- 公益財団法人 えどがわ環境財団
- 自然動物園
- イベント・講座
- ヒツジの毛刈りのイベントを開催しました
イベント・講座
ヒツジの毛刈りのイベントを開催しました
5月4日は毎年恒例のヒツジの毛刈りでした。
天気にも恵まれ、たくさんの来園者で賑わいました。
今日の主役は2頭のヒツジ‼
こまちちゃん(11才)とあかねちゃん(9才)です。
なぜ、この時期に毛刈りが行われるのでしょうか?
ヒツジは自身で毛の生え変わりができないため、人の手によって
刈ってあげないと生え続けてしまうのです。
また、これからは暑い夏の季節になるので、長く伸びたままでいると
ヒツジは暑さに耐えられません。
皆さんも夏にダウンジャケットは着られませんよね?
ヒツジもその時期に合わせた装いにならなければなりません。
そこで出番となるのが毛刈り職人「シェアラー」です‼
自然動物園では長らく「仲田さん」による毛刈りを行ってきました。
なんと16年もの間、当園のヒツジを刈り取ってくださっています。
人それぞれに個性があるように、ヒツジにも個性があり、クセもあり…
それを知り尽くした仲田さんだからこそできる技なのです。
1頭あたり1分もかからずに刈り取る職人さん!
本場ニュージーランドではヒツジ1頭が1ドル計算のため、
刈れば刈るほど収入となり、1人で何百頭、何千頭と
刈り取らなければならないのでゆっくりしていられません!
とはいえ…
当園は2頭だけですので、仲田さんも本気を出すと午前だけで
終わっていしまいますので、楽しみが無くなってしまいますね…
そこはしっかり午前と午後に1頭ずつわけて、ゆっくり刈り取りました。
トップバッターはあかねちゃん!
中央に連れられていざ、毛刈り!
相手はヒツジ…
動いてしまえばバリカンでも危険です!
ここでヒツジの動きを抑える「保定」に入ります。
仲田さんの両足の間にスッポリと収まり、身動きとれないあかねちゃん…
両手を使わずに両足だけでヒツジの動きを抑えます。
見事です!
まずは後ろ足から始まり、
腰周り、
頭から首へ、
さらにヒツジを寝かせて肩の周辺を刈っていきます。
次に来園者の中から毛刈りの体験です‼
子供たちが元気よく手をあげてアピールしてくれますが、10名までなので
あっという間に決まってしまいます。
次回の参加をお待ちしております。
大きなバリカンを持って、刈ってくれました‼
仕上げは仲田さんに‼
残った背中の部分を一気に刈り取ります。
刈り取った毛は…
こまちちゃんが2.1㎏、あかねちゃんが3.3㎏…でした‼
夏仕様のスッキリした姿になりましたので、見に来てね!
あっ…ヤギと間違えないでね…
(A)
2018年05月11日