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2017年12月の自然動物園ぶろぐ
シュートより来たる者
動物園では、獣舎や展示場で動物が通る扉のことを「シュート」と呼んでいます。
12月25日、今まで開くことのなかったシュートが一つ、開かれました。
それは、ワタボウシパンシェ展示場のシュート。
動物園職員が作った、手づくりのシュートです。
これによって、オス側とメス側の展示場が隔てられていました。
・・・そうです!
ついに、繁殖に向けて、オスとメスの同居に挑戦です!
シュートを開けると、まずはオスが興味を示し、メス側をのぞき込んできました。
そしてしばらく様子をうかがった後・・・ようやくオスが入って来ました。
ブレブレですいません…パンシェの躍動感を伝えたかったということに
しておいてください。
ケンカはしないか?メスがパニックを起こさないか?などなど、この瞬間が
担当者としては一番緊張します。
結果…
写真手前がオス、奥がメスです。
メスはパニックは起こさなかったものの、オスとはある程度の距離を
保とうとしている様子。
オスは、メスよりも新しい部屋に興味を持っているようで、展示場探検に
余念がない様子でした。
しばらくするとメスも慣れてきたのか、ある程度オスが近くに来ても平気になった
様子。オスは、木のにおいを嗅いでいます。
・・・うーん、お互いに興味を持っている様子は見られないなぁ…
まあ、ケンカはしないようだし、とりあえず同居は成功。
仲良くなるにはある程度、時間が必要かな。
・・・なんて考え、担当者は他業務のため一時その場を離れることに。
ちょっとして、展示場に戻ってみると、そこにはなんと!
あら~
あんたらいつの間にそんな仲良くなったの。
ちなみに右がオス、左がメスです。
仲良くなる瞬間を見逃した悔しさはあるものの、同居は大成功!
(もしかして、担当者というお邪魔虫がいたからいけなかったのか!?)
この後、オスがメスにグルーミング(毛づくろい)をしている姿も見られ、かなり仲は良さそうな様子。これは繁殖に期待がかかります。
現在、ワタボウシパンシェ展示場のシュートは終日開放しており、
2つある展示場のどちらかに2頭が揃っていることが多いです。
2頭で寄り添っていたり、グルーミングをしていたりと単独飼育時には
見られなった行動が非常によく見られるので、是非この仲睦まじい様子を
見に来てください!
(M)
2017年12月27日
チキンはお好きですか?
こんにちは。動物園の獣医です。
明日はクリスマスですね☆
クリスマスと言えばチキン!!
今日はチキンにちなんで鳥の骨のお話をさせていただきます。
まずは鳥の骨を見ていただきましょう。
鳥は羽毛に覆われていて骨を意識しづらいですが、このような骨格をしています。
チキンを食べる時、骨をバリバリと噛み割ってしまうことがありませんか?
他の動物のお肉ではそうはいかないですよね。
鳥の骨は、中身が詰まっておらず、とても軽くできているのです。
これは、飛ぶためになるべく体を軽くする工夫のひとつです。
さて、もうひとつチキンを食べる時のお話ですが、骨の形から部位がわかります。
ここに、代表的な部位を色付けした図を載せてみます。
黄色:腕の骨
青:あばら骨
オレンジ:腰と太ももの骨
赤:胸の骨
緑:脛の骨
です。
黄色の腕の骨は一番わかりやすいかもしれません。
いわゆる「手羽」の部分です。
この二本の骨の間のお肉が美味しいとか・・・。
青のあばらの部分は、ちょっと骨が多いように感じる部位ですが、脂が少ないのでさっぱりしたお肉が好きな方にいい部位です。
オレンジの腰と太ももの部分は肉量が多い部分です。
この部分を食べるとちょっとお得な気持ちになれます。
赤の胸の部分はやはり脂の少ない部分なのですが、軟骨部が食べられるので軟骨がお好きな方にむいています。
緑の脛の部分は、一番持ちやすく、いかにもチキンを食べている!という気持ちになれるところです。
チキンを食べていて骨が出てくると邪魔だな~と思われるかもしれませんが、ちょっと視点を変えて、この骨だからこの部位だ!!!と当ててみると楽しいかもしれません。
それでは、良いクリスマスをお過ごしください!
