公益財団法人 えどがわ環境財団

文字サイズ
menu
MENU

自然動物園SHIZEN ZOO

2017年06月の自然動物園ぶろぐ

診療室公開ー①

みなさんは、動物園に獣医という仕事があるのをご存じでしょうか。

獣医とは、動物のお医者さんです。

自然動物園には2名の獣医がおり、診療室で怪我や病気をした動物たちの治療を行っています。

今日は、少しだけ、動物園の診療室をご紹介させていただきます。

 

まず、診療室のドアを開けると・・・・。

こんな感じです。

 

こちらは最近導入されたレントゲン装置です。

2

 

デジタル式の現像方法なので、コンピューター上で撮った画像を見ることができます。

3

 

獣医がどんな部屋で仕事をしているか、少しイメージしていただけたでしょうか。

今後も、新しい機器のご紹介や、私たち獣医の仕事も少しずつご紹介していきたいと思います。


2017年06月29日

プレーリードッグの成長

お母さんに甘えている仔プレーリー、一ヶ月前の写真と現在の写真です。

 

一ヶ月前

1

 

現在

2

 

比べるとずいぶん大きくなりました。

「ねぇ、ねぇ、大きくなったでしょ!」って言っているように見えますね。


2017年06月29日

シンクロ!!

動物園のモルモットはそれぞれ写真を撮り、タグをつけて個体管理をしているのですが、子供を出産した場合もその子供達の写真を別に撮っておきます。

先日、5月に産まれた子供の写真を2枚撮ったのですが、なんと2枚とも4匹が同じ方向を向いていました。

さすが兄弟!息ピッタリです!

 

2

 

1


2017年06月29日

リスザルのリラックスタイム

リスザルの展示場をのぞいてみると、床におなかをつけてのびている個体が・・・。

1

 

陽のあたっているところにどんどん集まってゆき、よい場所を探してのんびりしていました。

2

 

気持ちよさそうに寝ている個体もいました。

 

3

 

このような姿は天気のよい午前中にみられることが多いですが、あまり大きな音をたてると上の方へ行ってしまうので、みかけた時は静かにのぞいてみてください。


2017年06月29日

カニにも恋の季節がきました!

現在、動物園内の水生コーナーの一角では9種類のカニを飼育しています。

その中でも、一際変わった見た目のカニについてご紹介します。

種名はタカノケフサイソガニといい、名前の通りオスのハサミには

毛の房があるのが特徴です。

ケフサイソガニ_オス

また、オスとメスの見分けはお腹を見ても判断できます。

オスは鋭角な三角形の形をしています。

 

ケフサ_メス

一方メスのお腹は幅広い扇状になっています。

この部分に卵を抱き、卵がふ化するまで大切に守ります。

黒っぽく見えるのが卵です。メスのハサミには房がありません。

 

そんなケフサイソガニが先日交尾をしているのを発見しました!

ケフサ_交尾

写真上がオス、下がメスです。

メスがしっかり抱きかかえているのが分かります。

 

ケフサ_交尾

失礼してそーっとひっくり返してみるとオスの交尾器がメスのお腹の中に

入っているのが分かります。

しばらくの間は抱き合ったままでしたが、数分すると離れていきました。

 

ケフサイソガニの繁殖期は6~8月と言われています。

運が良ければ交尾をしている場面に立ち会えるかもしれないです。

動物園にご来園の際には、小さなカニの水槽にも注目してみてください。

 

 

 


2017年06月28日

またまたモルモットが出産しました!

6月22日、先月に続き新しいモルモットの赤ちゃんが4頭産まれました。

1

 

みなさん知っていますか?

4頭の赤ちゃんを産んだモルモットですが、おっぱいは2個しかないんですよ。

2

 

なのでみんなで順番におっぱいを飲んでいます。

3

 

おじいちゃんチャボも赤ちゃんたちの成長を見守っています。

「わしも昔はこの子たちみたいにかわいかったんじゃぞ」

4


2017年06月25日

魅力的なヘビさん

 

ヒバカリさんデビューです。

飼育係のお話に先月からヒバカリさんにも登場してもらっています。

ヒバカリ①

小型のヘビなので、みなさん口々にカワイイ~の連発です!

 

おはなしの様子 6月のおはなし
※画像のヘビはアオダイショウです。

 

ヘビに対して、あまり良い印象を持たない人が多いと思いますが、

それは、彼らを知らないからで、良く知ると不思議いっぱいの

なんとも魅力的な生き物だと気づいて頂けると思います。

 

これからも、ヘビや爬虫類の魅力を伝えていき彼らの熱狂的ファン

を一人でも増やしていきたいと考えています。

 

 

 つぶらな瞳☆

ほら、かわいい目をしてるでしょ?


2017年06月23日

コウノトリの美脚のヒミツ

 

 

日本の特別天然記念物である、コウノトリ。

 

かつては日本の野生の個体が絶滅し、保護施設にいる数羽だけ、という

本当に日本からいなくなる危機にあったこの鳥も、2017年2月現在、

全国の動物園や保護施設と野生の個体を合わせて、

およそ300羽(動物園+保護施設:約200羽 野生個体:約100羽)まで

数を回復することができました。

 

そのうちの1羽がここ、自然動物園にいるわけですが、

数多くある特徴の中でも、その細くて長い足は目を引くものがありますよね。

 

 

 

そんな中、座り込んでリラックスモードのコウノトリを発見。

 

 

 

 

でも、ちょっと待ってください。

 

よーく見るとなんだか違和感がありませんか?

 

なんだろう、このもやもやする感じ。   もしかして:恋?

