- 公益財団法人 えどがわ環境財団
- 自然動物園
- 自然動物園ぶろぐ
- 2015年12月の自然動物園ぶろぐ
2015年12月の自然動物園ぶろぐ
動物園にオオコノハズクが来た
11月22日、「マンションの入口に小さなフクロウがいて、動けないみたいなので持って行っていいですか?」と電話がありました。小さなフクロウ・・・?ダンボールに入ってきたのはオオコノハズクという小型のフクロウでした。
動物園に来た初日は、ずっと目を閉じてじっとしていました。
エサは、ウズラの肉を細かく切ったものをピンセットで強制的に与えました。その後2,3日は1日2回与えましたが、なかなか自分から食べようとしないので心配していました。保護されて5日後、やっとうずらの肉を自分から食べ始めました!それからはピンクマウスもメニューに加え、それも完食するほどに回復してきました。
初めのころは、自分からは食べません | |
薄暗くなってから放鳥しに行きました | 最初は、じっと動かず・・・・ |
部屋の中で放したところ、問題なく飛べていたので野生に戻すことにしました。ちなみに、フクロウの仲間は飛ぶときには全く羽音がせず、着地もとても軽やかで、思わず見ていた職員で感嘆の声を上げてしまうほどでした。
保護されて12日後の12月3日に日没後、森の中に放しに行きました。最初は、ケージの扉を開けても周りをうかがってじっとしていましたが、職員が飛翔を促すと勢いよく外に飛び出しました。
そして、暗闇に紛れてすぐに姿は見えなくなりました。
これからは、厳しい自然の中でたくましく生きていってもらいたいと、担当した職員一同願っています!
元気になった、オオコノハズク!
2015年12月05日
ジェフロイクモザル展示場で事件!
ある日の午後・・・
左の木に注目! | 真ん中からバキッと折れています |
ジェフロイクモザルたちがぶら下がったり揺らしたり見晴らし台にしたりと、
毎日自由に使っていたお気に入りの木が折れてしまいました。
翌朝、施設班に協力してもらい補修しました。
折れてイガイガになった枝をきれいに切り、ワイヤーを通し、クモザルたちがぶら下がってもたるまないようにワイヤーの張り具合を調整します。
早い!職人技! | すっかり慣れて木に登るクモザルたち |
補修が終わり、獣舎から出たクモザルたちはそわそわ。
餌にも目もくれず折れた木のまわりをふらふら。
「なんか変!いつもと木が違う!」という声が聞こえてくるようでした。
しかししばらくするといつもと同じように木に登ったり走ったり自由に動き回っていました。
※新しく設置できる木が見つかり次第、折れた木と交換予定です。
2015年12月02日