(V)
2017年12月24日
すいませんね、温室育ちなもので…
今年の冬至は12月22日でした。
冬至とは1年で最も昼間が短い日のこと。
つまりこれから夏に向けて昼間がだんだんと長くなっていくわけですね。
まだまだ寒いこの時期に遠い夏の話をしてしまいましたが、
今回のお話はもちろん寒い冬に関するお話。
自然動物園には多くのカメがいますが、
屋外展示している、クサガメ・二ホンイシガメ・カミツキガメは
寒い冬の間、冬眠をしています。
冬眠とは、冬の時期に気温とともに
体温も低くなり活動が鈍くなってしまうため、
活動自体を極力低下させて冬を越すことです。
今の時期は水中や土中に潜っているため、
上記の3種は少し(いや、かなり)見にくい状況となっていますが、
ご理解いただければ幸いです。
君らホウシャガメはいいよなあ。
暖かいところ(マダガスカル島)生まれだから、
エアコン、床暖房、ヒーターまでついてる部屋だもんなあ。
文字通り温室育ちで羨ましいよ…笑
(R)
2017年12月23日
デビューしました
みなさん、お待たせしました!
動物カレンダー2018の表紙を飾ったコールダックたちが
ふれあいコーナーにデビューしました♪
2羽います オタリアのプール側に展示しています
世界で一番からだの小さいアヒルとして有名なコールダックですが、
声の大きさはピカイチ!ときどき大きな声で鳴いているので注目してください!
※今までふれあいコーナーにいた高齢のコールダックたちは裏の小屋で
ゆっくり過ごしています(^^)
ちなみに、、、カレンダーの表紙の写真はふ化して2日目の写真です!
こう見えて動きはとっても早いんですよ!
こんなに小さく手のひらにすっぽり入るときもあったなぁと、
まだ半年もたっていませんがとても懐かしい思いです(笑)
(H)
2017年12月16日
赤い恋人達
12月になり、季節はすっかり冬。
先日まで園内の木々も美しい紅葉で彩られていましたが、
すっかり落葉してしまいました。
オオアリクイ展示場の中からニホンリス方面を見た景色も
このようにすっかり様変わり。
11月30日 | 12月9日 |
(綺麗な紅葉をお知らせしようと思っていたのに、
動物園ぶろぐに書く前に葉が落ちてしまって
書く内容が変わったことは内緒にしてくださいね笑)
さて、かじかむ手をこすりながら
ホウシャガメ横の通路を抜けて、
バックヤードへ行ってみると…
す、すごいことになってる…
ちなみに、
左側は倉庫の奥がワラビーの展示場。
右側は表に出ていない猛禽類が暮らしている部屋、
右側の奥の建物が病院となっています。
でもこれはこれで、いい景色かもしれませんね!笑
※このあとスタッフが美味しく頂きましたきれいに掃除しました。
(R)
2017年12月11日
\メリークリスマス!/
12月に入り日に日に寒さが増していますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
12月と言えば!
そう!クリスマスが今年もやってきますね♪
皆さん、クリスマスの準備は進んでいますか?
江戸川区自然動物園でもクリスマスを迎える準備ができました!
まずは正門のアーチの飾りつけです!
アーチにいる動物たちもしっかりクリスマス仕様です♪
正門をくぐって左手には大きなツリーがあります♪
こちらのツリーと正門のアーチは、12/25までの15:30~19:30までの間、
毎日イルミネーションが点灯します!
ツリーをよく見るとサンタやトナカイに扮した動物たちもいます♪
なんとこちらの羊毛フェルトは当園職員の手作りです!!
全部で4つあるのでぜひ探してみてください。
~おまけ~
動物園正門横のサービスセンターには小さな卓上ツリーも飾られています。
よく見ると指先サイズの小さな動物のオーナメントが(^^)
こちらも先ほどの職員の手作りです!!
ちなみに、サービスセンターでは2018年の動物カレンダーを1部300円で
発売中です!
動物とイルミネーションを見たついでにカレンダーのお土産はいかがですか?
(Y)
2017年12月11日
モルモットの赤ちゃんが産まれました
12月7日の朝、モルモットの様子を見に行くと、
なんとも可愛らしい4頭の赤ちゃんが産まれていました。
大きさは手のひらサイズ!
お母さんと比べるとこんなに小さいです。
モルモットはウサギなどとは違って毛が生えている状態で産まれ、
産まれてすぐにキャベツなどの野菜をお母さんと一緒に食べることが出来ます。
みんな元気に大きくなってね!!
(S)
2017年12月09日
休園日のまみちゃん
休園日のふれあいコーナーでは、いつもウサギ(フレミッシュジャイアント)のまみちゃんがヒツジのももちゃんのエサを当たり前のように一緒に食べています。
ももちゃんのエサを食べないで―!!と思うのですが、おいしそうに食べていえる姿にはとても癒されます。
あの食べている口元がたまりません!!
(B)
2017年12月04日