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2017年07月の自然動物園ぶろぐ
モルモットの健康チェック
毎日うだるような暑さが続いていますが、皆さんは体調管理はできていますか?
アイスや冷たい飲み物ばかり飲んでいないですか?
もちろん、体調管理が必要なのは動物も一緒です。
普段、ふれあいコーナーで触ることのできるモルモットたちも飼育係が
体調管理を行っています。
今日は日頃行っているモルモットの体調管理についてご紹介します。
まず最初に行うのが、爪切りです。
野生下では硬い地面の上を歩くため自然と爪はすり減りますが、
飼育下では動く範囲が限られているため、定期的に爪を切る必要があります。
モルモットも慣れているのでおとなしくしています。
人間同様、白い余分な部分を切ります。
見た目にもスッキリしましたね。
そして次は歯のチェックです。
モルモットはネズミの仲間のため、生涯切歯(前歯)が伸び続けます。
歯が伸びすぎてしまうと餌が食べられなくなるため、硬い乾草やペレット
(モルモット専用のフード)を与えて歯が伸びすぎるのを防ぎます。
それでも噛み合わせが悪かったりすると、変な方向に伸びてしまったり
するため、定期的にチェックが必要です。
最後に体全体を触り、皮膚や体に異常がないかを調べます。
こうして定期的に健康チェックを行うことで、
いつも万全の状態でみなさんにふれあって頂くことができます。
(Y)
2017年07月31日
いつもの季節に・・・
多くの猛禽類は、 この時期換羽(かんう)の真っ只中です!換羽とは、一年に一度、すべての羽毛が新しい羽毛に生え変わることです。ただ一度に抜けてしまうと飛翔に影響が出てしまい、獲物を狩ることができなくなるため、猛禽類は飛翔に影響が出ない程度に少しずつ長い期間をかけて新品の羽毛に生え変わります!!
きれいに生え変わるには、秋までかかります。
現在、ワシミミズクの展示場には抜け落ちた羽根を見ることができるかも!探してみてくださいね。
(N)
ワシミミズク、シロフクロウ、ハヤブサ、トビ、ノスリの羽根です。
どれがどの鳥の羽根かわかりますか?
2017年07月29日
始まりました!!
フンボルトペンギンは、
毎年7~8月に全身の古くなった羽根が新しい羽根に抜けかわります。
これを『換羽(かんう)』といいますが、
自然動物園のペンギンたちにも換羽の時期がやってまいりました!
※換羽中:背中の羽根から抜けている、『はんぺん』。
※換羽後:ほぼ羽根が抜け終わった、『アスール』。
展示場には、もうすでにほとんど抜けかわったペンギンもいるので
きれいな新しい羽根と古い羽根の違いがとてもよくわかると思います。
ペンギン展示場にいらした際には、ぜひよーく観察してみてくださいね。
(B)
2017年07月26日
診療室公開ー②
こんにちは。
自然動物園の獣医です。
先日の 「診療室公開ー①」(この記事の下を見てみてください!)では、ほんの少しですが診療室の中をお見せしました。
今日は、またほんの少しですが、実際の仕事の様子をご紹介します。
例えばこちら。
ブラウンケナガクモザルのメス個体に避妊のためのホルモンインプラント剤を入れているところです。
まず、肩甲骨あたりの皮膚を切開して、インプラント剤を入れます。
入れたら切開したところを縫います。
ブラウンケナガクモザルには麻酔がかかっているため、おとなしくしてくれていますが、それほど長くは麻酔の効果が続かないので大急ぎで処置をします。
こちらは、先日導入したばかりの新しいレントゲン装置でワラビーを撮影しているところです。
Tシャツの上から着ているのは放射線から身を守るための鉛入りの防護服です。
これがとても重い!!!
こんな感じで、 診療室では日々いろいろな動物の診療や治療を行っています。
今後もまたご紹介させていただきますね。
(V)
2017年07月22日
二ホンリスのカップル
毎日暑いですね。
暑さの苦手な当園の二ホンリスにとってはぐったりな季節です。
今日はそんな夏バテ中の二ホンリスのかわいい写真がとれました。
ズームしてみると・・・・
2頭でバテてますね。
実はこの2頭はオスとメスで、同じ巣で暮らしているのでペアを作っていると思われます。
顔はヤル気ゼロな表情をしていますが、熱いラブラブカップルがかわいい赤ちゃんを産んでくれるのを担当者は期待しています。
二ホンリスは野生でも暑い時期は日中は活動せず、夕方涼しくなってから行動します。
当園のリスも午前中は巣の中で寝ていることが多いですが、午後はよく展示場を走り回っているので、その時間をねらって是非見に来てください!
