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愛鳥週間特別イベントを開催しました
毎年、5月10日から16日までの1週間は『愛鳥週間』です。
『愛鳥週間』とは、野生の鳥類を守ることを目的に
アメリカで始まった活動のことです。
自然動物園では、その愛鳥週間にちなんで
『見て!聞いて!知ろう!身近な鳥たち』という特別イベントを開催しました。
本来であれば、12日(土)と13日(日)の2日間行う予定でしたが、
日曜日はあいにくの天気となってしまい、今年は1日目のみの開催となりました。
今回はその内容を簡単にご紹介します。
まずは、パネルを見ながら『愛鳥週間』とは何なのかを学びます。
ベンチも用意して、青空教室のような形でイベントを行いましたが、
たくさんの方が話を聞いてくださいました。
次に、自然動物園がある行船公園で見られる鳥、
そして江戸川区(葛西臨海公園)で見られる鳥についてお話をしました。
葛西臨海公園で観察されたことがある鳥の種類は252種類。
これは日本全国で観察されたことがある鳥(620種類)の3分の1以上の数です!
臨海公園には海、干潟、砂浜、草原、樹林など
多様な環境がそろっているため、たくさんの鳥たちがやってくるようです。
これだけの鳥がやってくる場所が
こんなに身近にあったことに皆さん驚いていました。
続いて、鳥の鳴き声が収録されている機械を使って、
鳴き声当てクイズを行いました。
皆さん元気に手をあげてくれています。
鳥の名前は知っていても、鳴き声は知らない方が多かったようで
「へぇ~!」という顔をしている方がたくさんいらっしゃいました。
最後に、鳥のヒナを拾わないで!というお話をしました。
巣立ちしたばかりのヒナはうまく飛べないことも多く、
地面に落ちていることがたまにあります。
それを見て「かわいそう!」と思う気持ちはとてもうれしいのですが、
実はヒナの近くで親鳥が見守ってくれています。
それなのにヒナを拾って、持って帰ったりしてしまうと、
親鳥からするとそれは誘拐と同じことになってしまうのです。
もしヒナが地面にいるところを見つけても、
拾ったりせずに、そっとしておいていただければと思います。
ヒナを見つけたらどうすればいいかが書いてある
ハンドブックもお配りしました。
2日目は双眼鏡を使ってバードウォッチングを予定していたのですが、
残念ながらそれはまた来年…。
愛鳥週間は5月16日までとなっていますが、ぜひそのあとも
野鳥たちのことを考えていただけたら、とても嬉しいです。
(R)
2018年05月15日