも
もちろんありますが、理由がもうひとつ…。
バードハウスにはコウノトリとショウジョウトキという水鳥がいるわけなのですが、
水鳥ですから当然、展示場には池があります。
そしてその池は毎日掃除をします。
…もうおわかりですね?
冷たい水の塊である大きな池の掃除、これが意外と大変なんです。
想像してみてください。
冷え切った空気に夜の間ずっとさらされていた池の水…
次の日、その池の中に残されたエサ…
それを拾い集めるために池の中へ入っていく右手…
もう指が取れてしまうんじゃないか
と思うほど冷たいのですが(個人の感想です)、
ここの住人であるコウノトリやショウジョウトキは
この冷たい水の中を歩いていてもへっちゃら。
「なにか?」
ど、どういうこと!?
冷たい水の中で寒くないの!?
そのヒミツは、水鳥たちの脚にあります。
頑張って書いたイラストでご説明しましょう。
ヒトなどが冷たい水に浸かった場合、
体を通った温かい血液と足先で冷えた血液は一方通行です。
つまり足先で冷えた血液がそのまま体へ送られてしまうため、
体が冷えてしまい、『寒くなる』わけです。
しかし水鳥の脚は、体から足先へ行く血管と足先から体へ戻る血管が
網目状に入り組んだ構造になっており、
血管と血管が隣り合わせになっているのです。
かなり簡略化して書いていますが、おおよそこんな感じ。
このため、冷たい水で冷えてしまった血液も、
横を通る温かい血液に温められ、
体へ戻ってくるころには冷たくない、というわけです。
水鳥ならではの素晴らしい体の仕組みですね!
ただ、そんな仕組みをもってしても耐えられないときは
片足を温かい羽毛の中に入れて片足立ちしていることも…。
もし池の中で片足立ちしているところを見たときは、
「あ、寒いんだな」と温かく見守ってあげてください。笑
ちなみに、私Rが掃除をしているときも、
「あ、寒いんだな」と温かく見守っていただけたら嬉しいです。笑
(R)
2018年01月13日
ぽかぽか陽気の休園日
寒い日が続いていますが、休園日の今日はうってかわってぽかぽか陽気!
展示場でのんびりしているフンボルトペンギンを激写(^^)
「ねむ~いzzz」 | 「写真?!」 |
どこでどんな体勢でいるかというと、、、
横から見るとよくわかりますね!
展示場の真ん中にある木の根元で休んでいました。のんびりしていていいなぁ!
明日は開園日!
2018年もたくさん遊びに来てくださいね!
(H)
2018年01月09日
二ホンリスにお年玉をあげたら…
2018年がいよいよスタートしましたね。
皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?
私が担当している二ホンリスは6頭とも元気に新年を迎えました。
お正月といえばお年玉!
そこで、二ホンリスにもお年玉をあげることにしました。
あげたのはお金…ではなく、ナッツです。
いつもはクルミやドングリを与えているのですが、
この日はカシューナッツやアーモンドもあります。
(もちろん塩や油が使われていない動物用のものです)
みんな喜んでくれるかな~?
とドキドキしながらナッツを展示場に置いてみると、
リスたちがナッツの存在に気付きました。
「わ、なんかいつもと違うものが置いてあるー!!」
と言っているかはわかりませんが笑、みんなすぐに食べてくれました。
1番人気は、やはりクルミ。
いつも与えているクルミは硬い殻を自分たちで時間をかけて削ってから
食べなくてはいけませんが、この日のクルミは殻がすでにむいてあり、
しかも実も大きいので楽に食べられておいしかったようです。
でもその他のナッツもカリカリと音を立てながら
よく食べてくれました。
1年に1回の特別なプレゼントですが、
このナッツパワーで今年も元気に乗り切って、
かわいい姿をたくさん見せてくれることを願っています。
そして春に赤ちゃんが生まれてくれたら、さらに嬉しいです!
皆さん、今年も二ホンリスをどうぞよろしくお願いします。
~おまけ~
ん?
このリスはカシューナッツをくわえたまま何かしています。
近づいてみると…
あ!
こんなところにカシューナッツが置いてあります。
これは貯食(ちょしょく)といって、リスによく見られる行動です。
もともとは食べ物の豊富な秋にいろんなところにエサを隠して
エサの少ない冬を乗り切るための行動ですが、
動物園の二ホンリスたちには1年中この行動が見られます。
まるで「このエサ、おいしいから後で食べるために
みんなに見つからないところに隠しておこう」と言っているかのようですね!
担当者は毎日掃除のときにいろんな場所に隠されているエサを発見しますが、
「よくこんなところに隠すことを思いついたなあ」
と感心することもしばしばあります。
食い意地が張っているのはヒトもリスも同じですね笑
(I)
2018年01月06日
劇的!ビフォーアフター
みなさま!
新年明けましておめでとうございます。
本年も江戸川区自然動物園をよろしくお願いします。
さて、動物園内はお年玉をもらってホクホクしているであろう子供たちで賑わっております(^^)
そんな動物園内の一角にある、ワラビー展示場の情報板をこの度リニューアルいたしました!
まずはビフォー…
ペンキは剥げ、写真は色あせてしまっていて何とも残念な状態です。
そしてアフター!!
なんということでしょう!
新しい看板はおしゃれなカフェ風の黒板にリニューアルしました。
当園職員手製のフレームはバーナーであぶったので味があります♪
こちらの情報板は随時ワラビーの最新情報を更新予定です!
どうぞお楽しみに!
(Y)
2018年01月04日