 

 

 

 

 

写真をズームしてみました。

 

違和感のヒントは、赤い丸のところに注目!

 

…と言われても、まあ、普通にひざを曲げて座っていますよね?

 

では、みなさんもひざを曲げて正座みたいに座ってみましょうか。

 

 

よっこらしょ。(おっといけない、まだ20代なのに思わず口に…)

 

 

 

 

あれ~?

コウノトリはつま先が前を向いてるのに、

僕たちはつま先が後ろを向きますね?

 

これはいったいどういうことでしょう?

 

 

 

実はコウノトリのひざに見える赤い丸の部分、

あそこは足首なんです!

 

…いやいや、ほんとなんですよ?笑 

 

その証拠に、皆さんの足首を曲げてみてください。

コウノトリのようにつま先が前に向きますよね?

 

 

 

つまり、コウノトリの脚はヒトの脚と比べると

こういうことになっているわけです。

 

 

 

 

オレンジの丸:ひざから足首まで

 

緑の丸:足首から足の指まで

 

青の丸:足の指

 

 

 

最初にお見せした写真は

ヒトでいえば、足の裏全体をべたっとつけて

休んでいたようなものだったんですね。

 

 

まさか普段、ず~~っとつま先立ちをしているなんて! 

 

あの美脚(?)にはこんなヒミツがあったんですねえ。

 

 

 

 

(R)

 

 

 

 


2017年06月18日

ジャンボウサギのふくちゃん

先月から仔ウサギがデビューしましたが、ジャンボウサギのふくちゃんが好き好きモード。

お腹を見せて大喜び!!

 

 

のっかられても気にしないむしろのっかっちゃって下さいって感じです。

 

 

時々、こんな姿を見せてくれるふくちゃんはふれあいコーナーで触れるので是非、

会いにきてくださいね!!

 


2017年06月18日

その時 ホウシャガメの母は

 

 

ホウシャガメが初めて産卵した時から、

 

「孵化したら撮ってやろう」

 

と担当者がずっと思っていた写真があります。

それを先日撮影してみました!

 

 

それは、母ガメとの2ショットです。

初めて見る親(子)に対してどのような反応をするのか…

ドキドキしながら顔合わせをしてみました。

 

その結果…

 

 

 

 

 

母ガメは子供に対してちょっと驚いた様子。

 

一方の子ガメは全く母ガメに反応せず(大きなカメだと気付いてすらいない?)、

好き勝手な方向へトコトコ歩いて行ってしまうのでした。

 

 

 

 

 

 

こうしてみると大きさの違いがよくわかりますね。

 

 

 

 

 

 

ただ、普段は母ガメとの同居展示はしていません。

本当は母ガメと一緒にしてあげたいのですが、まだ体が弱く、

細かい温湿度管理が必要なため、分けて飼育しています。

 

 

しかし、いろいろな条件が揃えば、上の写真のように

親ガメのスペースを少し借りて、展示を行うこともあります。

(左側の小さなケージの中にいます!)

 

 

事前にお知らせすることは難しいのですが、

天気のいい日には子ガメが見られるかもしれませんので、

ぜひホウシャガメの展示場をのぞいてみてください。

 

 

 

(M)

 


2017年06月14日

休園日に開かれる秘密の扉…

 

 

『休園日』というと皆さんどんなイメージがありますか?

 

 

「動物園がお休みなんだから飼育係さんもお休みだよねー」

 

 

もしかしたらそんなイメージを持っている方もいるかもしれません。

 

しかし!

もしそうだとすると、その日の動物たちのお世話はいったい誰がするのでしょう…?

 

 

ここまでくれば、もうお分かりだと思いますが

動物園がお休みでも、我々飼育係はお休みではありません。

 

むしろ普段できないことをやる絶好のチャンス!

 

なので、お休みの日なのにいつも以上に忙しい、

なーんてこともよくあることなのです。

 

 

とある休園日。

カミツキガメの水槽を見てみると…

 

 

あれ。なんだか濁っていて見えにくい。

 

普段はにぎわっている園内ですが、今日は休園日。誰もいません。

これはチャンス!水槽をキレイにしてあげましょう!

 

 

 

 

      

 

カミツキガメの水槽には立派な南京錠が計5ヶ所にかかっています。

もし逃げてしまったら大変ですからね!

 

そしてこの封印が解かれて、ついに扉が開く…!

 

 

ジャジャーン。

 

はい。では、えーここからね、作業のほうをね、

進めていきたいと思いますけども。(先生風)

 

 

とはいえ、とっても危険なカミツキガメですから、

いったいどうやって掃除しているのか、気になりますよね?

 

その答えは…

 

 

 

そのまんまです。笑

掃除のあいだも、カミツキガメさんには水槽の中にいてもらいます。笑

 

彼女はとてもおとなしくて、怒って攻撃してくることはないので

安心して掃除ができます。

 

(どうしました?この子はメスですよ?)

 

 

カメがいるところを避けつつ、せっせ、せっせと磨き続けて…。

 

 

 

 

 

 

ふう!(疲)

キレイになりました!

 

最後に扉を封印する儀式(南京錠カチャを5回)をして終了です!

 

 

 

休園日の前と後で、展示場の中や園路など、

どこか違うところがないか探してみるのも面白いかもしれませんね!

 

 

 

 

(R)

 

 

 


2017年06月13日

より良いサイトへと改善するためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は皆様のお役に立ちましたか?(必須)

このページに対するご意見・ご要望がありましたらご記入ください。(任意)
なお、ご意見お問い合わせへの返信は行っておりませんのでご了承ください。