(I)
2017年07月21日
森の赤ちゃん
現在、サイチョウの展示場では
サイチョウにエサで与えていたトマトの種が、なんと地面から芽を出し、成長中です!
事件は現場で起きている!ということで、現場へ急行すると…!?
お、思ったより大きい…
ででーーーん。
高さはだいたい110センチほど。
筆者のおへそくらいの高さまで育っていましたが、
皆さんがこれを読むころには
もう少し大きくなっているかもしれません!
かわいいお花も咲きました♥
主に果実を食べている野生のサイチョウは、その果実の種を
食べたところとは少し離れたところで(←ここが大事!)
フンと一緒に排泄します。
するとその種から芽が出て、育っていきます。
果実を食べる→少し離れたところでフンをする→種から芽が出る→…
それをくり返すことで、やがて森が広がっていく、という
ジャングルや地球にとって大事な役割を担っている動物、
それこそがサイチョウなんです。
まさにこのトマトの芽は森が始まる第一歩!
いわば『森の赤ちゃん』というわけです。
まさか動物園のケージの中で、それを見ることができるなんて!
ナナちゃんはもちろんですが、
サイチョウ展示場で生まれている
『森の赤ちゃん』にもぜひ注目してみてください。
(R)
2017年07月20日
写真が届きました!
4月29日のイベント「フンコロジー」では、
ヤギとヒツジの糞と花の種のセットを配布していました。
その際、おうちで植えて花が咲いたらぜひ写真をお持ちください!と
呼びかけていたのですが、ついに、待ちに待ったその日がやってきました♪
写真を持ってきてくれたのは、河村ゆいちゃん(5歳)です!
きれいに咲いたヒマワリが3本!
さらに、もうすぐ咲きそうなものが3本あるそうです(^^)
大切に育てていただきありがとうございました!
写真は、随時募集中です。動物園正門横の行船公園サービスセンターへ!
2017年07月17日
育てよ!ホウシャガメ!
ホウシャガメの子供たちが孵化してから、3ヶ月が経ちました!
生まれたときは体重20gほどだった彼らも
みんなすくすくと成長し、現在は全員50gを超え、倍以上の重さに!
こちらがその生まれた当時の写真。
そしてこちらが同じ個体を同じアングルで撮った写真。
こうしてみると大きくなったなあ…(しみじみ)
しかし焦りは禁物。
あまり急激に成長させすぎても良くないので、
じっくり時間をかけて丈夫に育てていきたいと思います!
(M)
2017年07月17日
太陽の光の中で
ここ最近、ようやく梅雨らしい日が増えてきましたね。
そんな梅雨空の合間に晴れたときには、
ホウシャガメの子供たちに日光浴をさせています。
と言っても、たいそうなことをしているわけではなく、
このように大きめの洗面器に少し水を張り、日なたに置いておくだけですが…
この時期の日光には強い紫外線が含まれています。
人間(特に女性の方々)には疎まれがちな紫外線ですが、
ホウシャガメに限らず、カメが硬い甲羅をつくるためには
この紫外線が必要不可欠なのです。
ただ、さすがにずっと浴びていると暑くなりすぎてしまうので、
上の写真のように一部に日陰をつくってやるのがポイントです。
しっかり浴びて、健康に育ってほしいですね。
皆さんも晴れた日には(紫外線対策をしっかりして)太陽の下に出てみてはどうでしょうか?
(M)
2017年07月03日
これな~に??
ある日、ブラウンケナガクモザルの展示場で観察をしていたときのこと。
その日は天気も良く、仔ザルが気持ちよさそうにお昼寝をしていました。
「これは写真を撮るしかない!」と思い、カメラを近づけると…
気配を察したのか起きてしまい、
カメラに向かって手を伸ばしているこんな写真が撮れてしまいました…笑
ちなみにゼニガタという名前のオスの仔ザルです。
名前を聞いてから写真を見ると、
「ルパ~~~ン!!!」と言っているようにも見えるような…?笑
(ちなみに「ルパン」という個体もいるんですよ!)
ゼニガタをはじめ、やんちゃ盛りの仔ザルたちに、
皆さんぜひ会いに来てください!
2017年07月02日